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豪州日記❘ オーストラリアの家探し、大変だったこと

先日、3週間近くのホテル暮らしを終え、とうとう新しいアパートメントに入居しました。

働きはじめと並行して、アパートメントを探したので、なかなかに大変でした。当初1週間の予定でホテルを予約していましたが、もちろん見つからず。1回、2回とホテルを延泊し、かさむ料金に戦々恐々としつつ「寝る場所がないわけではないし、お金で解決できるのだから」と自分に言い聞かせ、なだめていました。

どこの国であっても、家探しは簡単なことではありませんし、特にオーストラリアは家賃高騰と供給不足だと聞き覚悟していました。が、ストレスフルなことには変わりありませんでした。


1番大変だったのが、車無しでは住める場所がとても限られてくること。
これはシドニーやメルボルンといった大都市なら、事情が違うと思いますが、私はキャンベラ。一部のエリアを除き、基本的にハイウェイのような道を車がビュンビュンと走り、みなさん通勤やお出かけをしています。運転する予定のない私は、バスか徒歩通勤。

そうなると職場の近くに限られてきますが、職場の周りに単身にちょうど良いアパートメントがほとんどありませんでした。多くは、3ベッドルームに2台分の駐車場というような、日本では「豪邸」に入りそうな一軒家立ち並んでいます。広大な土地を持て余しているんだろうなぁと身をもって感じました。眺める分にはとても面白いのですが…。

土地が広くて自然いっぱいのキャンベラ。


2つ目に、内見に手間取る。
私が調べた限りだと、どの物件も内見(Inspection)が必要なようです。通常、内見は、各物件サイトに公開されている、日付と時間帯をスロットから選んで予約します。ですが、このスロットを設定していない物件も多く、個人的に「内見したいのですが…」というフォームを方々に送りました。

オンライン上でパッとできるので難しくないのですが、何しろほとんど返信が来ません…。電話を掛けたこともありましたが、繋がらない…。結局、すでに予約枠を用意してある内見に行きました。

内見枠は15分間(物件によっては10分や30分)と細かく設定してあります。アパートメントの場所や入り口が分かりづらいこともあるので、早めに行くことをおすすめします。(トップの写真のように内見中の物件には小さな看板が立っていることが多いです。)

この物件の内見は4月27日9:00-9:10の一枠しかないようです。
”Book inspection”からリクエストはできるようですが…。


3つ目に、敷金(bond)と初月家賃の支払い方法。
現地銀行を開設していましたが、まだお給料は払い込まれていなかったため、大きな金額の豪ドルを持っていませんでした。そこで、楽天銀行からwiseに一旦送金し、そのお金を現地銀行に移す方法にしました。

ところが、現地銀行になかなか着金せず。最後の手段として、日本のクレジットカードでキャッシングしようとしましたが、2万円までしか下ろせませんでした。さいわい、不動産会社の方に信用されたのか、普通はあり得ないですが、お金を渡す前に入居させてもらいました。

入居したときからこの状態。いつ工事に来てくれるのかな


ほかにも、大変なことは色々とありました。入居希望日が今日なのに、鍵の受け渡し方法について連絡が来なかったり、メールの返信がないため職場で電話をかけたり。

毎日働いている間も、家探しが頭の片隅から離れることはありませんでしたが、こうやって見つけた今のアパートメントは、とても気に入っています。

ベランダの目の前は、可愛らしく手入れされた庭で、夜にはベッドから星空が見えます。日本では、なかなかない環境で、喉元過ぎれば熱さを忘れる、「ここに住めるのなら家探しの苦労もどうってことないな」などど思う日々です。

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