【プーケット修行録】タイガームエタイとは
突然ですが現在、タイ南部の街・プーケットに来ています。
滞在先は、「タイガームエタイ」。
「・・・ん?ムエタイ?」という方もいると思いますが、プーケットにある有名な格闘技ジムです。
ムエタイだけではなく、MMA(総合格闘技)や、ブラジリアン柔術(BJJ)、グラップリングを学ぶことができます。
今回は、滞在中のタイガームエタイについて、興味を持ったきっかけや、どんな場所なのかについて簡単にまとめたいと思います。
スポーツ × 宿泊
自分の趣味に、ブラジリアン柔術(柔道のような道着を着て行う寝技の格闘技)があります。
将来ゲストハウスを作るとしたら、宿泊する人どうしが一緒に柔術などのスポーツをして、親睦を深められる環境を作りたいと考えてきました。
スポーツの良さとして、初めて会った人どうしでも、仮に言葉が通じなくても、同じルールの元で一緒に楽しめることがあると思います。
その中でも柔術は、一人でも参加できますし、比較的怪我のリスクも少なく、老若男女が自分のペースで楽しめます。旅との相性がよく、滞在中に現地の人と時間を過ごすいい機会になると感じています。
自分自身、社会人になってからブラジリアン柔術を始めて、趣味のレベルでしかないのですが、色々な楽しい経験をさせてもらいました。
ゲストハウス品川宿で受付をやっていた時も、たまに泊まりに来る海外の柔術愛好家と共通の話題で盛り上がったり、時には一緒に練習に出かけたりしました。逆に自分が旅行している時は、その街のジムに出稽古をすることもありました。
一緒に練習すれば、ただ一緒に過ごすだけではない絆が深まります。練習後に、その街のおすすめスポットに案内してもらったり、一緒に食事に行ったりすることも多くあります。
よく、「モノ消費→コト消費」といいますが、旅行でも、現地の人や他の旅人と一緒に趣味を楽しむことで、忘れられない思い出が作ることができると考えています。
滞在を通じてやりたいこと
そんな思いもあり、滞在中のタイガームエタイ。
今回の滞在を通じて、3つのことを進めたいと思っています。
スポーツをテーマにした「キャンプ」型の宿泊施設の実態を知る
自分自身のブラジリアン柔術のレベルを高める
共通の趣味を持つコミュニティを広げる
1. スポーツをテーマにした「キャンプ」型の宿泊施設の実態を知る
1つ目は、「格闘技 × 宿泊」がどのような形で提供されているかを、身をもって体験することです。
「スポーツと旅行」というテーマに目を向けると、「スポーツツーリズム」という形で、スポーツを観戦したり実践したりする旅行の形も生まれてきている昨今。
スポーツ庁のサイトを見ると、スポーツツーリズムの代表例として、自然を満喫するアウトドア系(トレッキング、サイクリング、カヤックなど)や、武道系(柔道、剣道、空手など)、スノースポーツ系(スキー、スノボなど)があるようです。
柔術の事例を探してみると、海外では「キャンプ」や「リトリート」という形で色々な滞在サービスが展開されているのを見つけました。
タイガームエタイは、その中でも、プロ選手からダイエット目的の人まで参加できる、常設のプログラムを提供しています。
実際に滞在することで、「どんなプログラムが提供されているのか?」「周辺の環境はどんな様子なのか?」「滞在する施設はどうマネジメントしているのか?」など、少しでも学んできたいと考えています。
2. 自分自身のブラジリアン柔術のレベルを高める
実はこの2つ目の理由も大切で、自分自身の柔術のレベルはまだまだ初心者に毛が生えた程度。
短期間でプロレベルや指導者になることは無理ですが、柔術に関わるのであれば、少しでも技術を磨く必要があります。
プロ選手も通うタイガームエタイという環境で、技術や体力を鍛え直そうというのが2つ目の目的です。
3. 共通の趣味を持つコミュニティを広げる
3つ目として、柔術のコミュニティを、海外に広げたいと考えています。
柔術のコミュニティは、ブラジル発祥ということもあるからか、初めて会う人でもウェルカムなカルチャーがあると(もちろん道場によっては出稽古禁止のルールが場合もあるので注意が必要ですが)言われています。
日本で練習や試合をさせていただいた方々も、フレンドリーな雰囲気を持つ方ばかりでした。
今回は、海外の柔術コミュニティに足を踏み入れ、自分のコミュニティの輪を広げたいと考えています。
タイガームエタイとは?
前置きが長くなりましたが、タイガームエタイは、タイのプーケットにある格闘技ジムです。
プロ選手も多数所属しており、中には、UFCやONEで活躍する選手もいます。ジムで練習していると、贅沢なことに、たまに有名選手を見かけることもあります。
そんなタイガームエタイですが、プロ選手ではなくても誰でも滞在することができ、トレーニングを受けられます。
フィットネスのクラスもあり、ダイエットや健康目的で参加している人もいました。
設備としては、格闘技用のジムスペース(競技に合わせて複数)、サンドバッグ、筋トレ用ルームはもちろん、宿泊スペース、シャワー室、そして栄養面に配慮した食堂もあります。
タイガームエタイがある「Soi Ta-iad(ソイ・ターイアット)」という通りは、別名「フィットネス・ストリート」。たくさんの格闘技やフィットネス関連のジムが立ち並んでいます。
そのため、マッサージ屋さんや、スポーツ用品店、やたらプロテインの種類が多いご飯屋さんなど、アスリートや健康志向の人には嬉しい街になっています。
タイガームエタイでは、だいたい1日中何かクラスが開催されているので、その中から選んで参加することになります。
クラスはやはりタイだけあってムエタイが一番多いのですが、柔術やMMAのクラスも毎日開かれています。
設備やクラスの内容については、また別の機会に詳しくまとめたいと思います。
そんなわけで滞在中のプーケットのタイガームエタイ。エンジョイしつつ、将来の夢に向けて構想を深めていきたいと思います。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?