2期生が泣いていないか心配だ
乃木坂46の2期生が大好きです。
彼女たちのことがすごく大切で、幸せでいてほしいといつも願ってやみませんでした。
最近2期生はよく泣いています。
気づいたら節目を通り過ぎていたのだと思います。
きっと未央ちゃんの卒業がそうでした。
あれから次々に卒業して、
来年からは3人になります。
いつも切実なひとたちでした。
東京ドームの初日、3塁側スタンド席の前の方で私はステージを見ていました。
2期生が歌ったのは、「ゆっくりと咲く花」。
切実な歌がよく似合うひとたちです。
四隅のサブステージにひとりずつ立ち、
やがてセンターステージに集まって、向かい合う。
お互いの顔を見ると泣けちゃうのかな。
それがいつも、なんだかすごく分かるというか。
私も2期生が顔を見合わせて歌っている姿に弱くて、愛おしさと切なさで感情がいっぱいになります。
れなちさんだけが毅然としているのも印象的だったな。
泣きながらバックステージ側に向かって横並びに身を寄せ合い歌う4人に、やっぱりわんわん泣いてしまいました。
たまらなく切ないのに、
大きな東京ドームのまんなか、小さく見を寄せ合う4人がとっても愛おしくて、
ずーーっとこの時間が続いたらいいのにと思いました。
2期生ライブで未央ちゃんを見送った日以来の、不思議な幸福でした。
悔いのない人生はこの上ない幸せでしょう。
でも悔いは、この上ない愛情の意外な一面だとも思うのです。
2期生がそれを教えてくれました。
2期生のみんなや、2期生という歴史が教えてくれたのは、愛情のいろんな発露です。
永遠を願ったり、
叶わなかった夢のことを想ったり、
来世でまた…と言ってみたりする気持ちの尊さを思い知りました。
別のアイドルですが、私が好きなラブソングの歌詞に、
ねぇ
君が泣いていないか 泣いていないか心配だ
きのう通り沿いのパンジーが咲いたよ
君が泣いていないか僕が心配してるって
もし知ったならクスッと笑うだろう
というのがあります。
関ジャニ∞の『イエローパンジーストリート』という歌です。
心配するけど心配させたくない。
というのが、私にとっては最大級の愛です。
泣いていないか心配してしまう気持ちはもちろん、
「クスッと笑うだろう」という〈僕〉の希望的観測にもとても共感できるんです。
"この話をしたら君が笑った"
じゃなくて、
"もし知ったならクスッと笑うだろう"
なのが究極の愛だと思うから、この歌詞は大好きです。
私は、いつも2期生が泣いていないか心配でした。
泣いているのを見るたびに胸が締め付けられて、
なんなら負けないくらい泣いてしまうし。
ただ、私が2期生のことを心配しているというのは、あまり本人たちには伝えたくないことです。
心配されると申し訳ない気持ちになると思うし。
ただ、もし私の心配がバレたなら、笑って受け流してほしいと思います。
杞憂だと、私たちは幸せだと。
余計なお世話だ!と蹴散らしてほしい。
だからこそ、配信で見た東京ドーム2日目、ツアーオーラスの「アナスターシャ」で、
笑顔で肩を寄せる4人を見ることができて、心から嬉しかった。
「アナスターシャ」をやることはなんとなく予想していました。
やっぱり心配でした。
特別に思い入れのある歌だから、2期生も自分もまた泣いてしまうんじゃないかと。
しかしそんな心配をよそに、凛々しく踊りきって笑顔でステージに立っていた2期生。
ひたすらに幸せな気持ちだけで見つめられたあの時間は宝物です。
余計なお世話だと、私たちは幸せだと。
そう言ってくれてるみたいだったし、私もそう思えた。
センターステージから4人がせりあがり、
お互い背を向けながらダンスをして、
最後に横並びで歌ったあとは四隅のステージへと散り散りになる…。
という、初日と対になっている演出も、
ゆっくりと咲く花のようで素敵でした。
切実な想いで一緒に泣いた初日も、
純粋な幸せで満たされた2日目も、
どちらも私の大好きな2期生らしくて。
きっとどんなに人数が減ったとしても、その歴史と2期生のメンバーたちを想い続ける限り、決して色褪せることはないと確信できる。
そんなステージを見届けることができて幸せでした。
また数年後、東京ドームに帰ってきたいと言ってくれた絢音さん。
私も、きっとまた一緒に同じ景色を見たい。
ワクワクしたり心配したりしながら、その日を待っています。
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