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今のうちにまとめておく"Hwyl"というバンドの魅力と幻のJJ2023

2023年5月6日(土)、GWの終わり際、JAPANJAM2023最終日に参戦。
だが、強風のため、SUNSETステージ終日閉鎖という個人的には異例の事態。
そんな中、本当に心に残るフェスとなったのだが、これをきっかけに、どこかにこの想いをぶつけておきたくなり、何がよいかなぁと思い至ったのが、一生未更新のnoteだった。

もともとJJ2023は行くつもりがなかったのだが、その行くことになった理由が"Hwyl"というバンドが参戦することが発表されたからだった。
自分が今最推しのバンドである。

何がよいのか、JJ2023の何がそんなに心に残ったのか、Hwylというバンドの紹介を交えて、記録に残したいと思う。
そして、全力古参アピしたい。
(ちなみに、自分は音楽評論家でもプロでもなんならアマバンドすらしてない、ただの邦ロック好きであり、なんの理論にも則ってない個人的趣味嗜好の延長であることを断っておきたい。ただ、さんよる(YOASOBI、ヨルシカ、ずっと真夜中でいいのに。(敬称略))の各デビュー曲は相当早く(1万回再生未満だったはず)にチェックしてたし、他のアーティストさんでも、早めにチェックしどんどん有名になる過程を見れたという過去の自負も付け足しておく。)

目次

  1. "Hwyl"ってどんなバンド?

  2. Hwylを知りハマった経緯と理由分析

  3. JJ2023のHwylと個人的感情記録

  4. Hwylのとりあえずこれ聞いとけリスト

  5. なんとなくまとめ

"Hwyl"ってどんなバンド?

まずは、公式っぽい基本情報引用↓

1997年生まれ24歳・2人組ガールズバンド
「Hwyl」(よみ:ヒュイル)
vo.あきたりさ(青森県五所川原市出身)
gt.クマダノドカ(東京都世田谷区出身)
下北沢を中心に活動中
2021.6月に活動開始
2023.5.10 1stEP「ASAGU」リリース
2023.5.26 ba.タケマトモヤ 加入

https://lit.link/Hwylinformation#

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そして、なんでもない自分なりに、バンドと2人の印象を、失礼承知でちょろっとさせていただく。

●Vo.あきたりさ(愛称:りさち)

歌っている時は安定かつ魂こもったボーカル、でもライブMCやTikTokのべしゃり投稿ではこてこて青森弁のギャップがよき。MCでは光熱費払えないから物販よろしくという度胸とあざとさも発揮。(ちなすぐ課金した、ちょろい。)そして、なにより、歌詞の韻踏みと耳に残る癖になるメロディの作詞作曲センスが、控えめに言って最高。あと、たぶん人見知りな気がするけれど、ちゃんとライブに来た人の顔を覚えてたり、SNS嫌いなのにメンションコメントほぼ全反応している、すごく真面目さんな一面もあり。

●Gt.クマダノドカ(愛称:のでぃ)

時々ギャルを感じるザ女子、ビジュ爆発してるショトカギター女子。コミュ力やや高そう。そんな見た目や挙動の印象は、ライブのギターアレンジで一変した。めちゃくちゃギターすごい。弾きながら倒れたりするパワフルさもある。ギター3回挫折した素人目線で恐縮さしか無いし語彙力も無いが、なんか、すごい。ライブを何度も聞きたくさせるギターを弾いてくれる。ちなみに1stシングルカップリングのflowermoonを作っていてこれも現時点で見るHwylと違う一面が出ていてこれもよき。

⚫︎Ba.タケマトモヤ(23.5.26加入、追記)

後輩力高そう、かわいい系男子。でも、アー写かっこつけてる。かわいい。

2人が最強のタッグを組んでいたところにトモヤくん加入、そして、めちゃくちゃ仲良さそうでこっちまで楽しくなる、そんなバンドが『Hwyl』なのだ。
(ちなみに、Hwylというのはウェールズ語で「熱誠、楽しさ、幸運、気分の高まり」といった意味合いらしい。なぜこれにしたかはどこかで聞きたいな。)

