見出し画像

「ラテンアメリカ・カリブ諸国大使館チャリティーバザール」に行って~人生の休戦を楽園に~

中南米諸国の大使館が主催しているイベントに行ったら、マスコミが報じない世界情勢の真実が分かりました……なんてことは無く、寧ろそういった真面目な話を全て置いて楽しめました。

ビルの間や海の近くを縫うように走るゆりかごめの中で揺られながら、竹芝駅に到着しました。

イベントが行われている東京ポートシティとは逆側に出てしまい、遠くに見えるレインボーブリッジやお台場を眺めた後、場所を再確認し、会場に入りました。

建物内のブース(雑貨、現地の音楽CD、パッケージ化されたチョコ等の食べ物が売られていた)と外のブース(食べ物、お酒、コーヒー等が売られており、飲食スペースも複数あった)に別れていました。

出入口から近いところにあったベネズエラ大使館のブースに行くと、大使の方がおられました。実は昨年末に代官山のギャラリーでばったり出会っていたのですが、覚えて頂いてたらしく、感動の再開となりました。(大使は無数の方々と話されたりとかなり忙しそうでした)
また、田園調布でベネズエラのチョコを販売されている方や、インターンで大使館に勤められている方々と、和気あいあいと話ができました。これは他の国のブースでも知ったのですが、必ずしも、当該国に精通していたり、ルーツがあったりしなくても、大使館で働くチャンスはあるみたいです。

ちなみに会場におられたある方の話ですと、米国大使館、ベネズエラ大使館両方行ったことがあるが、前者の方がお堅い雰囲気で、後者の方が開放的だったとのことです。
たださすがに、知り合いが今度ベネズエラに旅行する、という話をした時には、治安が悪いのに凄いね、と言われました。現実を垣間見た気がしました。

チョコ、ベネズエラ人アーティストの描いたイチョウのポストカードを買いました。

次にパナマ大使館のブースに行きましたが、日本人スタッフも多く、かなりの充実した販売内容でした。スタッフの方と話したのですが、日本の有力企業の多くがパナマ運河のお世話になっているという事で、スタッフの多さやブースの充実ぶりは、そうした政治経済面の関係を反映している気もしました。先住民が作った、切った布を何重にも重ねた厚みのある頑丈な作品を買いました。(見出し画像のものです)

次にニカラグア大使館のブースに行きました。パナマとは打って変わってこじんまりとしたブースでしたが、日本人スタッフもニカラグア人の大使も丁寧に応対頂き、買い物はしませんでしたが、ニカラグアの英雄サンディーノがあしらわれた布や、現地の詳細な観光地図、大使の名刺を頂きました。

そう、ニカラグアのブースでは買い物はしなかったのですが、外のブースに食べ物コーナーもあるからという事で、建物内ブースを一通り回った後、早速ニカラグアの食べ物をごちそうになりました。名前を忘れてしまったのですが、笹の葉(?)の中に豚肉や米(粉のような細かさ)等が入っており、スパイシーでなかなか美味でしたが、汁が手にこぼれ大変でした。
(調べたらナカタマルという料理みたいです)

現地で絶対食べたいおすすめニカラグア料理10選! | Spin The Earth

ちなみにキューバブースでモヒートを買い、頂きました。昼呑み~。

ポートシティ前の道路には大使館関係と思われる車がズラリと並び、中南米諸国の方も日本人も増えて来て、かなりの賑わいとなってきました。私はブラブラと歩き、ハイチのラム酒を少量試したり、ニカラグアのコーヒーを瓶で買ったりしました。

最後に建物内のハイチブースに行き、トカゲ(?)の雑貨と模様が刻まれた石を買いました。

中南米諸国は、ニュースで調べるとネガティブな内容も多く、混乱と腐敗が渦巻いているように思えます。そういう面も確かにありますが、日本も混乱と腐敗、衰退を長期スパンでゆっくりと進行させており、そのうちよその国の事が言えなくなるかもしれません。会場にいた誰もが、人種やあらゆる属性を問わず、出店していた国との多様な関係と、日本との関係の中で、日常を過ごし、大げさな言い方をすれば生き残っていかなければいけない訳です。

まあでも、生き残りがどうとか言ってみても、休みの時ぐらい(これも大げさに言うと休戦?)楽しんで多様な文化と交わればいいと思います。
寧ろグローバル化が進み、個々人がそれぞれの持ち味を活かして生き残りの場を作るべき昨今の方が、色々な垣根無く、新たな文化やチャンスが生まれて楽しい面もあるのかもしれません。

また、今日話した人々と、どこかの素敵な場で再開できますように。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?