3つが数えられないアインシュタイン
本日の記事はたいしたことがないですよ。人様の受け売りですから。
以下の記事に出会いました。
この本を読んだわけではないのですが、黒柳徹子さんが、エジソン、アインシュタインと並んで学習障害(LD)だったという話です。
徹子さんについてはよく知りません。ただ、小学校のころにとても理解のある先生に巡り合って才能を伸ばす方向で生きて来られたこと、「とても変わったかたである」ことなどを知っているにとどまります。
「発達障害」などという言葉がなくても理解ある大人に恵まれればうまく生きられる証拠みたいなものです。私の親が「あのころ知っていれば」とときどき(よく父が)言っていましたが、そうではないことがよくわかります。私の両親はあれから40年がたつ現在でもまったく理解がないですもの。
アインシュタインについて知っていることを書きます。たしかに3つか4つくらいの数を数えることが苦手だったようです。アインシュタインはヴァイオリンが弾けました。アインシュタインくらいの大学者になりますと、共演の相手もすごいのでありまして、世界的ピアニストのルービンシュタインと共演することがあったそうです。練習で、アインシュタインは「1、2、3、ハイ」と入るところがどうしても入れません。ついにルービンシュタインは「先生は『3』という数も数えられないのですか!」と言ったそうですが、その通りなのです。アインシュタインは3つとか4つとかを数えるのが極めて苦手でした。
「3や4が数えられない人が相対性理論など思いつくものか」と思うとしたらそれは早合点です。人間の能力はそんなに単純ではありません。自分をアインシュタインにたとえるのは気がひけますが、それでもアインシュタインとも同じ命だと思いますから書きます。私も学生のころ、教会のバザーで屋台のおつり係をやり、ひんぱんにおつりを間違えて「きみ数学科だろう?」というツッコミをいただいたものです。私はドラーム・コホモロジーもベクトルバンドルもニールセン・サーストン理論も理解していました。でも屋台のおつりの計算は苦手でしたね。だから相対性理論は思いつくけれども3や4は数えるのが苦手な人というのもなんとなく実感を伴って共感することができます。ヴァイオリンが弾けることまで含めて。
書いてみて思いましたがそれほど受け売りだけでもないですかね。このことを実感を伴って共感できる人の書いた記事になりました。