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いろんなスタイルがあっていい

こんばんは!一週間お疲れ様です!

今日は絵のお話。

今更ながらfacebookを始め、大学時代の友人などを見つけて繋がっていっているわけなんですが、やはり美大出身という事もあり作品を投稿している友人がちらほら。

その中に、在学中とは全く違った作品をアップしている人がいて、何をしたらここまで変わるんだろう?というぐらい別人のような作品でした。もちろん何年も経っているので変わって当然なんですが、それにしても変わりすぎ!というぐらいに。

記憶を辿るとその友人は二十代後半に海外へ留学して、それまでの仕事を辞めてアーティストの道へ入っていたんですね。

なるほど、大きく環境を変えた事で受ける刺激も変化して、それが作品の変化に繋がっていったんだなと理解。

中でも変化に驚いたのは、作品の習作として描かれているデッサンでした。


【デッサンのスタイルは国によって大きく違う!】

世界中に美術の学校は存在していて、様々な試験があるんですね。

そんな中でもほとんどの学校で共通しているのが『デッサン』だったりします。基礎中の基礎なので、当然と言えば当然ですが。

でも、試験として共通しているだけで、デッサンの雰囲気は国によって本当に全然違います。

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ちょっと描いてみました。

ちゃちゃっと描いたので形がどうとかいうツッコミはなしでお願いします。w

右側が普段自分が描く感じで描いたもの。左側がとある国のデッサンの雰囲気を真似て描いたもの。

こんなんじゃねぇよと言われないために国名は伏せます。正直、真似て描くのは無茶苦茶難しかったです。w

僕が普段描くデッサンは、割と日本の標準的なデッサンなんですね。光面と陰面の質感を変えて、光面はカラッと、陰面はしっとりと仕上げる。

真似した方のデッサンは、質の差がほとんど無い状態。恐らく、質の差が感じられないぐらいに繊細に作られているんだろうなと思い、それを意識したんですが、まぁ。。。ただのっぺりした感じになってしまいました。


え、どっちのデッサンが正しいの?となりますが、答えはどっちも正しいです。

実は先ほど、日本の標準的なデッサンという言い方をしましたが、これも目的によって変わってきたりします。僕のデッサンはデザイン系の受験で多いタイプのデッサンなんですね。絵画系だと基本的な描画方法は近いんですが、仕上がりはまた全然違った雰囲気になります。

そりゃそうですよね。最終目標地点が違うのだから。


海外のデッサンも本当に多種多様で、めちゃくちゃ滑らか〜に描かれているものもあれば、モリモリに形態を描いていて光とか無視してるものもあるし、曲面を直面的にバキバキに描いているものもあったりします。

無断転載したいぐらいなんですが、危険なのでやめておきます。w

興味のある方は是非調べてみてください!


日本と海外では当然学校教育の内容が変わってきます。もちろん日本の中だって様々です。

その中で自分の行きたい学校に合わせて絵を描くのか、自分の絵に合う学校を探すのか、これって結構大きな決断ですよね。これって美術だけじゃなく、他の分野でも同じですよね。

昔の僕だったら、『自分の行きたい学校に合わせて描く』が当たり前だったんですが、大人になるとそれだけが答えじゃ無いんだなって感じる事が多いです。

もちろん環境って大事だし、それを蔑ろにするつもりはないんですが、すべきことは環境選びよりも、そこで何をするのか。

20年前の自分に言ってやりたい事です。w


StudyCollectのおかげで、また絵を描く機会が増えてきたこの頃。

改めて自分の描くスタイルを見つめ直そうかなと、そんなことを思っています。

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