17歳で死ぬと思ってた──人生のゴールの話
「1999年7の月に人類が滅亡する」
ノストラダムスの大予言である。
一世を風靡したこの大予言を、小学校1年か2年の頃に図書館のマンガで知り、私はその後の小学生〜青春時代を過ごした。
おそらく当時、この「恐怖の大王が降ってくる」という大予言を心から信じていたのは私だけではない。同じ世代の子どもたちの多くが、自分は何歳まで生きられるのだろうと指折り数えた経験があるに違いない。
「人類が滅亡する? そっかあ、やだなあ」と思いながらも、小学生くらいの子どもにとっては永遠のような未