キリスト教主義という偶像崇拝

　私はあと３日で、新卒で勤めたキリスト教主義の中学高校を辞めさせられます（辞めるのではなく辞めさせられます）。ようやく偶像崇拝から足を洗うことができます。偶像崇拝（ぐうぞうすうはい）とは、神ではないものを神のようにあがめることです。キリスト教主義は、壮大な偶像だった。キリスト教は突き詰めると主義にはならない。

　多くのキリスト者がこの学校を去りました。私が勤めた16年前も、ある当時、若かったキリスト者が亡くなりました。風呂で溺死とも聞きましたが、自死の可能性もあると思います。ある良心的な当時若かったキリスト者は外国留学に行き、戻って来ませんでした。有力な学年主任で、他校に行ってしまったキリスト者がいます。ここ２年の私の休職していた期間だけでも、同じく長期休職に入ったキリスト者もいますし、自殺したキリスト者もいます（これは推測でなくほんとうの自殺。ネットに出ている）。奥さんが理事長にハラスメントを受けて休職をはじめ、転勤したキリスト者もいますし、私も辞めさせられる。私は偶像崇拝をやめる。

　この学校はキリスト者でなくても校長や理事長になれます。もちろんそれは構いません。キリスト者でないすばらしい上司もいますし、最低のキリスト者上司もいますから。しかし、いまの非信者である理事長と校長は、非信者である以上にアンチキリストですからねえ。それは困ると思います。理事長は14年前に校長であったときに、本気で私を辞めさせようとしました（あまりにダメ教員で）。いまはほんとうに辞めさせられます。先ほども述べましとおり、彼はある女性職員にハラスメントをして精神病にさせ、休職ののちにその人は辞めましたし。この件、明らかになっているのに放置されていますよ。いまの校長は、５年くらい前に主治医が「猛獣」と呼んだハラスメント上司で、２年くらい前から校長になりました。

　この学校の本当の宗教は「学歴信仰」です。大学進学実績が第一なので、それで食えている学校です。もっとも入学者やその保護者からはあまり進学実績が期待されているわけでもないみたいですけどね（そこまでの一流の進学校ではないから。三流だから）。期待されているのは、厳しい指導です。雷を落とす教員が多かった。私には真似できなかったけど。もちろんキリスト教主義は期待されていませんよ！入ってからキリスト教の学校だと気づく生徒さんや保護者も多いです。聖書とはもっぱら教員が生徒の頭をなぐるための道具です（そのように口コミに書いてある。かろうじて聖書に関する言及がそれひとつ）。こういう看板だけのキリスト教学校って、公式サイトでわかるものですよ。あるとき見たある別の学校のサイトがそうでした。一見、聖書の言葉が堂々と書いてあるので惑わされますが、よく読むと大学進学実績教だということがよくわかるキリスト教学校のサイトはあります。

　なかには「猛獣」と仲良くやっていけるキリスト者もいます。しかし彼は近くの観音様の前を通らないことを幼少のころキリスト者である親から教わったこと（あそこには異教の偶像がまつられている）を教会で誇らしげに語って好評を博したようです。しかし、観音様の前を通るよりはるかに大きな偶像崇拝があります。それは、この学校に勤務して給料をもらって生計を立てることです。