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【映画】RRR【感想】其の弐

もうすぐ上映終了とのことで、もう一度RRRを鑑賞してきた。
今度はIMAXでの鑑賞。
大きいスクリーンで大迫力のアクションシーンに圧巻された。
内容などの詳細は前回の記事に書いたので省略。


◆ 好きなシーン

▶ 初タッグ

ラーマとビームが初タッグで少年を助けるシーン。
橋の上から「子供を助けないと!」と叫んでいるビームを見つけたラーマが手を挙げて、それに戸惑いつつも応えるビーム。
言葉は必要なくて、仕草だけで『何をしたいか・何をしようとしているのか』がすでに通じ合ってるのがすごい。
最初に観た時、ラーマがなぜ旗を手にしたのか分からなかったけど、反動で戻ってくるビームの為だったと分かった時は素直に感動した。
だから炎の中から旗に包まったビームが登場したシーンは、めっちゃ好き。
川底で一生懸命走ってガッチリ手を組むとこも好き。

▶ デート

ビームが憧れの人(ジェニー)と二人きりになれるよう画策してくれたラーマ。
パンクは5分で直ると言ったところを5時間と訳して、わざとビームのために時間を作ってくれた。
市場では互いに言葉が分からないながらも、どうにかしてコミュニケーションを取り、探している少女の名前(マッリ)がジェニーから聞けたことに、少女が生きていると確信したビームは、マッリに自分が近くにいることを知らせるためにバングルを急いで作り、ジェニーへ手渡す。
そして、ようやく愛しの人の名前を聞き出したけれど、彼女が口にした言葉をそのまま覚え、「マダムハ・ヤメテ・ジェニーヨ」が彼女の名前だと思い込むビーム。
それをラーマに伝える時、「彼女の名前は恐ろしく長い」と驚いているビームが可愛いんだ。
ラーマがそんなビームにジェニーの言葉を訳して、本当の名前を知って「短い」と安心するビームも可愛くて好き。

▶ ナートゥダンス

ジェニーから招待されたパーティーで、慣れないダンスを踊るビームとジェニー。
ジェニーを狙っている男は、自分よりビームを優先するのが許せないからと、ダンスで足を引っかけてビームと周囲にいる地元民たちを侮辱するような言葉を投げつける。
「タンゴ、スイング、フラメンコ。お前たちにこの芸術が理解できるのか」との言葉に、ラーマが転がってきたお盆を蹴り上げてドラムの上に乗せるとリズミカルに叩き始める。
「ナートゥダンスをご存知か?」とラーマの言葉とともに始まるキレッキレのナートゥダンス。
とにかく力強い。
時折、戦闘を彷彿とさせるような動きがあって、その部分がなんとなく『カポエイラ』に通ずるものがあるなぁと思った。

▶ 逃亡と出会い、そして奪還

ラーマの”裏切り”によって捕らえられたビームが、ラーマの”裏切り”でマッリと共に逃亡に成功する。
スコットの魔の手は背後にまで伸び、遂に見つかりそうだという時、間一髪で助けてくれた女性は兄貴と慕ったラーマの許嫁・シータだった。
シータはビームたちにラーマの過去を話す。
独立を勝ち取ろうと訓練を繰り返していたある日、イギリス軍の襲撃を受ける。
Load , Aim , Shoot <装填、狙え、撃て>、亡父の教え。
ラーマの抱えている野望の大きさを知ったビームは、シータにラーマを助け出すと誓う。
そして、ラーマを救出するため兵舎に忍び込むビーム。
暗闇に紛れる服装の方が良いはずなのに、白いパンツを穿いて堂々と忍び込むビーム大好き。
ラーマが入れられている独房を探すために、地面をトントントトトンと叩きそれにラーマがトントトトントンと応えることで、ビームとラーマは遂に再会。
静かに檻を開けるかと思ったら、力尽くで「ぬぁぁぁぁぁぁ!」と叫びながらメッシャァと檻の入り口を壊すビーム大好き。
ラーマを肩車し、兵士の追手から逃げるビーム。
銃の装填をビームに任せるラーマ。
何も言わなくても分かり合っている二人が最高にかっこいい。
敵地にいるから兵士があとからあとから湧いてくるのに、次から次へと矢で射るラーマ。
炎を割って飛んでくる矢の向こうに悠然と立つラーマ。
槍を手にして水面から飛び出し勇猛に立ち向かうビーム。
ここでも火<FIRE>と水<WATER>の対比が描かれているのが良い。

▶ 獅子狩りとその後

遂に倒すべき獅子が現れ、前哨戦終了。
火を纏った鉄の馬が届かなくても良いんです、弾薬庫が手伝ってくれますから。
爆発の影響で建物は崩れる中、武器庫に向かうビーム。
スコット(英国軍の総督)の顔に滴るのは、血溜まりが見たいと言っていた妻から流れ落ちるものだった。
最後、銃を手にしたビームに『Load , Aim , Shoot <装填、狙え、撃て>』と告げるラーマ。
英国人に銃弾の真価をようやく知らしめることができた、最高の瞬間だった。
武器を村人全員の手に持たせるという約束を果たしたラーマと、マッリを無事に連れ帰ることができたビーム。
最後にラーマに対し「読み書きを教えてほしい」と告げたビームが、とてもいとおしく思えた。
どうしてかは分からない。
でも、”読み書き”の中に英語が入っていて、ジェニーとの会話も弾むようになるなら、もっと良いなと思った。

◆ どうしても笑ってしまうシーン

▶ 荒々しい

ビームの登場シーンで、頭から血液(?)を流す様子が、どうしても『水曜どうでしょう』で荒々しくシャワーを浴びようとする大泉洋氏を思い起こさせて、笑ってしまう。
分かる人いたらちょっと嬉しい。
ちなみに、どうしても笑ってしまうのはここだけです。

◆ ちょっとした疑問

◇ ナートゥダンスでビームとラーマのふたりになった時、ジェニー以外の女性陣が『ラーマ』と言っていたけど、元々、ラーマの存在を知っていたのかしら?

◇ 最後、銃弾の真価を知らしめようという時、なぜラーマではなくビームが撃ったのか。
ここはやはり、ラーマが撃つべきだったんじゃないかと思ったけど、どうした意図があったのか分かる方いたら教えて頂けると幸い。

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追加あるかもだけど、とりあえずはここまで。
|・ω・)ノ[終]

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