見出し画像

意識高い系フリーランスが教える、「絶対に」集中できる在宅ワークって?笑

…なんて、あるわけないじゃないすか!あったら私が知りたいわ。「集中力が金で買えるなら、俺が買い占める」って、北方謙三先生も行ってたぐらいなんだからさー(うろ覚え)。

むしろこのタイトルに釣られちゃったあなたこそ、在宅サボり癖ワーカーと一方的に認定させていただく。仲間認定、異論認めず。

そんなあなたに、在宅ワーク歴十数年の私の、長きサボり歴より導き出された、「ちゃんと間に合うサボり方」の極意を伝えたい。主にアイデア職の方向けになってしまうが、別の職種の方にも、お役に立てる片鱗があるかもしれない。

サボり方①マイルドにサボる

仕事の本筋の周辺でサボる。例えばマスカラの広告のアイデア作業をしているとしよう。「まずは使用者の口コミでもチェックするか」と、最初は当該マスカラの口コミをググってるのだが→だんだん脱線して、自分が欲しい別のコスメの口コミへと流れていってしまう。

非常によくある脱線例だが、実は意外とプラスになることも多い。自分の目線がクリエイター→ユーザーへと自然に切り替わっているので、ユーザー目線の良いアイデアを生み出せたりすることも。

「マイルドサボり」はむしろ推奨。ただし、時間的にめちゃめちゃテンパってる時はやめておこう。本格的にアイデア出し作業に取り掛かる前の「頭のストレッチ」としてが一番有効だと思う。

サボり方②本格的に、サボる。

いわゆる、本腰を入れたサボり。ゲームしちゃったりNetflixで呪術廻戦観ちゃったり。なんだったら、家事とか料理とかに逃避しちゃったり。在宅ワーカーの視界にはサボりの誘惑が多すぎるんである。

さてどうするか?

②−1 スマホのタイマーをかける。1時間だけ思いっっきりサボる!

②−2 サボりながらも頭のどこかで仕事する。

呪術廻戦に登場するキャラやセリフにヒントがないか?料理の手順の中に、今の仕事に使えるワードがないか(先程のマスカラの例で言うと「アイメイクの盛り付け完了」とか)?強引にでも仕事に結びつけながらサボる。意識を仕事から完全には切らさない。

一度意識を完全にオフにしてしまうと、仕事に戻るのが、とてつもなく面倒くさく感じるものだ。頭の中の仕事用ウィンドウを完全に閉じないことで、バックグラウンドで少しでも何かが進んでいたりするのだ。

②−3 散歩に出る。環境を変える。

本当にヤバいのに、どうしてもサボりが止まらない!そんな時は、その場をすぐに離れるべき。カフェに行ってもいいし、ただただ散歩しながら考えをまとめてもいい。

ちゃんとした服装に着替えて(これすらも面倒くさい在宅ワーカーも多い→ソース私)ノマドワーカーが多いカフェへ。みんなが仕事してる、シャキッとした環境に身を置くだけで、いきなり集中できてビックリする事も多い。人間て本当に環境に左右される生き物だ。

③それでも全然集中できない!

ここまでいろいろな手を打っても集中できない場合…「自分が悪いんじゃなくて、仕事の側に問題があるのではないか?」と、仕事のせいにしてみる。

「フリーの風上にも置けないやつ」と非難を浴びそうであるが、それなりに歴のあるフリーがそこまで仕事にノれない、集中できない場合、仕事の前提やベースになるロジックに、歪みやねじれがある場合も多いのだ。

一度うんと距離を取って、クールに仕事の全体像を眺めてみる。「この前提に無理がある、納得できていないから、集中できないんじゃないかなぁ」という箇所が見つかったりする(しつこいけどマスカラの例だと「リモートワークに映えるマスカラ」として売りたいとか。需要ないわけじゃないだろうけど狭すぎないか?みたいな)。

その場合、思い切ってその前提にのっとらないアイデアも提案してみると、思いのほかうまくいく場合も。

先ほどの例で言うなら、お題であるリモートワーク用マスカラのアイデアも(納得してなくても無理やり)ちゃんと準備した上で、「ちょっとターゲットが狭すぎるのではないかと思いまして」と前置きして、自分なりのアイデアも提案してみる。

「乗り気じゃないのに、納得してないのに、やらされてる」と思うと、とたんに作業の手が遅くなり、サボりスイッチが入ってしまう。

「やらされてるモード」を脱して、「私の仕事!」と自発的な気持ちを保つことができていれば、多少サボろうが、オーダー通りではない物を提案しようが、結果は良いことが多い気がする。

そう考えると、在宅ワークで結果を出すための必要条件て

「この仕事は、ほかの誰でもない、私の仕事だ!良い仕事にするんだ!」

…と、意識できてることかもしれない。

うっかり意識高い結論に達してしまったが、

在宅ワークとは、「どれだけ仕事を自分ごと化できているか?」があぶり出されちゃうワークスタイル。

在宅ワーカーの皆さん、今日もサボりつつ、脱線しつつ、仕事を愛して、生き抜いていきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?