見出し画像

マイナーな競技の普及のイベントなのに”マイナー”な場所で開催すると閑散とする?

こんにちは。佐藤奨(さとうつとむ)です。

マイナーな競技の普及イベントが増えてきている。それ自体はとても良いことであると思う一方で、感じていることがある。

マイナーな場所で開催する場合、集客が激烈に難しい..

マイナーな競技の普及のイベントを、もしマイナーな、人の集まりにくい場所で開催する場合、集客が激烈に難しくなる。来場する前段階で来場者にとっての"強烈な"惹きつけがない場合、特定の目的が無い人の集客はほぼ見込めなくなる。

もし、惹きつけがなかったとしても、すぐ近くにいる方が、その場所に居るついでで”自然と”足を運びたくなる動線がなければ、閑散とするイベントになるだろう。

わざわざ時間を割いてでも、行きたくなる理由があるか?

"強烈な"惹きつけとは何か。それは、わざわざ時間を割いてでも、そこに行きたくなる理由だ。例えば、スポーツなら誰もが知るスター選手。海外から来場するその競技におけるトップ選手のこと。特定の目的が無い人の集客とは何か。その場所に関与している方の、家族や知人・友人、仕事関係者のこと。

あくまで例であるが、自分が、全く知らない音楽アーティストのライブに行きたいと思うのか?知らない俳優、知らない監督、プロデューサー、配給会社の関与した、知らない劇場でしかやっていない映画を観たくなるのか?との視点と同じ。

別の捉え方なら、強烈な惹きつけとは「好き」「気になる」「どうしても観たい」「知らずにはいられない」「それに行かないと困る」などなど、渇望感にも近い。

イベントの会場に来れば楽しいのに..は言い訳だ

イベントの会場に来れば(コンテンツに触れれば)楽しいとの声もあるが、それはそうあるべきだ。体験してもらって楽しい空間にするのは当たり前のこと。イベントの場合は、来る前の、事前の段階での惹きつけがなければ足を運んでいただけないのだ。

どうしてもイベントに行きたいなど”特定の目的”のない人(その場所に関与している方の、家族や知人・友人、仕事関係者以外の人)をイベントに誘客したいのに、"強烈な"惹きつけもなければ、マイナーな、人の集まりにくい場所で、動線として人を集められる場所じゃなければ、閑散としたイベントになる可能性がとても高いだろう。

一定のコアなファンはそこに足を運んでくれる可能性はあるが、その競技をまるで知らない方を、そのイベントに惹きつけるハードルは、とても高いことを認識するべきだろう。

イベント設計から練り直すべき場合もある

もし、このような狙い("強烈な"惹きつけ要素があるか、来場者にとって認知された場所 / アクセスの良い場所か、動線設計はあるか)が事前に描けてない場合、イベント設計の段階から間違えてしまっている。もし間違えている場合、来場者に時間を頂く意識を持ち、イベント設計から練り直すべきだ。

でも、メジャーな場所、アクセスの良い場所は、場所代が高い。だからこそ安い場所を借りる発想になりがちなのも分かる。ただし、場所は”超大事”だ。そのイベントにて、強烈な惹きがつくれないなら、最初から、メジャーな場所、またはアクセスのいい場所、動線として良い場所を、どうしたら借りられるか?から発想すべきなのだ。

どうしたら借りられるか?例えば、行政とタッグを組むのか?、スポンサーを見つけるのか、参加費で補い収益化を目指すのか。やり方は様々ある。

場所を使えるからと言って、安易に企画にして準備のアクセルを踏むと、多大な労力を割くだけで、目標とするようなリターンが見込めないケースも起こりうる。

来場者の価値は?"強烈な"惹きは?ワクワク感はある?

企画の段階から、来ていただく方に、どのような価値を提供するのか。"強烈な"惹きつけがあるのか。現場に来ずとも、ワクワク感を提供し(渇望感を与えられ)、そこに足を運びたいと思えるのか。そうした視点からイベントをプロデュースできることが望ましいだろう。

本日は、マイナーな競技の普及のイベントなのに”マイナー”な場所で開催すると閑散とする?ことについて記事にした。

著者のTwitter

参考記事



お読みいただきありがとうございます!これからも情報配信していきます。