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豪州日記❘ 新社会人1週間目、つまらない大人にならないために

先週から新社会人になりました。

昨年の夏に大学院を修了して以来、半年以上ふらふらし、母からは「ぷーぷーちゃん」という愛称までもらいましたが、とうとうその生活も終わりです。

毎朝急いで準備して、帰宅してご飯を作り、寝る、の繰り返しです。慌ただしい一週間でしたが、大学院で勉強したことが意外と活かされていますし、周りの方々もとても良いので、楽しい滑り出しとなりました。

とある人からおすすめされ本当においしかった
マンゴーとココナッツのアイスクリーム。

これから、数十年の間、働くことになるわけですが、この社会人なり立ての頃は二度と戻ってきません。だから、今考えていることを書き残したい、と思ってしまいました。(話は逸れますが、松浦弥太郎さんがエッセイとは「忘れたくないことを書いたもの」ととある本で言われていました。私の文章はエッセイではなく、ただの日記ですが、私も忘れたくない出来事や感情を残したいから書くのかもしれません。)

職場は自然に囲まれています。すぐ近くも原っぱが広がっています。

実際に働きはじめて抱いたのは、「つまらない人間になりたくない」という感覚でした。具体的には、「仕事が自分のすべてになって、自分が本当に好きなことや大切にしたいことを忘れてしまいたくはない」ということです。

こう思うようになったのは、少なくない大人たちが、仕事以外の時間でも仕事の話ばかりしていたり、会話が「○○さんは××さんと同期で~」のような内容で終始してしまったりすると気がついたからです。

もちろん、そういう話になるのは一緒に働いているから自然なことですが、私はもっと他の人たちが何が好きで、どういう価値観を持って、これからどう生きていきたいのか、を知りたい。

こういった希望は、まだ仕事に忙殺されておらず、社会に揉まれた経験がないから持てるのであり、甘いのかもしれません。ですが、私はこの感覚を大切にしたいと思っています。

一方で、そう理想は語りつつ「帰宅後や休日=来たる仕事に備える束の間の休息時間」といった意識が私の中に芽生えてきています。自分の素直な感覚や感情を置き去りにしたまま、1年、2年と働くうちに、自分も「つまらない大人」になるのではないかと、思ってしまいます。

そうならないように、自分は何ができるのか、夜な夜な帰宅後に模索しています。こんなことを考えるようになるとは、働き始めるまで全く想定していませんでした。やっぱり、何か新しい環境に飛び込むと、考えるテーマや対象が広がって面白い。

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