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言葉を与えられていない現象は意外とある?

「ファントム・バイブレーション・シンドローム」という言葉を知っていますか?
私が初めて知ったのは、多分半年ほど前のクイズ番組を見ていた時でした。

バイブレーション機能を有している携帯電話などの機器が、実際には着信を通知しておらず振動もしていないのに、振動していると錯覚してしまうことを何と言うか。

というクイズの答えに、涼しい顔をして答えていた人がいたのにもビックリしたけれど、その現象を表す言葉があったことにかなりの衝撃を受けました。

私もその時までに何度か、似たような状況で電話が振動していないのに振動している感覚に陥ったことがありました。
そして、それは自分だけに起こる、取るに足らない一時的なできごとなのかと思っていました。

ちなみにこの「ファントム・バイブレーション・シンドローム」、あまりひどいようなら放置してしまうのはよくないようです。スマホ依存の恐れもあるので、専門医に相談する必要があるとのこと。


そういう言葉は意外とたくさんある?

先日「高橋源一郎の飛ぶ教室」というラジオ番組を聞いていた時も、「デジャヴ」という現象を感じながら、それにあたる言葉を大人になるまで知らなかったという高橋氏の話にはっとさせられました。

現象をみんなが共有して、これは1人だけが感じるわけではないと多くの人に認められた時に、言葉が与えられるのでしょう。
十分調べてはいませんが、「デジャヴ」も「ファントム・バイブレーション・シンドローム」も心理学、認知学、脳神経学などの研究者の間から生まれた言葉のような気がします。


今の私が「言葉を与えたいと思っている現象」があります。
それは

負けたくないとか、自分の方が正しいと思って意地を張ってしまっているときに、相手の方が大人の態度をとっていて、そのことで逆にこちらのほうが恥ずかしくなってしまう気持ち。

そんなことってありませんか?

だれかと喧嘩をしてしまった時、お互いが同じように意地を張ってしまったときは気まずいままですが、逆に相手が大人の態度をとると、こちらが反対に申し訳なくなってしまう、といった感じです。

他にも、
「部活や職場などの仲間同士がもめそうになった時に、上から目線バシバシで攻めるのではなくて、一緒にやろうよとか、気づかなくて申し訳なかった、みたいな態度で寄り添ってみる。
すると相手の態度が軟化して、それまでの態度をもしかして反省してる?と感じるくらいのことがある」
といったこともそうなのかな、と思っています。

大発見したみたいな気持ちになっていますが、この現象に当たる言葉はまだないのでしょうか?
いや、それともみんなそんなことを感じたことはないのでしょうか?
これを一言で言えたらなんだかスッキリしそうな気がしています。

皆さんの周りにも言葉が与えられていないけれど、誰もが思っていそうな現象だよな、と感じることはありますか?



かなりどうでもよいことを考えてしまいました。
今日もお読みくださりありがとうございます。


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