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Fitbitを使ってオトナ女子層の美容研究したお話。(日本抗加齢医学会発表レポ)

こんにちは、ヘルスケアコーディネーターの大木です。
所属しているうちの1つ、株式会社 協和(フラコラ)でやってきたFitbit約1500人分のデータ研究を株式会社テックドクターさんと解析し、2022年の日本抗加齢医学会にて発表してきました!

これ、ほんと貴重だと思います。
というのもウェアラブル活動量計「Fitbit」で行った「美容」の研究であることって、とても珍しいんです。

健康管理でおなじみのFitbitで「利用者の美容意識別の行動差分」と「肌状態をAI肌解析プログラムで解析」を相関とっていて、アンチエイジング(長寿)と美容の2つの視点でライフスタイルを調査・介入検証したんですよ。
しかも、2本も採択いただいたので両方発表しました。

1本目
健康的なモデル層と一般的な世代のライフスタイル調査

フラコラでは「疲れないからだで快活に美しく過ごす」ことをIoTデバイス+アプリを通して日常生活に介入するSaaS会員制度を設計しています。

このため、理想的な日本人のライフスタイルの健康指標を設計するため、30〜70代女性にFitbitを使っていただき、快活なモデル層と一般募集層の差分を調査、閾値を設計する調査を行ったのがこちらの発表でした。こちらもプレス原稿には書ききれない興味深い結果がでています。

リリース原稿

fracora(フラコラ)運営の協和、モデル層と一般層比較による健康維持への影響因子を調査 ウェアラブルデバイス活動量計結果からデータ分析


2本目
平均53歳女性の美容意識と生活行動の傾向調査

抄録の文字数制限やポスター展示を選択した都合で文字数制限があり、触れられなかったのですが、実は商品購買データとの調査もしてあります。
つまり、美容意識と生活データ(睡眠・運動)が、美容品やサプリなどへの投資意欲もタイプによって傾向がみえました。


リリース原稿

フラコラの協和、IoT活動量計を活用した日本人女性の美容健康意識とライフスタイルの関係性を調査

これらの研究は、日本抗加齢医学会の理事長でもあられる近畿大学 山田秀和教授との共同研究であり、アドバイザーとしてはGoogle Japan  Fitbit統括責任者の千川原様、元オリンピック競歩選手でありウォーキング指導者として多くの大人女性の運動指導を行っている柳澤哲(さとし)コーチにもご参加頂きました!

面白い結果がいっぱいあったんですが、学会ではポスター発表となり、ご報告ポイントは限られたものになりました。

実際の発表は楠本さんと2人で訪問し、私個人としてはメディロム社での体調改善プログラムmeditesを2017年に、さらに2020年に協和でのウォーキング療法士とのプログラムからの関わった日本抗加齢医学会の発表としては3度目の発表でした。

肌画像解析コスメコンシェルジュの楠本さんと発表してきたよ!

医学研究って個人情報の扱いや参加される方とのデータ連携との制限などなど、とにかく倫理的にも技術環境としてもまだまだ限られた環境での条件を絞ったデータで研究されています。
それがFitbitやOuraRingを始め、おおくのAPI連携で利用者の許可をいただければ一般企業が生体データを参考に多くの研究ができるようになったのがほんとにすごい時代!!ですよね。

私は博士ではないけど、そんな企業スタッフでも博士にご指導をいただきながら日常的なデータでの健康増進研究ができるって本当に楽しいですし、これらの日常ライフスタイルの研究が広がることが多くの方の未病治療に活かせる時代になっていくと思います。

個人的には時間がとれたら大学入り直して博士号とりたいとホンキで思っているので、継続して活動をしていきたいと思っています。

研究データから協和さんとも連携をしたいと思ってくださる皆様がいらっしゃいましたら、ぜひぜひお声がけください。

お問い合わせ:株式会社 310LIFE
https://www.310.life/

みなさまの毎日がより健やかでありますように。少しでも参考にしていただけると嬉しいです。

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