写真展 Pray for peace ー Gallery Niepce Produce ー
土曜の午後、まずは神保町、檜画廊へ。ギャラリーニエプスの同人とゲストの写真、写真集、ポストカードなどを通常より廉価で販売し、売り上げからウクライナの人道支援を行っている団体に寄付する催し。
(私もポストカードを2点購入。)
声高に平和を叫ぶのではなく、祈り、佇み、語り掛ける、静かな作品が並ぶ。
村上仁一の、電車車内の大胆な酔態で寝入る人々の写真のバカバカしさが清涼剤。
こんな酔い方が出来て、それを写真に撮れて、展示も出来る。
これこそが平和である。
中藤毅彦の撮影した赤の広場横の聖ワシリー大聖堂とイコン屋の店先の写真の隣に、西澤克見の撮影したウクライナの街撮スナップ。
昨年の12月にギャラリーニエプスでも展示した一連の物から。
西澤克見 JOHAN BROOKS 二人展「STREET PHOTOGRAPHY FROM UKRAINE AND TOKYO」
西澤の写真は、「銃後の緊張感」と「続いて行く日常」の混在したスナップだった。今だからまた見ておきたい写真。
キセキミチコは、キエフIII型(恐らく)で撮影したカラー2点。
ここ最近のモノクロ作品とは趣の異なる、「色」のある写真。
桜の花の色で画面が染まった写真に心惹かれた。
檜画廊は駿河台下のすずらん通りの中ほど、丁度書泉グランデの裏手になる好立地にあり、通りに面した窓2面にも作品が並べられている事もあってか、通りすがりに入ってくる人も多いようだった。
(2022.06.12 記)
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