創作のはかどる場所。
なんかめっちゃ頭痛いな。
花粉か、黄砂来てるんかな?
なんて言うたら、うちの両親に一刀両断。
「そんなん何ともない。
現代人はスグそんなこと言うて。
どっちゅことない」
やってー。そうよね、血縁関係的には
親子なんやと思うけど、ほんま、
生きてる時代が絶対違うと
毎年確信する季節やわ。
両親:石器時代
わたくし:令和
理論物理でいうたら、これがホンマの
並行社会のパラレルワールドですやん。
世界中でエライ人々が立証を試みてはるけど
そんなんいつでも我が実家へようこそやわ。
血縁関係で思い出しましたけれど
わたくしには2つ上の兄がいる。
幼い頃から神童と呼ばれて
IQも140いくつやってんて。
あんまりにも賢いから小学生のときに
学校の先生が調べはったらしい。
残念ながら、アタシは
調べてもらっていない。オカシイな。げーん。
ほんでその兄上ですけど
小学6年生くらいからやったかな。
趣味は畳に寝そべって地図を書くこと。
勉強につかうルーズリーフを
果てしなく繋ぎ合わせて、地図を書いていた。
ルーズリーフって、管理のできない
わたくしには無縁のものやったけど
なるほどと唸ったわ。
そうか、ノートやったらパラパラ漫画は
イケるけど、こんなにも繋げられへんわ。
そうか、ルーズリーフの醍醐味はここかってね。
駄菓子菓子、その地図が等高線やねん。
なんやねん、それ。
等高線て、わかるぅ?
あの、山の高さ、標高を表す
切り株の模様で埋め尽くされた
もしかしたら古代からの暗号?
みたいなあの薄茶色い線の集合体よ。
なんぼ天下の治一郎もあそこまでは無理やわ。
え?切株と言えばバウムクーヘンでしょう。
いや、うちは、どんだけ流行っても
元祖ユーハイムですけどね。
そやねん。うちの兄上、
トーキョーに住んでますねんやんか。
年に一回、お正月に帰省しはるんやけど
感染症が流行ってからはお会いしてないから
数年前の話しになるけど
そのときのお土産がユーハイム。
「いまバウムクーヘン流行ってるやろ。
せやからこそ、ユーハイムに立ち返るべきや」
やって。そら美味しいよ。
美味しいけどユーハイムやったら、
そこのライフにも入ってますやん。
デパートほど種類は選ばれへんけど、
ひと昔前の近鉄沿線の駅構内売店には
必ず赤福置いてますけどぐらい、
どこででも手に入る。
おにーちゃんのへそ曲がりと
センスのなさは知ってたけどガッカリやわ。
田舎もんはアンチ東京であっても
やっぱり珍しいモンを期待するのにサ。
センスが無いんやったら
フツーに東京バナナで十分やのに。
赤福レベルで駅構内で買えますやろ。
しかも、あれは美味しい。
うまいこと作ってはる。
母上も気に入ってはるから、自信持って欲しいわ。なんでそんなに上からなん?ごめん。
いや、ほんで。
話しを戻しまして、兄上の等高線。
彼はいつも寝転びながらが
勉強スタイルの定番だった。
和室に文机の置いてあった兄上のお部屋は
すぐそこに寝転べる誘惑が用意されてあった。
そして、問題集や教科書も
いつも床に散らばっていた。
そして、創作された等高線地図が
その上の床一面を覆いつくしていた。
「なんで寝転んで勉強すんの?」
「その方が捗るから」
今ならわかるわ。
わたくしも、創作するときは床やわ。
足りひんねん机やと。せばい(狭い)。
めっちゃ乗って書いてるときほど
寝転んだり、片膝立てたり
妙なことになってるわ。
え?今??
もちろんやん、ごめーーーん!!
え?iPhoneで書いてるんやから
せばいも足りひんも関係無いんちゃうのって?
まぁ、そう言いなよ。
脚本で韓国デビューを目指す会社員です! もし、アタイをサポートしてくれはるのなら…あなたのおはようからおやすみまで笑いで見つめるライオンと化します(ガオー)