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【小学生のサッカー】異学年チームでプレイする中で見えたこと

この週末は、小学5年息子のサッカーの試合がありました。
コロナ禍になってからというもの、試合そのものの数が減っていました。
それでも小学校最高学年である6年生の試合は比較的組まれていて、そちらに息子は出させてもらう機会もありました。
しかし、自分の学年のチームの試合は久しぶりのこと。
本人以上に親も、子どもがどんな活躍(?)をするのかワクワクしていました。

この記事では、地域のサッカークラブでプレイする子どもを応援する親が、思ったことをつれづれなるままにまとめています。サッカーに限らず、大人の働き方にも注目してみました。


小5が小6のチームの試合に出るということ

中学生はたいてい、学校単位のチームで試合をすることが多い印象です。○〇中学対●●中学、といったように試合が組まれて、学年ごとで対戦することはほとんどありません。

しかし、小学生の場合は学年単位の試合が多くなります。学年ごとで発達段階が大きく異なることが影響していると思われます。
学年ごとのチームが組めない場合でも、低学年チーム、高学年チームが構成されて試合をしているケースがほとんどです。

チームの人数が少ないと、下の学年の選手がメンバーとして召集されますが(5年生の試合に3年生が出る、といった感じ)、息子のチームは1学年10人以上、わりと人数がそろっています。
6年生のチームも試合人数は足りているけれど、息子の学年、つまり5年生の一部のメンバーは、5年の試合が少ないことや、経験値を上げるためなどといった理由からか、いつも6年の試合に参加させてもらっていました。
息子も6年生に混じって試合に参加するというチャンスが何回かありました。

どんな状況であれ、試合に出る機会が増えるということは、活躍の場が増えるということで喜ばしいことです。
でも、一つ上の学年のメンバーと一緒に試合に出る姿を見てきて、今まで見えていなかったものも少しずつ見えてきました。

新たな気づき

普段、高学年としていつも6年生や4年生とも一緒に練習している息子。
習い事の都合で時々中学生の練習にも参加することもあります。そのため、学年が違ってもわりとフランクに輪の中に入ることができていました。

それでも、違う学年の試合に出るとなると、その学年のチームカラーにほんの少しの色を添える程度の存在感しか示せないということに気が付きました。上級生に遠慮してあえて存在感を出さないようにしているのか、それとも自然とそうなってしまうのかはわかりません。何となくそんな印象を持ちました。
なぜか。
6年生のチームでは、試合に出る機会があっても、フルタイムで出るわけではないからかもしれません。ずっと出ているのが6年生の中心メンバーになるので、彼らが引っ張るチームのお手伝いをするくらいの意識になってしまう気がします。

当事者である子ども達は、実際にはあまりそういうことを意識していないのかもしれません。
しかし、親の目から見ると、本来の学年のチームメンバーで試合をしたら役割がまた違ってくるような気がしていました。そんなこともあり、5年生チームで試合をする様子を見たい!とわたしは思っていました。

待ちに待った自分たちの試合

そして、この5年試合。もちろん観にいきましたよ!

自分たちが主導権を持っているという感覚を子ども達が持っていたかはわかりません。6年生がいるときと違うのかどうか。それもあえて確認はしませんでした。
それでも、いつも6年生の試合でキャプテンを務めている先輩選手のように、息子も積極的に指示を出して仲間同士で声をかけあっていました。6年生チームでは見られなかった態度です。やはり、当然のことながら状況によって態度も変わってくることを感じました。

コーチは、6年の試合の中では補助的な立場だった5年生が、どのポジションに割り当てたらそれぞれの能力を発揮できるか見ているようでした。

点を取れる選手、よいポジションにすぐ動ける選手、ボールをキープできる選手、全体を見ることができる選手・・・。

このようにコーチの考えを想像しようと思えたのは、今まで6年生の試合での様子を見てきたからかもしれません。

プロの世界を勝手に想像してみる

息子の試合から、今まで何気なく見ていた移籍を経験しているプロスポーツ選手について考えてみました。どの選手も、すんなり環境に馴染んでプレイしているように思っていたけれど、移籍した場合は、組むチームメイトが変わっていたこと、そんな状況を受けて試合に臨んでいることをあらためて意識しました。急にプロ選手に近づいたような気持ちになりました。
彼らも新しいチームの中で役割の変化を感じるのかもしれませんね。

ただ、プロスポーツ選手に限らず、普通の社会人も職場の部署が変わったり、異動があったりすることを考えると、大人になっても環境の変化に自分を合わせていくことは特に珍しいことではないとふと気づきました。
環境が変わる中で、自分の力をどう発揮していくか。無意識か意識的かはわからないけれど、そんなことを考える状況になるのは、決して珍しくはないとも思います。

息子は、そんな経験の基礎をまさに今体感しているのかもしれないと思ったのでした。

異学年チームでプレイする経験も持てたこと。
それも、大人になって新しい環境で生きていくときに必要な力を身につけるヒントとなっているのかもしれない、と思った次第です。

今日もここまでお付き合いいただきありがとうございました。


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