ランニング中に痰を吐くと、風邪をひきやすくなる
こんにちは!
コロナウィルスがはびこって外出自粛要請が出ている昨今、運動や免疫力向上、生活習慣改善のためにランニングを始めた人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな人のために免疫力やマナー観点から、ランニング中に絶対にやってはいけない行動を紹介したいと思いますので、ご覧いただけたら嬉しいです。
さて、みなさん。よほどアウトローな方ではない限り、街で歩いててつばや痰を吐くことはないと思いますが、ランニング中ともなると、呼吸回数が増した分、喉に痰が絡まってついつい吐いてしまうこともあるかと思います。
現に、中国人のマラソン中の痰吐きが問題になり、それに対して、森脇健児さんが、
「自分の家や近所では痰は吐かないはず、コースを愛してたらそんなことはできない。」
と少し軽蔑交じりの言葉を投げていました。
しかしそうとはいえど、タイムを競って走っている方は、
「痰を飲み込んで少しでも息苦しくなりたくない」
と、スポーツとしてのランニングに対して勝負論のような気持ちを語られると思いますし、
意識せずに痰を吐いているひとは、
「癖になってしまっていて、気にしたことがない」
と指摘されて始めて気がつくような様子だとも思います。
たしかに、痰が出てしまうのは生理現象なのでコントロールできませんが、痰が出た後、飲み込むのか、吐き出してしまうのかはあなたの意識次第で変わると思います。
みんなが歩いたり走ったりする道ですので、マナーの観点から見ると、つばを吐くのと等しく良くない行為です。
それでは免疫力の観点から考えてみましょう。
痰が出てしまうのは、原理として喉の免疫機能が働いた証拠です。
喉の粘膜に細菌やウィルスが付着、喉が免疫細胞を分泌して攻撃して、細胞の死骸などが、粘性のある液体となってできたのが痰ですから、医学的にも気持ち的にもとても汚いものです。
しかし、細菌が空気に乗って侵入しようとする時、その侵入経路は喉の横側ですので、その細菌をいち早く喉からどけてしまえば感染の心配はないということになります。
ですので、痰は飲み込んでしまうか、吐いてしまえば、免疫力の観点から見ると最適の行動と言えます。
しかし、吐いてしまった場合、その分の水分が体からなくなってしまう上、喉が乾燥してしまい、余計に感染のリスクが上がってしまうことが考えられます。
痰を吐いているランナーは、痰を吐く数がとても多いですが、喉の乾燥で余計に痰ができるまでのスパンが短くなっているのだと思います。
インフルエンザの検査を行なっている高齢の医者は、感染予防のために、10-15分に一度、緑茶を一口口に含んでいると言います。
これは、先ほど解説したメカニズムと同じように、喉を乾燥から防ぐことにより、直接的に免疫力を高めているのです。
胃に細菌が流れてしまえば、感染の心配はなく、あとは酸性の胃液に殺されてしまうだけですので、乾燥防止と細菌の洗浄、一石二鳥の役割を果たしていますね。
ご覧いただき、ありがとうございます。
ランニングは、走り終わった後の爽快感が忘れられないほど気持ちいい運動ですので、家の外から出てリフレッシュしたいという方には、とてもオススメです!
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