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西川くん、ごめんな。

西川くん、ごめんな。決して悪気は無いねんで。
え、西川くんってどちらさん? 
あぁ、ごめんごめん。芸能人の西川貴教さんのことな。


いやさ、先日、実家で晩ご飯をよばれていたときに、西川貴教さん監修の「イナズマ漬け」を食べていたわけ。これ、お漬物の丸長と西川くんとのコラボ商品なんやって。風神、雷神、龍神の三つのお味で「イナズマ漬け」。


食レポは苦手やから割愛します。え?それ今日の心臓部とちゃいますか? せやねんせやねん、でもな。炊き立てご飯にイナズマどもをちょこんと乗せてごらん? あっという間にご飯三杯いけるから、そんなん、どんな味やったか思い出す暇なんかありますかいな。


強いてレポートするなら、ん-、せやな。ちょびっとピリ辛で今まで食べたことのない味。大人の味って感じはする。これ以上は、わたくしのレポートにより、ほんまの美味しさを損なう危険性をはらむため、ごめんやけど、自分で買って確かめてくれへん?


とは言うものの、また食レポに挑む。
どれだけ美味しかったかというと、ご飯が進むうえに珍しいもんやし、この春から1人暮らしをはじめた姪のゆりに送ってあげようて言うたら「あかん。こればっかりで料理せーへんわ」と母上がストップ掛けちゃったんで、送ってないぐらい美味しかったわ。送ってないんかい。うん。



食の細い父上にも大好評で、丸長のおつけもんを出したら、絶対お代わりしはるわ。食が進むらしい。ですから、ダイエット中の方はご遠慮ください。そしてご飯3杯いってしもたというクレームはバナナにではなく、ぜひ、丸長さんに(こら!)。


ほんで丸長シリーズの中で特におすすめなのが、青しそ大根。
ほんのり紫蘇が香って、歯ごたえもカリポリとして軽快です。ご飯にお供させずとも、そのままサラダ感覚で食べらるから、止まらへんようになって一人で全部食べたらめっちゃ怒られたわ、ごめん。


実家の食卓は、銘々に盛り付ける小鉢スタイルなんだけど、おつけもんだけはうやうやしく中央の丸皿に盛り付けるねんね。みんなでシェアですわ。それを独占してしもたもんやから両親の白い目が痛かったわ。食べ物の恨みは怖いしな。


せやけど、一番好きなのは「まぜちゃい菜」やねん。なんやねんな、一番は青しそ大根て言うてなかった? ちゃうねん、大根もオススメやけど「まぜちゃい菜」は別格やねん。でもこれ言うてたらハナシ終わらへんから、冒頭のイナズマ漬けに戻ってもいいかな?ええよー。



その初めての大人な味のイナズマ漬けな。両親はめっちゃお気に入りなんやけど、バナナはそこまでではなく、美味しいんかなんかよぉわからへんなと思いながら食べていたわけ。「まぜちゃい菜」が不動の1位やから。



でも、ご飯3杯という自分で叩き出した実績を突き付けられて「すごいな、西川貴教。やるなぁ!」って言葉が思わず口をついて出ちゃったの。そしたら母上がすかさず「あの人が凄いんとちゃう、作ったんは丸長さんや」やって。



もちろん、一緒に考えてつくってはいはるやろうけど、お味見くらいしかしてはらへんねんて、母上によると。何その、企画段階から製造・販売に至るまで、まるで全てを見届けてきたかのような確信のもとによる発言。



ごめんな、西川くん。おなじ関西人ならわかってくれるやんな? 
母上な、こんなん言うてはるけど、西川くんのこと、シュッとしてはって全然年取らへん、さすがスターやなっていつも言うてはるからね。


これも愛やで、愛やからな。


脚本で韓国デビューを目指す会社員です! もし、アタイをサポートしてくれはるのなら…あなたのおはようからおやすみまで笑いで見つめるライオンと化します(ガオー)