好きなものの話:漢方・薬膳についてなるべく簡単に説明する

「漢方」と聞いてイメージするものっておそらく​

ちゃんと写真素材サイトで入手しました

こういうのだと思います。
正確に言えばこれらは「漢方薬の原料となる生薬」です。
今回、頑張って私の好きな「漢方・薬膳」について出来る限り簡単に説明しようと思います。↑のやつとかは出てきません。

きっかけ

「趣味はなんですか?」って聞かれるときに「漢方です」って言うようにしているんですが、そうすると「うわめっちゃ意識高いじゃん」みたいな反応をされることばかりです。

恐らく漢方と聞いたときのイメージって「高そう」「健康オタク」「自分で薬の調合とかしそう(?)」「病院でたまに出されるやつ」だと思います。

私がしているのはそこまで高尚なものではないのにイメージが先行してしまうのでなんだか趣味として言いづらいなぁと思ったからです。

↓から説明に入りますが、説明を単純にするために詳細は省くことになると思いますので悪しからず。

本題

漢方ってなに?

健康法のこと。漢方薬のことではありません。例えば

  • 薬膳(これについて詳しく書きたい)

  • 鍼灸

  • 気功

  • 整体

これらが漢方に含まれます。

んじゃ漢方薬ってなに?

漢方の考えに基づいて調合された薬のこと。西洋医学の考えは

  • 化学合成によって薬をつくる

  • 病気が主体(身体の悪いところにピンポイントで効く)

  • 病気になってから治す

なのに対し、漢方の考えは

  • 生薬の組み合わせによって薬をつくる

  • 病人が主体(身体全体のバランスをとって治療していく)

  • 病気を未然に防ぐ

といった違いがあります。

薬膳ってなに?

漢方の考えに基づいた食事のこと。
漢方では食材と薬には区別がなく、あらゆる食材に属性があり、身体や心に良く働くとされています。
食材の属性を知り、自分の心身の状態に合った食事を決めるのが薬膳。

食材の属性覚えるとか大変じゃん。やっぱ意識高いじゃん。

私は覚えていません。覚えようとしたらめっちゃ大変だったので。

私はこれを買って、料理を考えるときに見ているだけです。

  • 食べたい食材がどんな症状に良いか

  • 身体の症状に対してどんな食材が良いか

が双方向でわかるので便利です。

薬膳が好きならわざわざ漢方って言わなくてもいいのでは?

薬膳って言ってピンとくる人あんまり多くないかなと思って…。

薬膳の考え方

もともと漢方には「気・血・水」や「五行説」といった考え方があります。
↓こういうやつ

五行説のイメージ(いらすとやなんでもあるな…)

薬膳もこの考えに則ってはいるんですが、ややこしくなるので説明しません(できる自信がない)。

私が覚えている、薬膳で大事な考え方は2つだけです。

  • 一物全体

    • 人間が食べる動物や植物はそれ全体でバランスを保っているものだから、できる限り丸ごといただいた方がバランスがよいという考え方。

    • 皮や根、葉など、一般的に食すのに適さず捨ててしまう部分も食べた方がいいということです(無理はしない)。

  • 身土不二

    • 人間もまた自然の一部なので、生まれ育った土地で、その季節の旬の食べ物を食べるのが自然な状態、という考え方。

    • そうでなくても旬のものって美味しいですよね。

で、薬膳やっててなんかいいことあったの?

もともとそこまで身体が悪い方ではないのでなんとも言えないですが、病院にはしばらく行っていないと思います(定期検診以外)。
ただこれが薬膳のおかげかと言うとそういうことでもないと思います。

人の身体は食べたもので出来ているので重要なのはたしかですが、適度に運動して十分な睡眠をとり、心をやられないように働く、というのも同じくらい大事だと思います。

結局食べるものに気をつけてるだけかい!

というわけでもなく、

漢方のお店にたまに行ったりしてます。
知らない人もいるかも知れないので何をするところか説明すると、

漢方の専門家の人に体調を伝えたり、舌を見てもらったり(!)して、身体をよりよくするための商品をお勧めしてもらいます。
(漢方では人の状態を診るときに舌、脈、お腹を見るそうです)。

私は大体そのときの状態や季節に合ったブレンド茶を買うことが多いです。
薬っぽいとか全然なくて普通に美味しいです。

まとめ

出来る限り簡潔にまとめようとしたんですが、書き終えてみると結構な文字数になってしまったなぁと。

少しでも漢方・薬膳に対するハードルが下がって興味を持ってくれる人がいるといいなぁというの半分、自己紹介で漢方って言ったときに簡単に説明できるようにしようというの半分なnoteでした。

書いていてなんとなく、私がなぜ漢方が好きかがわかった気がしました。
私は基本的に心配性で、急に何か悪いことが起こるのではないかと思いながら生きています。
そこに対して漢方の「未病(発病には至っていないが、軽い異常のある状態)を防ぐ」という考えが合っているからだと思いました。

病気になっても病院に行けば大丈夫、という考えも正しいと思えるくらいには医療が進歩している現代ですが、まぁならない方がいいですよね、病気。

なんだかそこまで簡単に説明できなかった気がして凹んでいます。
順を追って丁寧に説明するのはそれなりに得意なんですが、要所を残しつつ端折って説明するのってとても難しいですね。

そんな駄文を読んでいただきありがとうございました。

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