Hwylを知りハマった経緯と理由分析

知ったきっかけはTikTokのレコメンドだった。
2022年年末くらい。IGフォロワー400人くらいの時。もーちょい早く知りたかった…。

(最近知るバンドや曲の8割くらいはTikTok経由で知るようになってきている。なんなら他情報もそーいうの増えてる。)

最初に知った曲は、彼女らの代表曲である『暮らし』だ。
もう2フレーズくらいで、「うぉきた!」ってなった。フルで聞いて歌詞読んで、「すげぇ曲見つけたわ」って思った。
(自分は割と歌詞重視しがち)

ただ、色々なアーティストさんの曲を聞く中で、このアーティストさん好き!となるには、この曲好き!を積み重ねる感じだと思っている。
この曲好き!が代表曲に留まってしまうことは結構多い。
(これは否定でなく個人的趣味嗜好の話)

これがHwylの場合とても早かった。なんせ聞く曲全部がよい。ハマる。すぐに、Hwyl好き!になった。
なんでそんなにハマったのか、なんとなく理由分析すると↓な感じ。

  • 歌詞の韻踏&メロディの癖になる心地よさ
    りさちメンバー紹介でも触れたがこれにはセンスしか感じない。個人的に好きなのは「I don't know」という曲の"iPhoneを"と"I don't know"の韻踏が好き。日常的にHwylプレイリストをループしてるが、まー飽きない。1曲短めのテンポの良さとかも良いのかもしれない。

  • 歌詞の現代感とリアルさ
    ↑の"iPhone"もそうだが、直近ではよく知れたトレンドワードがバンバン入ってくる。現代感なら"UberEats"や"メルカリ"だし。リアルさでいくと"炊いたご飯ソッコー冷凍"や"砕けたパレットおんなじ気持ち"などだし。誰もがふわっと感じたことがある日常を納得感あるワードチョイスで言語化してくれている感じ。

  • ライブの強さ
    初めてライブに行った時に感じたのはメンバー紹介でも書いた通り、Vo.&Gt.の安定したパフォーマンスとMCも含めたライブの良さとオリジナリティの爆発。ライブハウスは自分も初心者であまり知らなかったが、複数アーティスト出演のライブが多い中で毎回1番よかったと言えるバンド。一緒に来てくれた友達も嫁も同意見だった。

このライブ強さ含めて、JJ2023でHwylが野に放たれるのだっ!と意気揚々と参戦したのだが、事件は起こる…。
さて、色々アツくオタっぽく語ったところで、こんな感じに徐々に本題というか、当該noteを書くきっかけとなったJJ2023の話に。

JJ2023のHwylと個人的感情記録

JAPANJAM2023は、千葉県の蘇我にある蘇我スポーツ公園で4/30,5/3,4,5,6の5日間開催された野外フェス。メイン2ステージであるSKYとSUNSET、サブステージのBUZZステージ、計3ステージと複数の飲食エリアやサッカージェフ千葉ホームスタジアムのフクダ電子アリーナをでっかい休憩スペースとしちゃったりするデカめフェスだ。参戦アーティストも激アツラインナップ。
個人的には、今年もラブシャに行こうとしてたので、行くか悩んでいたが、Hwyl参戦で行くこと決定した時から、久方ぶりに声出しできる野外フェス参戦だったこともあり、車で前日入りして泊まるくらいアガっていた。そんなことはどうでもよくて…。

なぜHwylが参戦することになったのか、が重要。
HwylはRoad to JAPANJAMというオーディションに"優勝"して最終日O.A.(オープニングアクト)参加が決定していたのだ。詳細↓

開催前のタイスケ

そして、当日。
自分は最高のコンディションでHwylを観るため、11:05スタートに対し9:30会場入り。グッズチェックしつつ、SUNSETステージへ。
ただ、この時点で既に、強風でバッサバッサしていたSUNSETは前方立入禁止になっていた。まさか、中止はさすがにないだろう…、そう思って待機していたのも束の間。残酷な宣告が…。

