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音読の宿題、ちゃんとやっていますか?子どもの音読、聞いていますか?

国語の教科書の音読の宿題、小学校ではたいてい課されると思います。
自分自身だけでなく、小学生のお子さんがいる方はちゃんとやっています(した)か?

我が家はほとんどできていませんでした。

我が家の場合

我が家には現在中学1年の長女、小学4年生の長男、小学3年生の次女がいます。
長女が小学生の時、音読の宿題が出ていてもほとんどチェックすることがありませんでした。
音読の宿題は、してもしなくても先生からはわからない、と親も子どももたかをくくってついつい省略していました。

長男の場合は遊びやサッカー、塾に学校の宿題など毎日忙しいといって、自ら省略していました。親も提出する必要がある宿題ばかり気にして、音読の宿題の中身については特に何も注意をしていませんでした。

そういえば毎日の音読の宿題には、先生に提出するチェック表がありました。それにもかかわらず、やっていないのにサインだけして提出、なんてことが何度もありました。

夏休みなどの長期休暇の時はひどいものでした。
最終日に音読のサインを書いていない!(もはや音読してないと言わない)と大騒ぎ、慌ててチェック表にサインを書いた時もありました。

私自身が小学生だった時はどうだったかというと、音読が恥ずかしかったので私は逃げていました。しっかり音読の宿題をした記憶がありません。

ただ、次女だけは以前から真面目に向き合っているのです。
「おかあさん、今から読むからちゃんと聞いてね!」
「今日の音読の目標は3番だからね!」
真面目だな、と思いながらもついつい面倒くさいと親の方が思ってしまっていたくらいです。


たかが音読、されど音読

ところが、長男が中学受験を意識し、そのための塾に通うようになってクラスミーティングに参加したときのこと。

国語はまず音読をしてください。
苦手なお子さんほど大事です。

と言われたのです。

言葉の意味が理解ができていないと、おかしなところで切ってしまい、言葉の意味が通らなかったり、イントネーションやアクセントが不自然になったりする。

親が子どもの音読を聞くことによって、子どもがどこを理解できていないか確認できる、そのような説明をされた記憶があります。
その話を聞いて以来、音読もしっかりチェックすることを心掛けるようになりました。

そういえば確かに、音読で子どもの理解不足に気づいた経験がありました。
以前私は塾の講師をしていた時に、意味を理解しないで読んでいた子どもがおかしなところで文を切っていた場面に遭遇したのです。
その子は「翼をください」の「翼はためかせ」という部分を「翼は、ためかせ」と読んでいたのでした。音読させたことでその子の勘違いに気づくことができたのを思い出しました。

学校の教科書を読む気にならなかったら、塾のテキストを読む、新聞の気になった記事を読む、それでもいいということにして音読を今更ながら大事にするようにしています。


音読をしっかりするようになってからの変化

中学生はもう音読をすることがないので、聞く機会がありません。残念💦
長女の音読に向き合えなかったことを、今更ながら後悔しています。

でも、小学生は時間を意識して音読を聞くようにしています。

その結果、大きな変化がありました。
子どもがごまかすことをしなくなったのです。

自信がなさそうにしていると、親がツッコミをいれるようになったからでしょうか。

ただ、ちゃんと聞いていないと逆に私が子どもから怒られるようにもなりました。
一通り読み終わった後、
「はい、今読んだ文の題名は?」
「何人の人が出てきた?」

子どもからのチェックもなかなか厳しいものです。
片手間で聞いていると怒られてしまいます。

子どもは気まぐれで手厳しい。
でも、これからも子どもたちの声に鍛えてもらいながら、音読の宿題と向き合っていきます。






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