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「リアルな経験を活かした価値を提供したい」医療現場を知り尽くした元ディーラーが、豊富な経験とあふれる好奇心で業界の課題解決へ挑む話

今回インタビューに答えていただいたのは、元医療機器ディーラーの豊田さん。
医療福祉業界の課題解決に取り組むセカンドラボの理念に共感し、入社を決めたそうです。
ディーラーとして医療現場の最前線を見てきた豊田さんに、業界のリアルな課題やセカンドラボへ入社してからの変化など、詳しく聞いてみました!

プロフィール

名前:豊田 裕史(とよだ ひろし)
趣味:マラソン、映画鑑賞、食べ歩き
入社時期:2020年9月

ー はじめに豊田さんについて教えてください。学生時代はどんな風に過ごしていましたか?

とにかく新しいことに挑戦するのが好きで、興味が湧いたものには片っ端から挑戦していました。
部活もその例に漏れず、中学はバドミントン、高校は陸上、大学からはセパタクローと、様々なスポーツにチャレンジしてきました。

「セパタクロー?」と思った方のために補足すると、足でやるバレーボールのようなイメージですね。
まだまだ競技人口の少ないスポーツなので日本代表と試合をすることもありました。毎回ボコボコにされていましたが。。。(笑)

ー 趣味やハマっていることを教えてください。

趣味はマラソンです。特に北海道マラソンには毎年欠かさず参加しています。
その他にも年1、2回フルマラソンに出場したり、100Kmマラソンに出たこともあります。

走っている時はつらいのですが、走り切った時の達成感が好きで今も続けています。
なかなか周りの人からは共感を得られていませんが、セカンドラボでもマラソン仲間が増えることを願っています。

■前職と転職のきっかけ

ー 次は前職についてお伺いできればと思います。どんなお仕事をされていたのですか?

医療機器のディーラーとして、メーカーから仕入れた医療機器や医療材料を病院へ販売していました。

ー 業務内容について、もう少し詳しく教えてください。

医療機器、医療材料といっても扱う商材はとても多く、ガーゼや注射器などの小さめな物から、CTやMRIのような大型機器まで幅広く扱っていました。
毎日のように病院に出入りし、時には消耗品の在庫管理や手術で使う器材の手配なども行ったりと、病院にとっての何でも屋さんのような存在でした。

緊急の処置やオペが入り、医療材料や医療機器を早急に手配しないといけない場合には近隣の病院やメーカー倉庫などを駆けまわったりと、なかなかスリリングな体験もしていました。

ー その中で学んだことはありますか?

ドクターや看護師、事務職員、その他数多くの医療機器メーカーなど、医療に関わる様々な部署・職種の人たちと日々やり取りをしてきたので、医療機器や病院経営の仕組みについての理解が深まりました。

また、関係者間の調整役となることも多かったため、医師・看護師・メーカーなどそれぞれの立場での考え方の理解にもつながったと思います。

実際に医療機器・医療材料が使われている現場を間近で見てきたことで、実際の現場の雰囲気や業務イメージを具体的に思い浮かべることができ、現在の業務にも活かせていますね。

ー 現場を見る中で感じた課題はありましたか?

病院での業務はまだまだアナログな部分が多いなと常々感じていました。

例えば、医療材料の発注に関していえば、日々の発注を書面や口頭で行っている医療機関は今なお多くあります。注文書に書いてある文字が手書きで、製品名や品番がはっきりと分からず、その度に発注担当や現場に確認するなんてことも頻繁にありました。中には毎回の注文を電話口で30分以上にわたって読み上げるような医療機関も・・・。

その他にも医療機関ごとに独特なこだわりや風習があり、なかなか従来のやり方から脱却できずにいるのは大きな課題だと感じました。

■転職について

ー 転職のきっかけはなんでしたか?