会場スタッフより
「本日のSUNSETステージは強風の現状とその後の予報を確認したうえで終日閉鎖の判断となりました。タイスケは全アーティスト振替も検討したが、対応が厳しく、唯一SUNSETトリのSaucyDogさんのみ、SKYへ振替で、他アーティストは全組公演中止です。」
(実際はこんなサクッとでなくて、閉鎖連絡→タイスケ検討中→公演中止決定&SaucyDogさん振替決定→変更後タイスケ発表→DJ和も振替決定、のように運営の迅速だが悔しさを感じさせる判断の過程があった。逆に長時間どーなるかわからない不安もあったので、聞いた時の絶望も凄かった。)

まー泣いたし、なんともいえないやるせない悔しさが凄かった。天候のせいなので運営も誰も悪くないし、Hwyl以外も含めた出演アーティストさんが1番悔しいだろうし、ギリギリまで壊れるんじゃないかってくらい揺れるSUNSETの上で設営状況確認していたスタッフさん達は見てるだけで怖かったし、本当に正しい判断の基こうなったのだがやるせない、というぐちゃぐちゃな気持ち。

会場も言いようもないどんより感があった。
渋谷さん(運営の偉い人)の釈明とSKY一発目ChilliBeansさん紹介がされたところあたりまではすごく暗かったと思う。チリビさんからのmiwaさんの流れで午後に向けようやくみんなが気持ちを飲み込めてきた感じだった。
(個人的に高校時代の音楽はmiwaさんに捧げてたので、というのもあるかも。でももうベテラン並の貫禄で会場をぶち上げてましたね。)

変更後タイスケ


ただその間も繋がりにくいネット環境の中、SNSを見ていると、Hwylの悔しさ溢れる投稿が…。

そりゃそうだ、本人たちはかなりこれに賭けていただろう。しかも、オーディション優勝したにも関わらず、唯一実現しなかった幻のO.A.。失礼承知で言うと、優勝じゃなかった他4組はO.A.できたのに、優勝したHwylだけが、できなかった。こんな皮肉があるだろうか…。本人達の悔しさを考えたら、聞けなかった悔しさなんてなんでもない。文句言えたもんじゃない。

もし会場で会えたら、少しでも励ましの言葉を、と思ってキョロキョロしながら毎回移動してました。
会場のフリー落書きにも嫁と書いた。

人見知り出て小さい
アラサー全身ミントグリーン野郎

その後も、強風を人生で一番恨みながら、フェスって雨より風に弱いんだなぁ、なんて思いながら、他アーティストさんパフォーマンスに元気を取り戻しつつ、楽しんでました。

そしたら…!会えた…!嫁、よくすれ違いざまに気付いた…!優秀!!!

最高の思い出

こんなツラい中でも、快くファンサして写真撮って握手してくれる、なんていい子な2人。
そして、何度かライブハウスに行ってバッチ集めてたのを覚えていてくれたりさち、シンプルに嬉しい、ありがとう。
何人かに応援してもらえていたようだけど、少しでもこの声掛けが、何かしらの励ましになっていたら嬉しいです。

ここからは、この件に関して、凄く感動した他アーティストさんの話をピックアップして2つ。
(当日、ほとんどのアーティストさんがSUNSET中止に触れ、「観たかったアーティストさんの代わりになれるとは思わないけど、楽しいフェスだったと思えるように…」と思い思いに最高のパフォーマンスをSKYも強風の中、実現してくれてました。)

(1)SaucyDog「優しさに溢れた世界で」

SUNSET唯一振替となったバンドとして複雑かも知れないのだけど…。だからこそだし、個人的な完全なるこじつけで全然そこに意図は無いのだが、自分が不意に泣いてしまったのはこの時だった。
ラスト曲のこの曲のサビ歌詞がHwylの現状に重なり過ぎて…。ちゃんと分かってる人は分かってるから、折れずに一緒に進もうねって感じで、こーいうことを本人達に言いたかったなぁと思いました。ホロリ。

