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不妊治療の保険適用化の目的は少子化対策ではない?


先日ヤフーニュースで不妊治療が保険適用になると記事になっていました。
勤めていた頃からヤフコメを見るのが好きで
今回も皆さんのコメントを読んでいたのですが…

できるかわからない子どもに税金使うな

それを見てつい反論したくなって
はじめてヤフコメに意見を投稿しました。

もちろんそういった意見があることも踏まえなければいけないなと考えるきっかけにはなりました。
でもそれをいうなら治るかわからない病に保険を使うなってことになると思うんです。

そのほかにも、

個人的なエゴで国民全員の負担が上がるのがおかしい

→たしかに子どもが欲しいのは個人的なエゴと言われればそうだ。
でも私たちが年老いた時に将来の面倒を見てくれるのは、今はまだ小さい子どもたちやこれから生まれてくる子どもたちです。
1人で生きていけるとでも思っているのでしょうか…


車や家が欲しかったらたくさんお金必要でしょ?ないもの欲しいなら金払うのは当たり前。

→命を車や家のように耐久消費財と同等と思っている時点でお話にならないと私は思っています。


少子化対策だとしたら費用対効果が圧倒的に悪い

→費用対効果で考えるとどうなのかは正直わからない。
それでも今までは“自由診療だから”と諦めていた人たちが
治療をできるきっかけになればプラスになるかもしれない。

ですがこの文には続きがあり、その一文は少しびっくりする考え方だった。

不妊治療の保険適用は1人の国民が幸せになるための施策。
それはそれで大切だし少子化対策とは関係なく考えたほうがいい。

…なるほど。そう考えてくれる人もいるのか。と思った。
少子化対策として保険適用にすることには疑問があるが
少子化対策を切り離せば国民(納税者)が幸せになれるいい施策だし
不妊症で悩む国民が救われるならやってもいいと思う。
そういう事だろうと理解した。

この考え方は思いつかなかった。


そもそも国は少子化社会対策の一部として不妊治療の保険適用を決めてくれたはずだ。
前総理の菅さんは少子化に対処し安心の社会保障を構築するためにと奔走してくれたし、私もそう思っていた。


実際のところ費用対効果がどのくらいのものなのか結果が出てくるのは数年後だと思うけど
(一部欧米では着床前検査含めて保険適用されていて費用対効果はプラスらしいですが、日本はこの検査は適用にならないそうですね…)
不妊で悩む人が1人でも減って幸せになれる人がいるのなら
不妊治療に保険を使ってもいいよと言ってくれる人がいることに少し救われた。

私は勝手に「少しでも少子化を食い止めなければ…!」なんて大きなものを背負い過ぎていたのかもしれない。笑



この問題に賛成の人ばかりではないとは思っていたけど、想像以上にいろんな意見があって驚いたし勉強になった。

でももうヤフコメに意見を投稿するのはやめようと思った。
気分の良くないコメントが来てもそれには怖くてレスできなかったし。笑


私には見たい人だけが見てくれるnoteが合っているんだなと再確認できました😊

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