マインドマップは歴史の勉強に最強のツールだった
あなたは歴史の勉強が好きですか?
授業で話を聞くのは好きだけど、テストで良い点がとれない。
授業がたいくつで、テスト勉強も苦痛。
と、歴史の勉強が苦手な方も多いですよね。
どちらの場合も、克服法は同じです。
歴史の勉強がうまくいかない理由のほとんどは、「暗記ができない」のが原因です。
覚えることが多くてごちゃごちゃになってしまうから、覚えられない。
記憶があやふやなので、記述式の問題も難しい。
そして、がんばって覚えられたことも、テストが終わったら忘れてしまう。
これは全て、「記憶のメカニズム」を知らずに勉強した結果、起こる問題です。
記憶のメカニズムを活かした勉強法を知れば、勉強の半分が終わったといっても過言ではありません。
あとは実践すればよいだけですから。
この記事では、マインドマップを使って歴史の勉強を暗記するコツをお伝えします。
歴史の勉強はテストのためだけにするのはもったいないです。
社会に出てからも歴史の知識が役に立つ場面は多くあり、一般教養として覚えておきたい科目です。
マインドマップ学習法で、歴史の勉強を得意にしていきましょう。
歴史の勉強にマインドマップはどう役立つの?
歴史の内容を覚えられない最大の原因は、「単語や出来事を丸暗記している」からです。
意味のない数字の組み合わせを覚えるのが大変なように、ひとつひとつの事柄を切り離した状態で覚えようとしても記憶に残りません。
暗記ができないというのは、覚えたことをすぐに忘れてしまって、必要なときに思い出せない状態です。
記憶のメカニズムを使った勉強法では、後から思い出せるように覚えます。
脳に取り込んだ情報は、それぞれを関連付けておくことによって取り出すのが簡単になります。
マインドマップは、物事を関連付けて整理していくノート術です。
歴史の勉強でマインドマップを活用すると、出来事・人物・時代背景などを関連付けて覚えられます。
脳の仕組みに沿って開発されたマインドマップこそ、歴史の勉強にぴったりだといえます。
歴史の勉強にマインドマップを活用する方法
それでは、実際にマインドマップを使って歴史を勉強する方法をみていきましょう。
マインドマップは紙のノートに自分で書いてもいいですし、ツールを使ってデジタルで作ることもできます。
今回は、勉強に便利な機能がたくさんあるエドラマインドを使って説明します。
1.マインドマップで作る歴史勉強ノート
エドラマインドを使って作られた歴史のマインドマップをお見せします。
これは、平安時代の歴史をまとめたものです。
マインドマップは、テーマを中心に書き、テーマに関連するものごとを放射状に書き加えて作っていきます。
上のマインドマップを例に、マインドマップを作る手順を確認しましょう。
まずマップの中心に「平安時代」と書きます。
ここから放射状に、平安時代に関連する事柄を書き加えていきます。
例では「政治」「武士」「国風文化」「仏教」と項目を作りました。
学びを深めたいこと、重要だと思うことなど、自分の好きなように項目を作ってください。
ここからさらに、関連する言葉をつなげていきます。
「国風文化」には文学・美術・建築のジャンルがあり、それぞれ「かな文字」「大和絵」「寝殿造」が平安時代の特徴的な文化です。
さらに、かな文字・大和絵・寝殿造に関連することばを付け足していきます。
マインドマップはどこまでも枝を伸ばしていけるので、覚えたい言葉をどんどん加えていきましょう。
伸ばした枝が他のことばとも関連付けられるときは、線でつなげたりフローティングトピックでことばを加えます。
フローティングトピックとは、マインドマップの枝につなげない独立したトピックのこと。上の図でいうと、「念仏を唱える」や「山で修行」の部分です。
他にも、特に重要なことばに色をつけたり、ことばのまとまりを枠で囲ったりしてわかりやすくまとめていきます。
2.教科書を読みながら自分でマインドマップにまとめる
マインドマップを使った歴史の勉強法で重要なのは、マインドマップを自分でつくることです。
教科書や資料集を見ながら、必ず自分でまとめてください。
なぜなら、マインドマップを作るときに思考することで記憶に残りやすくなるからです。
どのようにマップにしていったらわかりやすく整理できるのか。
つながりを表現できるのか。
自分の頭で考えてまとめたからこそ、問題を出されたときにその思考をたどって思い出せるようになります。
それから、マインドマップは楽しみながら作ってくださいね。
人間の脳は、興味を持ったことを優先して記憶します。
マインドマップにまとめる過程で新たな発見があったら、その事柄は脳に深く刻まれることでしょう。
まとめ
マインドマップで歴史の出来事をまとめていくと、時代背景や名前などを関連付けて覚えられます。
ひとつの出来事を思い出したとき、芋づる式に関連する出来事を思い出せるので、歴史のテストによくある記述式の問題にも強くなります。
この記事ではひとつの時代をマインドマップにまとめたものを紹介しました。
もっと細かく出来事を切り取ってひとつのマインドマップを作っても良いですし、時代をまたいで文化の移り変わりをまとめるなどしても良いでしょう。
マインドマップは自由度が高いです。
オリジナルの歴史マインドマップをたくさん作ってくださいね。
記事中の図は全てエドラマインドを利用して作られたマインドマップです。
無料で無制限にマップを作れるので、ぜひ活用してください。
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