見出し画像

「やる気の続く台所習慣40」高木ゑみさんが遺したもの

料理研究家であり、台所コンサルタントの高木ゑみさん。何かで著書が紹介されていたのを見て、気になって読んでみた。

家族に料理を作ったら、美味しいと言われたい。
それでいて自分の時間も上手く活用したい。

ちょうど、そんなことを考えていた時だった。

時間を上手く使うには

料理は、作って食べて、とその部分だけ考えると短い時間でできることのように思うが、買い物から片付けまで考えたら一日の大半を占める作業になってしまうという考えが新鮮だった。言われてみればその通り。

そう考えると、料理全体にかける時間を減らす工夫はできる。そのヒントがこの本に詰まっていた。

まず、今の私が取り入れようと思ったのが以下の3点。

✅料理するための買い物時間を減らす
 週4回買い物に行っていたところを2回にする
✅メニューを考える時間を減らす
 定番レシピ本を家族ご飯のネタ帳にする
✅味付けの比率を頭の中に入れておく
 レシピを見る時間をなくす

時間を生むには習慣から

最近、時間をどう効率的に生み出すかを考えるようになっている。
時間術の本も読んで実感しているのだが、習慣化することで時間を生むことはできる。

料理の手際・手順も、習慣化できるという考えはなかった。しかし、この本を読んで、料理という家事も習慣にしてしまえばよいということに気づけた。

さらに一歩進み、最終的には「やる気が続く」ようにすることが大事だという。

そのためには家事が嫌にならない仕組みづくりが必要だ。その仕組みができていれば、時間を有効に使える。時間的余裕が生まれると他のことをする気にもなるし、さらに効率よく台所仕事ができる。

台所習慣も「整理・収納・掃除」が大事

料理を作るだけでなく、その後のことや作るための環境づくりにも言及していた。

実は私は整理収納や掃除が苦手である。そのせいもあり、整理収納に関する本も読んでちょこちょこと自分の生活に取り入れている。

わたしにとって、片付けに関することを習慣化するのは難しいと思っているけれど、高木さんの提唱する洗い物のコツ、

洗い物は調理中に少しずつ、ではなく食前に一気に!

で、少しハードルが下がった。

まとめ

わたしにとって有益な情報が多いと感じる本だった。それでも読んだ内容を忘れてしまうだろう。でも、忘れることを前提で何度でもインプットしていけばいいと思っている。

高木さんの積み上げた知識やスキル。全部を取り入れようとは思わないけれど、共感できる部分は積極的に活用していきたい。
まずは時間を意識することと、食べる直前に片付けること。この2点は早速今日実践することができた。

高木さんは、2021年3月に肺がんで他界されている。35歳だった。2020年10月にステージ4のがんであることがわかった後も精力的に仕事も続け、前向きに生き抜いたという。

高木さんの遺したスキルは、これからも多くの人に引き継がれ、生き続けるだろう。

この記事が参加している募集

スキしてみて

よかったら、サポートをお願いいたします。いただいたサポートは明日への活力と、クリエイターとしての活動費として使用させていただきます。