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うっかり女子の描く、うっかり女子の生きやすい楽園

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どんな世界を見たいのか?発達障害と呼ばれちゃう「特性」をもったひとも、そうでないひとも、お互いおだやかな心で助け合える世界を描きます。「発達障害を讃える文学」を経て「楽園」へ。
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2021年1月の記事一覧

パクチーと助産院

次女を生んだ朝の水無月の助産院の窓からは、 静かな雨の音に乗ってきたパクチーの香りがした…

台本:こうかんくんとふくこうかんちゃんの対話

副:ねぇ、さいきんわたしのこと、見てくれなくてさびしいな。 交:あ、そう? 副:うん。だ…

内向型人間の時代

「ときぐすり」とスィートハート

あの子と じぶんとの境界は まるでないかのように あの子の落胆に あなたは心を痛める バ…

オー・イエス・メイク・ミー・ハッピー~縄跳びダンス的勉強法♪~

丑年生まれは反芻する。 * われわれの脳は、一定以上の頻度でもたらされる刺激を、重要だと…

【散文】寒空に青い車を駆る

わたし 家庭にいたいわたし 外へ外へ出たいわたし どちらもわたしわたし 書け 溜めないで! …

貴女のフィルミー黄金期

映画界の巨匠がこぞって撮りたがるのが、俳優や女優の20代後半から30代前半であるように思う。 * ”filmy (映画映りのする)prime (黄金期)” なんて言葉は英語にはないようだが(filmyは「フィルムのように薄い、という意味しかないみたい)、大好きなインド映画の俳優さんたちを見ていて、ふとそんな言葉を思いついた。 特に女優に関しては、35のあたりから結婚や出産でフィルムへの露出度は極端に下がる。だから、時世をときめく女優さんの20代後半から35歳ぐらいまで

胸のこけらの落ちるとき

 胸の詰まりがグググっと落ちて,ホルモンだか何だかが身体の上から下へ駆け巡り,安堵からか…

磨く。

アナタハ鍋ヲ磨キマスカ? * 鍋をあんなにも必死で磨く女たちの後ろ姿を、生まれて初めて見…