一番は先行きの不透明さや薄利多売のビジネスモデルに限界を感じた点です。
人の命に関わる仕事が出来ていることにやりがいを感じていましたが、同時に業界の先行きの不透明さから危機感も感じていました。

診療報酬のマイナス改定が続くことで病院の経営は厳しくなり、そうなると病院からの値下げ交渉の圧力は年々強くなっていきます。
病院担当とメーカー担当ともに良好な関係を築けていたので何とかしたいと思っていましたが、ディーラーとして出来ることは限られており歯がゆさを感じていました。

「ただ単に医療材料の価格を下げるだけでは根本的な問題解決にならない」「医療業界全体の問題解決につながる仕事がしたい」と考え、転職活動を始めました。

ー セカンドラボへの入社の決め手はなんでしたか?

セカンドラボが運営する「コメディカルドットコム」が業界の採用課題を解決する革新的なサービスであったこと、そして、その会社が提供する新規事業の立ち上げに携われるということが決め手となりました。

また、新規事業が掲げていた「医療福祉施設のDX化による人手不足問題の解決」というビジョンと、前職の際に感じていた課題が一致したのも大きな後押しとなりましたね。

■セカンドラボ株式会社の新規事業「2ndLabo」とは?

ー 2ndLaboとは、具体的にどのようなサービスなのでしょうか。

2ndLabo(セカンドラボ)とは、一言でいうと「医療福祉施設の課題解決プラットフォーム」です。
日々の業務や経営、集患、採用面等で課題を感じている医療福祉施設に対して、課題の解決策の提案や運営するメディアを通じた情報提供を行っています。

※2ndLaboのサービスページはこちら

ー 2ndLabo事業での豊田さんの業務内容を教えてください。

主に”コンシェルジュ業務”とメディアに掲載するコラム記事の執筆に携わっています。

コンシェルジュ業務では、課題を抱えた医療福祉施設からの相談に対して、解決策や解決可能なサービスのご提案をしています。
ご相談いただく内容は多岐にわたり、「スタッフが定着しない」「補助金を使ってコストを削減したい」「電子カルテを導入したい」など、130以上のジャンルのご相談を受け付けています。

これまで、コンシェルジュ業務を通じて計1,000件以上の課題解決支援に携わらせていただきました。その中で身につけた専門知識をコラム記事の執筆にも活かしています。

ー 2ndLaboでの業務で新たに得られた知見はありますか?

病院から、バックオフィス周りの課題について問い合わせをいただくケースが多く、より複合的に病院経営をイメージ出来るようになりました。

前職ではガーゼやカテーテルなど、直接医療行為に必要なものをメインに取り扱っていました。現場の最前線のニーズはある程度わかったつもりでいましたが、職員の勤務シフト作成やレセプト作成業務など、いわゆる事務方の業務にも多くの課題があることを日々感じています。

また、病院だけでなくクリニックや介護施設の課題にもコンシェルジュとして対応したことで、医療福祉業界全体への解像度が上がったと思います。

ー 新規事業チームとして働くことについてはどう感じていますか?

事業が成長していく実感を得られる点が魅力的です。
私は2ndLabo立ち上げとほぼ同時期に入社したため、現在に至るまでの紆余曲折をすべて経験してきました。その過程で、マーケティング業務など未経験だった業務に携わる機会もあり、事業と一緒に自分自身の成長も感じることができています。

ー 難関資格である中小企業診断士も取得されたんですよね。

前職時代から、経営に必要な知識を横断して得られる点に魅力を感じ、勉強はしていたんです。
なかなかまとまった時間を取れていませんでしたが、セカンドラボ入社後も勉強を続け、2022年に晴れて資格を取得することが出来ました。

資格取得後は、外部の方々と交流できる機会が多く、かなり勉強になっています。私は医療ビジネスや経営理論などの研究会にも顔を出しているのですが、参加される方々の背景が多様なんです。サラリーマンや経営者はもちろん、弁護士など普段接点を持つことのない業種の方々と交流することができ、ビジネスを違った角度で見られるようになってきました。

■最後に

ー 豊田さんの今後の展望、目標を教えてください。

医療機関で発生するすべての課題・お悩みに対して、即座に解決策を提案できるように知見を深めていきたいですね。

また、ディーラー時代は多くの現場に足を運んだので、そのリアルな経験を活かせる機会があれば、積極的に手を挙げていくつもりです。現場の一次情報に触れてきた自分だからこそ提供できるノウハウ・価値もあると思うので、今後もフットワーク軽くインプット・アウトプットを続けていこうと思います。

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