積み上げた一瞬はきっと
報われない事もさ、多分あるんだろうけど
踏み出した一歩は今日も
大切な誰かを思い浮かべていた

それだけでいい そのままがいい
僕だけが知ってれば良い

saucy dog 優しさに溢れた世界で 歌詞 https://g.co/kgs/6GUUEB

(2)DJ和「今日出られなかったSUNSETのバンドの曲、1曲ずつかける」

最初にコレをDJ和さんが言った時に、このバンドの対象に、Hwylはちゃんと入っているのか…?どーなんだ…?と不安になりながら手を合わせていたら…。

ちゃんと、かけてくれた!!!

Hwylの「暮らし」が、大トリVaundyさん後のDJ和さん締めで余韻に浸っていた、恐らく凄い数のオーディエンスに聞かれた!!!
この時の自分のブチ上がりといったらもう。
周り気にせず1人で歌ったよね。絶唱。
たぶん何だコイツくらいに見られてたやもしれぬ。

DJ和さん、締めで最高の演出を本当にありがとうございました。
そして、ここでしっかり流したい、流して欲しいと思われる曲が「暮らし」という曲なんだ、と胸を張ってまだHwylを知らないそこのアナタに言いたい。

こんな幻のJAPANJAMなんて、ドラマを作ったバンド、こっから大逆転リベンジ大バズりかますに決まってるやろ。
さあ、気になってきただろうか。
Hwyl、聞くか、何聞こう、というそこのあなたへ。
次のコーナーへ。

Hwylのとりあえずこれ聞いとけリスト

このコーナーでは、独断と偏見で、自分が選ぶHwyl曲紹介を。
これに際して、2023.5.10公開の1st EP「ASAGU」の紹介が外せない。

【収録曲】
1.わからないよな
2.暮らし
3.現在地
4.戯れ言
5.Treasure

https://www.instagram.com/p/CpzqV7JJE2t/?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==

最初に言ったが、全部いい。
これから聞く勢は、まずこれを聞けば間違いない。
ちなみに5.10以前現在でも、わからないよな、暮らし、戯れ言、の3曲は聞けるので、早く聞いて欲しい。
ジャケットは各曲に登場するものが並んでいる。かわいい。
ちなみに、リアルCDでは「SIREN」という曲も収録予定とのこと。これも既に聞ける曲だが、よき。

(2023.5.10 0:00〜更新)リリースされました!聴きましょう!

ちなちなみに、このJJ2023のセトリはとても、よきだった。ぜひこの順番でも聞いて欲しい。

ここからは1曲ずつブレークダウンするコーナーにしたいが、既にかなり長文になっているので、今後加筆修正追加更新していく感じにしようかと思う。

とりあえずの、とりあえず聞いとけリストは↓

  1. わからないよな

  2. 暮らし

  3. 現在地

  4. 戯れ言

  5. Treasure

  6. SIREN(「ASAGU」収録はCDのみ)

  7. i don't know

  8. オマエアレルギー

  9. flower moon

なんとなくまとめ

ということで、自分初のnote投稿、過去に挫折しまくっていたけど、これだけの衝動と好き度があると6,000字くらいは、さらっと書けちゃうんだなぁ、と実感。好きと思える事って最強。
(それでいくと、愛ペット"チンチラ"についてなら書ける気がする)
好きにさせてくれて、ありがとうHwyl。

出会えてよかったと思うけど、口が裂けても言えないから、全部書いた。
5月26日 1stEP「ASAGU」リリースイベント楽しみに五月病乗り切りたいと思う。

ちゃんと曲紹介追加更新も頑張りたい。乞うご期待。
何か誤りや指摘があればご連絡ください。

(5.12、ちゃんと更新↓↓↓)

一部の界隈で盛り上がりそうなので締めの一言は、長文駄文失礼しました、読了感謝。

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