勇気を出して #18
親友ふたりは、
わたしが未だに彼のことを
忘れられずにいることを知っていた。
緊張で吐き気がしてくるわたしに、
親友は、話しかけに行こう!と
背中を押してくれていた。
そんな時、
手を振ってくれていた男友達が
わたしたちの席に来た。
「久しぶり!元気だった?」と話しかける。
「元気元気!
〇〇(彼)いるよ!来る?」
そう言われて、一瞬ためらったけど、
「行く!」
と勇気を出した。
親友も一緒に
彼たちのテーブルの方へ行く。
彼が
「髭剃っておけば良かったー」と一言。
「全然気にならないよ」と答えた。
そこへ店員さんが注文を聞きにくる。
タイミングが合わず、気まずい空気が流れる。
その空気に耐えられず、
わたしと親友は元の席に戻った。
中学時代から変わらず
消極的なわたし。。
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