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検索結果が教えてくれたから、私も残そうと思った。

2019年9月、なんだか体調がいつもと違う。なんかおかしい。この違和感はなんだろう。

そんな矢先、お腹に新しい命を授かっていることが分かり、27歳で結婚、28歳で妊娠というとても恵まれた日々への感謝と、新しい家族ができるんだという喜びで、胸がいっぱいになった。

と同時に、つわりで体調はどんどん悪化した。私は食べつわりだったのだが、空腹でも吐き気があり、かといって何かを食べても吐いてしまうという繰り返しだった。

妊娠のことは安定期に入る前だったこともあり、会社では上司など僅かな人にしか言わなかったから誰にも相談できなかった。「この体調不良はいつ終わるんだ。。。」「明日朝起きたらつわりが治まっていますように。。。」と毎日毎日思っていた。

そんな1日1日生きるのに必死という毎日に希望を持つ方法、それが「検索」だった。

「食べつわり ラクになる食べ物」「食べつわり いつまで」「食べつわり 通勤辛い」「食べつわり 乗り越え方」「食べつわり 終わりの兆候」

沢山の情報が検索結果に並び、ひたすら上から読み漁った。「可愛い子供に会えると思って乗り越えて下さい」「いつかは終わる!」「梅干しでスッキリするよ!」「私は産むまでつわりでした」「ずっと横になってた、家事なんてムリ」

色んな情報から学んだし、励まされたし、みんなそうなんだと安心もした。この頃から会ったことのない先輩ママ達がネット上に残してくれた沢山の情報に私はお世話になり、大変感謝する日々が始まった。

それから安定期に入りつわりも治り、日に日に大きくなっていくお腹を抱え、産休に向けて仕事にもう一踏ん張りした。そんな日々の中でもやっぱり常に私は検索していた。

「妊娠7ヶ月 食べた方がいいもの」「妊娠中 しておいた方がいいこと」「妊娠中 骨盤ベルト」「妊娠 体重管理」「妊娠後期 腰痛」「産婦人科 先生との相性」「無痛分娩 普通分娩」「無痛分娩 リスク」「子宮口6センチ 陣痛来ない」「陣痛 どんな痛み」「陣痛起こす方法」「初産 予定通り」「陣痛から出産までの流れ」「母親学級 行った方がいい」「出産入院中 必要なもの」「赤ちゃん 買っておいて良かったもの」「産休 いつから」

その度にネット上で出会う先輩ママ達や情報サイトから色んなことを教わったし、会社や友達の先輩ママにもお知恵を借りながら母となる準備を粛々とした。

そして産休に突入、無事に息子を出産し、新米母の子育て生活が始まった。

それからも沢山沢山、検索した。子供の成長のこと、授乳のこと、離乳食のこと、自分の体調のこと、育休中の過ごし方のこと、復帰のこと、保育園のこと。

そしてまもなく育休を終え復帰に向けて準備をしている今、このnoteを始めることとなる最大のきっかけにもなったある記事と出会った。そのとき調べた検索キーワードは、「保育園 母 寂しい」。

保育園に通い始めた私の心境の変化はまた別の機会に綴るとして、このとき検索結果で出会った先輩ママのnoteに私はとても救われた。前向きになれた。勇気をもらった

だから、私もnoteを始めることにした。

これまでも人生の中で悩むことは沢山あったけど、妊娠のときほどネット上の誰かにお世話になって感謝をしたことはなかったと思う。家族や友人、先輩後輩に恵まれ、その中の誰かに打ち明けることで前向きに頑張って来れたから。

でもこの妊娠出産育児という経験においては、周りの方たちに加え、出会ったことのない先輩ママ達も私にとってとても貴重な相談相手となって下さった。

こんなものを私もいつかの誰かに残したい。不安だったり、つらかったり、迷ったりしたときにちょっとでも背中を押してあげられるような、共感してあげられるような、そんなものをネット上にポンッと残しておくこと、

そしていつか息子が大きくなった時、「こんな風におかんは僕と向き合いながら過ごして来たんだねええ」と笑い合えるようなものを残しておくこと、

そんな想いから、私はこのnoteを始めてみたいと思いました。これから一人の母として、妻として、女性として、このnoteをお借りしてありのままに想いを綴らせていただこうと思います。