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自分らしさを探す旅のヒント~十牛図~

十牛図って聞いたことありますか?

牛を探す童子を描いた10枚の絵。もともとは禅の修行僧が、悟りの段階にいるのかを知るための絵解き図として示されたものだそうです。

私が、十牛図と出会ったのは、とある自己啓発のセミナーでした。

私はキャリアトレーナーとして「自分らしさ」探しのサポートをしているからか、この十牛図はなんとも忘れられないものでした。

当時、「今自分はどれくらい自分らしいんだろう?」と思うことが多かったからです。人をサポートするためには、まず自分が自分らしさに向き合った経験をもっていなくては説得力がありません。

「今、どれくらい自分らしさをだせているんだろう?」
しかし、目に見える形がないので、わかりようがないんですよね。
そして、時になぜか不安になったりもする。(自分らしさがわからないだけなのになぜ?笑)

そんな時に、この十牛図のようなガイドラインは、基準として使えたのです。

例えば、自分らしさを探すキャリアカウンセリングをしていて、
「私はずっと気づいていたんですね」
「やっと腹落ちしました」
という言葉を聞くことがあります。

「自分探しを外にしていたけど、実はすでに自分は知っていた」
「アタマで考えていたから外にあったけど、実は、自分の中心にあった」。
という感覚なのだと思います。

「やらなければいけないこと」にまみれてしまい、
本来自分が本当に「やりたかったこと」を忘れてしまっていたということはありませんか?

仕事は「やらなければいけないこと」にまみれていても「やった感」はあるのかもしれません。

でもそれは本当の自分なのでしょうか?

一度きりの人生、死ぬ間際に「それでよかった」と思えるのでしょうか。


いつの間にか忘れてしまった「私の本当にやりたいこと!」を知り、
それを見つけに行く旅ができたら人生の色彩が変わる気がしませんか?

そして「”どうしてもあきらめきれない”やりたいこと」を見つけられたら、
、人生はが変わる気がしませんか?


十牛図、ちょっと深くて、「ん?」ってなるかもしれません。
今日の私の記事は、十牛図のほんと最初の段階の話なのですが、
もし「自分探し」に興味がありましたら、読んでみても面白いかもしれません。

十牛図
1.尋牛(じんぎゅう) 牛はいったいどこにいるのか
2.見跡(けんせき)  道に残された牛の足跡を見つける
3.見牛(けんぎゅう) 木陰に牛のお尻がみえる
4.得牛(とくぎゅう) 捕まえようとするが、牛が暴れた捕まらない
5.牧牛(ぼくぎゅう)  ようやく牛を捕まえて一安心
6.騎牛帰家(きぎゅうきか)牛の背に乗り童子は家に帰る
7.忘牛存人(ぼうぎゅうぞんじん)家に戻りくつろぐ童子。牛のことは忘れている
8.人牛倶忘(じんぎゅうくぼう)自分のいるべき場所、たどり着いたのは無の世界
9.返本還元(へんぽんかんげん)童子の姿も牛の姿も消え、ただ自然の風景だけが広がる
10.入鄽垂手(にってんすいしゅ)柔和な布袋和尚の姿になった童子が姿勢に出ていく


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