見出し画像

感情が揺れ動く、ロッテのファン感。

推しチーム、ロッテのファン感があった。

オープニングで、メジャー挑戦を表明した佐々木朗希の挨拶があった。
先日投稿した記事『はばたけ、佐々木朗希』で、メジャー挑戦を応援することを書いた。

でも、やっぱり淋しいと思った。
「海を渡る前にこの目で観ておこう」と観始めて(『私と野球。③』参照)、仕事の都合に合わせた現地観戦だった割には朗希の先発試合をたくさん観れた方だと思う。
160kmを超えるストレートも、ストレートの軌道から唐突に落ちるフォークも、2024年には投球の組み立ての中心になることがあったスライダーも、充分この目に焼き付けたと思っていた。
それでもやっぱりもっともっと見たかったと思った。

そんなことを考えて、目頭が熱くなった。

まさかその数十分後のヘッドホン伝言ゲームで、基本文「都志也の推しメンは康士朗」から、朗希が大真面目に「康士朗の後はおしっこ」という文章を繰り出すとは思わなかった。
クリティカルヒットにも程がある。


野球対決の試合前の円陣では、チームブラックの和田康士朗が「朗希が海を渡っても心と心で」と、クライマックス・シリーズ1stのロッテの合言葉を交えて士気を高めていた。
心と心。Heart to heart。

Sandstormの音楽と共に平沢大河がブルペンからマウンドに全速力で走ってきた。
形態模写も完璧だった。
ヒラサワーナよろしく腕組みもしていた。

放送席に座っていた中村奨吾が告げた、「代打・井上」に泣きそうになった。
我慢していたけど、ヒットを打って3塁上で涙を流していた井上晴哉を見て私も泣いた。
ロッテの野球対決名物ルール「革命」の適用最中で、ヒットを打ったら3塁に行くという滑稽な場面だったにも関わらず。

晴哉さん、心と心だよ。
晴哉さんが現役を引退したって、あなたの豪快なスイングは私たちファンの心の中に残り続ける。


そんな感動の後に、レフト側のブルペンから安田がマウンドに向かって走ってきた。
ビジターのブルペンカーに乗って角中が手を振っている。
運転しているのは藤岡だった。
リリーフ投手は安田で、角中と藤岡はただの賑やかしだった。
角中はブルペンカーを降りてベンチに戻り、藤岡は後部座席に乗ってブルペンにそのまま帰って行った。
小学2年生みたいなノリで出てきたベテランと中堅に笑ってしまった。

今日のロッテは感動させた後に笑わせにくる。
笑わせた後に泣かせにくる。


ロッテのファン感の放送が終わったのは17時半を回っていた。
11時半の開会から、感情が揺れに揺れた6時間だった。

東都リーグの入れ替え戦をチェックすると、東洋大が19対2で東農大に勝っていた。
昨日は9回裏、劇的なHRで東洋大が勝っていたが、今日はワンサイドゲームだった。

さて、1部に返り咲いた東洋大出身の佐藤都志也が侍ジャパン初のスタメンマスクをかぶる、プレミア12の試合を観よう。



文中にもリンクを貼っていますが、よろしければこちらの記事も読んでみてください。

#ロッテ #chibalotte #千葉ロッテマリーンズ #ファン感
#ファン感謝祭 #日記 #佐々木朗希 #井上晴哉

いいなと思ったら応援しよう!