これからの習慣づくりのヒントなど

タイトルに「など」をつけたのは、後半は全然別の話だからだ。

習慣は、場所とセットで作られる

在宅勤務、というか外出自粛が本格化して気づいたことがある。それは、これまでは毎日聞いていたポッドキャストやVoicyを、全然聞かなくなった、ということだ。別に内容に興味がなくなったわけでも、自宅だから他に時間を取られているというわけではない。ただ、なんとなく聞かなくなった。

理由の目星はついている。多分、僕は、外にいるからスマホで音声コンテンツを聞いていたのだ。外にいると、スマホの画面が見づらかったり(歩きスマホ)、操作がしづらいから、音声コンテンツを聞くのが丁度いい。そのちょうど良さが習慣化していたのだ。

そう考えると、習慣は場所とセットで出来上がるものなのかもしれない。最近は行っていないが、僕はコメダ珈琲が好きで、よくそこで仕事をしていた。それも、コメダ珈琲へ行く=集中して仕事をする、という習慣が、場所をトリガーに出来上がっていたのかもしれない。

家にいる時間の長い今こそ、よい習慣を作ろう

家にずっといることになる、今、習慣という観点では結構大事な時期なのかもしれない。家に一日中いるこのタイミングで、怠惰な時間の使い方を続けるとそれが習慣になってしまう。そうすると、家にいる間ずっと怠惰になり、緊急事態宣言が解除されてからも、その習慣はなかなか変えられないかもしれない。

逆に言えば、このタイミングで良い習慣を作れれば、これからも家にいる時間をより有意義に使えるチャンスだということだ(あくまで仮説だけど)。その意味で、大げさかもしれないけど、この時期に家の中でどんな風に時間を過ごすかは、今後の人生を左右するのかもしれない。

例えば、この機会に家の掃除を定期的にやってみる。自炊をしてみる。何か、別の趣味をやってみる。家にいる時間が長いだけに、一度習慣になってしまえば、これからの自宅ライフがきっとより良いものになるはずだ。

かくいう自分も、今、こうやってnoteを書き、何かしら自分の考えをアウトプットしている。これも決して悪くない行動だと思う。これが習慣になるよう、飽きずに続けていきたい。

「憧れ」を追いかけることの意味

『チェイサー』という漫画がある。今日、この漫画を読了した。

きっかけは、ホリエモンこと堀江貴文氏のYou Tube。おすすめの漫画3選に紹介されていたからだ。

ざっくりと説明すると、主人公は漫画家で、同い年の天才漫画家、手塚治虫をライバル視している。ライバル視しているものの、手塚治虫の漫画はすべて持っていたり、手塚治虫がやっていることを逐一マネてみたりと、本当は誰よりもファンなんじゃないか、という行動をとる。

その主人公の生き様を通じ、手塚治虫がいかに超人だったか、を描く。ホリエモンもそこが見どころだ、と動画では語っている。

ただ、読み終わってみて、自分の感想は若干違った。この漫画は、誰もが持つ「自分の中の憧れ」と向き合うことの意味をテーマに描いた作品なのではないか、と思ったのだ。

先にも書いたとおり、主人公はことあるごとに手塚治虫のマネをする。そしてそれがあまりにも実現困難で、それが「手塚治虫はそれだけすごかった」というメッセージにつながる。もちろん手塚治虫はすごかったのだろう。だけど、意識している相手の真似をしてしまう、という主人公の行為そのものが、なんというか共感がもてて仕方ない。気にしている対象ほど、その行為まで意識し、マネしたくなるのが、人間の性だ。

もちろん主人公は手塚治虫のマネをしても、なかなかそれができなくて苦悩する。だた、そんな中でも自分なりの漫画スタイルを確立し、一定の成功を収める。ある面では手塚治虫を凌ぐほどに。つまり、マネをしても憧れにはなれないが、だからといって憧れを超えられないわけじゃない、ということだ。全部が全部、凌駕することはできなくても、どこかで相手を超えることだってできる。そのときになって初めて、マネしてみたことが何かの役に立っていたと気づくのかもしれない。

憧れを超えられなくても、諦めちゃいけない。
そして、マネできるというはある意味すごく幸せなことなんだ。

そんな、エールにも似たメッセージを、僕はこの漫画から受け取った。

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