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「びびっ」#1 じゃあ橋本環奈じゃん

最近のハイライト、「びびっ」ときた瞬間を綴ります。


銀座を歩いてたら、路肩に停まっているトラックの前で"その場ジョギング"しているおじさんがいて、一瞬だけ「お?」と思った。

銀座の街では少しだけ浮いていたから。

ただ、確かにほんの少しだけ浮いてはいたけど、ちょっと考えれば行動原理は分かるというか、共感できるから全く違和感はなかった。

トラックでの長旅で身体がカチカチに固まったので、ほぐしたかったのかもしれない。
運動不足を懸念して、合間にこうして"その場ジョギング"するのが習慣なのかもしれない。

なんにせよ、「分かる」と思った。

だから、一瞬だけ「お?」と思って目がいきはしたけども、いや、分かるな、とすぐに思って凝視はしなかった。

周りの大人たちも同じような感じで、一回だけチラ見してすぐ前を向いて歩いていた。

ただ、唯一、おじさんの前を通り過ぎたベビーカーの中の赤ちゃんだけがおもっくそガン見していた。

赤ちゃんって首そんな曲がるんだ、と思うくらい、通り過ぎた後も振り返ってまでそのおじさんを熱心に見つめていた。

私から見て、「そんなにおかしくないけど少しだけ浮いてるな」レベルの、空間にある些細な違和感を赤ちゃんが感じ取っていることにかなり感動した。

すみだ水族館が大好きだ。

年パスを持っているほど。

一番大きな水槽はを上方から眺められる席がお気に入りで、高校生の頃から足繁く通ってはそこに居座った。

きっかけは、学校帰りに立ち寄った際にエイと目が合った気がしたことに始まる。
同じところを何回もぐるぐるまわるので、何度も目が合った。
時たま手を振ってくれているような気もした。

その日は2時間も居座ってしまった。

アイドルフリークを虜にする、魅惑のエイがいる、すみだ水族館。


元彼も水族館が好きなので、よく池袋や品川、青森に沖縄でも一緒に行ったけど、すみだ水族館については「しょぼくない?」と一蹴されてしまって、ついに一度も行かなかった。


最近、そろそろ行かなくてはという衝動に駆られているものの、なかなか時間が取れずにいる。


悶々としながらすみだ水族館の公式SNSを巡回していたところ、男性ブランコの平井さんがすみだ水族館のTwitterアカウントをフォローしていることを知った。

久々にときめいた。きゅん、とした。

それだけ。




ベストヒット歌謡祭

の、乃木坂46 最強裏センター鈴木絢音さん(推し)

と、関西ジャニーズたちの高度経済成長期感じるパフォーマンス。


結婚式への憧れがない。

肌を露出するドレスを着たくないし、何より、人前に立つのが大の苦手。
登場からもう耐えられないと思う。
堂々と主役ヅラができない。

なにより結婚式といえば、自分のためにたくさんの人を呼ぶイメージが強い。
嬉しさに申し訳ないが圧勝してしまう想像がつく。
誕生日を祝われるのすらかなり抵抗がある。

最近、先輩が結婚式を挙げた。
準備がとても大変そうで、やっぱ良いことないよ結婚式…と思ったけど、結婚式後に会った先輩はとても幸せそうだった。

ドレス姿や、披露宴の登場シーンやオープニング映像を見せてくれた。
そこに映る先輩はもっと幸せそうで、まだ3ヶ月しか一緒に過ごしてないのになんだか泣きそうになった。

初心ちゃんも結婚式挙げた方がいいよ、と言われた。

普段だったら、むむ、と思う表現だと思う。
人それぞれだし、そもそも結婚するのが大前提なのはいかがなものか、と引っかかるに違いない。

いつもなら。

でも、そのときは、嬉しかった。
疑いようもない幸せを、私にも味わってほしいと願ってくれたことが。

結婚式は参加しなくても幸せをお裾分けしてもらえるのなのだなと。
式を挙げるかどうかは未来の私に託すとしても、食わず嫌いを払拭してもらえた気がして、それでまた泣きそうになった。

ファミマで仕事の買い出しをしたら、何かに当選したらしく、無茶苦茶長いレシートが出てきた。
店員さんの「まだあるの!?」って思ってそうな顔が認識できるくらい長かった。
ジョージア10本引換券だった。
かなり嬉しかった。

大学生のときスナックみたいなお店で働いていた。
カウンターだけのお店で、ママさんがいる。
カラオケもある。
バイトとママさんはおじさんの歌に合いの手を打つ。

完全にスナックだが、スナックと言うとママさんはブチ切れる。
いやらしい店と一緒にするなと。
確かにママさんは客に、自分にもバイトにも指一本触れさせなかったし、セクハラめいたことを言う人にはしかめ面を向けた。
まあただ、スナックがいやらしい店だとは思わないけど。

ママさんは私の顔をよく評価してくれた。

曰く、橋本環奈に似ているらしい。

おばあちゃんだからしょうがないか…と思って受け流してたけど、お客さんの前でも自信満々に言うのはやめてほしかった。

お客さんの困り笑いが今でも忘れられない。

最近、職場で上司に
「発声が橋本環奈に似てる」と言われた。


じゃあ橋本環奈じゃん。


(なお、そば聞いてた先輩の困り笑い)

Snow Manがラジオで江戸川区あるあるを言っていた。

Snow Manには3人、江戸川区出身のメンバーがいる。佐久間大介さん、渡辺翔太さん、宮舘涼太さん。
それを江戸川区生まれ江戸川区育ちの母に教えたら、「急にダサく思えてきた」とのことだった。

うちは少なくとも、母のおばあちゃんのお母さんからずっと江戸川区に生まれ育っている。そして私も。

当該ラジオに出演してた佐久間さん渡辺さんがあるあるのひとつに「社会の時間で、小松菜だかほうれん草だか、葉っぱの勉強をする」と言っていた。

小松菜のことだ。絶対に小松菜。

江戸川区には、やたらと小松菜について学ばされる風習がある。
他の区の人たちは私たちが小松菜について勉強してる時間何してたんだろうってくらい費やす。

ラジオを聴いて、小松菜を巡るいろんな思い出が蘇った。

変わったレシピを楽しむみたいな授業で小松菜蒸しパンと小松菜アイスを食べたけど、どっちも全然美味しくなくて、ほとんどの人が完食できずに「食べれるもんはなんでも食う」タイプの男子数人に食べてもらっていた。



班ごとに小松菜について学んだことを自由な形で発表するときに、小松菜の名前誕生の由来を劇で発表する班があった。

徳川家康役の男の子が腹を壊してしゃがみこむ。
家臣役が家康を囲う。
そこへ小松菜を持った家臣が現れて、家康に小松菜を食べさせる。
するとみるみるうちに家康復活。
その効能と美味しさに感激した家康は、小松菜を食べたその土地「小松川」にちなんで小松菜と名付けた。

みたいな感じだった。

単純にその逸話に感心したし、演技のわざとらしさも面白かった。

その後も紙芝居や模造紙なんかで、小松菜の栄養についてや変わったレシピを紹介がする班が続く中、「僕たちは劇をします」という班があった。

男の子がひとり立ち、他の班員は隠れている。

「いたたたた!」
男の子がお腹を抱えてしゃがみこんだ。

被った。
全く同じものを2回見た。

「被ってるんですけど…」みたいな前置きとかもなく当たり前のように同じものを見せられたので、さっきのは予知夢だったのではとか思った。


そんな小松菜との思い出。

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