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痛みから逃げる

画像との関連性は皆無。


4月15日、四年半勤めた会社の最終出勤日だった。

四年半もいるとお世話になった方や挨拶する方が多く、定時で帰れると思ってたら結局残業までしていつも通りの帰宅。

いつもと違ったのは、
私の気持ちくらい。


ここで、「晴れやかな」気持ちと唄えないのには訳がある。

次の仕事がコロナの影響で幸先不透明なのだ。


こんな中だから、仕事を辞めるか迷った。

本当は迷ったふりをしてきた一年間、十分迷ってきたから、今すぐ辞めたかった。


だから、晴れやかな気持ちのはずなのに。



本当の理由は別にある。



元、上司への退職報告が出来ないでいた。




契約まで一緒に走り、退職後にも私をサポートしてくれ、営業課長にまで成長させてくれた上司。

これだけなら、真っ先に相談し、報告するべきなのは明らかである。


でも、しなかった。



なんなら、電話帳の断捨離リスト上位に居たので、連絡先を消していた。



その理由なんて
女の感情以上になにがある?



上司が在籍中、半年ほど不倫関係にあったのだ。


その上司は、仕事は出来る。
でも、女性関係はクソで、だらしなくて、すべての問題を金で解決してるくせに、私に寂しさの穴埋めと八つ当たりという甘えを大いに見せつけてくる言葉の暴力野郎だ。


良くわからない自分論の価値観を
最後の一年間は嫌というほど聞いてきた。

私の部下に、あたかも私が考えましたよと言わんばかりの口調で伝えれるくらいには、それはもう嫌と言うほど聞いたのだ。


それは、私がどこかで正論だと認識しているからに他ならない。


ただ、彼から発せられる言葉を素直に飲み込めなくなったのは
不倫関係になってしまってからだ。

女の感情は、時には仕事にも支障を来たす。


だから、彼には退職報告をせず
剰え今後の関わりを一切断つつもりであった。


退職の事は別ルートで必ず耳に入るはずだし

私が連絡しない意図は

感の鋭い上司ならわかるはず。

だから、電話してこないだろうと踏んでいた。


そしたら、知らない番号から電話が。


不覚にもとってしまって、後悔した。



理由を根掘り葉掘り聞かれ
次の職場の事まで伝えて

電話中 これ以上正論の刃で滅多刺しにしないでほしくて
ひたすら泣いた。

それすらも、勘に触るらしい。
怒鳴られて、一言



「退職おめでとうくらい、言わせて欲しかった」




てめぇの脳味噌はお花畑か?


人として仕事はちゃんとやれと言う上司
女性問題をぐちゃぐちゃにしたまま堂々と言える神経を疑う

正妻に子どもが3人おって、彼女の間に一人おって
最近また別の人孕ませたと聞いた。


「全部本気なら仕方なくない?」

平気で言えちゃう、そんな人に何度か身体を許した自分が許せない。

何を言われても

あなたの事を斜めにしか見れなくなってる。



これは、私の価値観。



だから、電話では言葉の暴力を受け取るだけに徹する。


この関係性が気にくわないとは言わせない。


そうさせたのは、他でもない貴方だ。


私はもう、貴方を受け入れるつもりは毛頭ない。


しつこくされようが、いくら暴言吐かれようが、周りを囲われようが、逃げることに徹する。



だって、
散々向き合って本心を伝えたのに


全部自分の価値観の押し付けしかしてこないんだもん。


貴方に受け入れる気がさらさら無いんだもん。



それじゃ、何も生まないのに。




ただ、ただ、
仕事だけめちゃくちゃ出来る孤独なオトコ。



貴方が本当に欲してるのは


何があっても切れない絆だって



早く気づいて。



あぁ
苦しくて泣きすぎた。

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