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静かな休日のひとりごと

雨風にゆれる藤の花

ちょいと勉強しようとノートを開いた私を見て

おれも自主勉しよ~と、昆虫図鑑とノートを開いた匠

美督と海沙は読書

雨が窓をうつ音
ページをめくる音
文字をなぞる声
コーヒーの香り

あなたたちに知ってほしいことが
いっぱいあるよ

静かな時間は寂しくて、時にやさしいこと

人混みに息苦しくなったり、なぐさめられたり

強い風は、桜の花びらを散らしもすれば
たんぽぽのわた毛を遠くまで運ぶこと

肌寒い雨は
山から栄養のおすそわけをもらって川をくだり、海を豊かにするし

もうダメだと思っても、なんだかんだ生きてたりする

「またね」と言ったのに
もう二度と会えなくなることもあったり

自分の命よりも大事な存在に出会うこともあるよ

私があなたたちに出会えたようにね

パパが作るような豪華なご飯じゃなかったけど
いっぱい食べてくれてありがとう。

だからさ

あのさ

一緒にお昼寝しない?

(昼食後のおねむタイムに突入した母からの請願でした。笑)

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