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野趣と平行世界、休みの一日

20240721

道端の草がびっくりするほどしげっていて、歩道にほとんどはみ出している。前からこんなだっただろうか。この時期は草がよく伸びる季節だけど、あまりに伸びている。密集した野性味に、植物の力を感じる朝だった。

バス停の近くには、大きな赤い花がうわっていた。ずいぶん大きく、まるで赤いうちわがそこにあるみたいだ。花びらの質感も、何となく和紙っぽい。
その花が植えてある畑には、他にも野放図に植物が植えてあり、野趣がある。山口青邨の邸宅にある雑草園を思い出した。
しかし野趣というのは難しいもので、一歩間違えると単にだらしなくなってしまう。明確な違いは、野趣たるべしという意志の有無の違いだろうか。


庭先でとうもろこしの皮をむいているご夫婦がいた。しかし周囲にとうもろこしの木は見つからず(トマトならあった)、あのとうもろこしはいったいどこから出てきたのだろう。


帰宅時、ドトールの前を通って、今度ゆっくりコーヒーでも飲みつつ本でも読みたいなと思う。前の職場で働いていた時はドトールがすぐ近くにあり、よくバスを逃すと時間つぶしに滞在したものだった。
生活環境が変わると、そういう私も存在したのだという気持ちになる。まして転職だと働くというやってることは大枠で変わらなくて、内容だけが変わっているので、変化の有様がまるでパラレルに感じられる。大人の私から見る学生時代の自分とか、そういう「過去」ではなく、まるで平行世界みたいな。

バスを待ちながら見上げた建物のひさしに、鳥が二羽止まっている。しかしあまりにも止まっているため、もしやあれは彫刻など調度の類では無いのかと思う。しばし見つめていると、動いた。生きものの鳥だった。


夜、ベッドに転がっていたら眠気を感じて、早い時間に寝てしまう。案の定真夜中にはっと目が覚めて、しばらくごろごろした後に、ゲームをしてまた眠った。


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20240722

今日は休み。
久しぶりに朝9時頃まで眠った。というか、昨日変な時間に起きたり寝たりしたからか。

今日も相変わらず暑いけれど、湿気が少なく風も吹いているので助かる。
ミニトマトときゅうりを収穫し、しばらくぼーっとしているうちにお昼。そうめんと、収穫したばかりのきゅうりをスティックにして食べる。夏だなあ。

ドラッグストアに車を出すついでに、そういえば油が半分になってたっけなとガソリンスタンドへ。この間まで163円だったのが160円になっていてラッキーだった。
ドラッグストアでは、クーポンを駆使してねこの砂とおやつを買って帰宅。氷水を飲んで少し休んでから、ねこのトイレ掃除に取り掛かった。この季節は、外の水道で砂の入れ物を丸ごとざぶざぶ洗えるからありがたい。しまむらベッド(しまむらで購入したねこのベッド)とひんやりマットも陰干しした。

何となく勢いがついたので、2階に掃除機をかけて部屋のあちこちを拭き掃除し、その後植物へ水やり。日が暮れるにつれて、比較的動きやすい気温に推移していく。諸々捗ってよかった。

夕飯のコロッケカレーを食べながら天気予報を見ると、今日は特に沿岸部が暑かったらしい。ふるさとの山田町は34℃だったそうな。沿岸の夏といえば寒い記憶があるが、やませはどこにいったんだ。そりゃ鮭も帰ってこなくなるよ。


オリンピックにそわそわしているテレビをぼんやりと眺めながら、気になっていたお風呂の掃除ブラシ(とスペア)と網戸の掃除用具をAmazonに注文した。先日のセールの時に買っておけばな⋯⋯とすごく思うが、思うしかない。使ってみるのがとても楽しみだ。

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