気持ちのぐらつき

仕事に行けなくなって約1か月。(休職は3月末まで、それ以降は退職)
ここ一週間ほど久しぶりにかなり精神状態が良くない。
適応障害の人は休み始めると最初の1~2か月は逆にしんどくなるとよく聞く。もちろんそれもあるとは思う。
もちろん仕事のストレスもかなり大きかった。そこが無くなるだけでも状況的には以前よりかは改善されているのかもしれない。

だけど根本的には「誰にも認められなかった自分」というBPD気質の問題があってその上に仕事のストレスが乗っかっていたというのが正しい認識だろう。

認められなかった人間はいつまでもそれに固執してしまう。
もっとも僕は「誰からも好かれる人間」になりたかったわけではない。
ただ恋愛感情とかそういうものでは無く「自分が好きになった人間」
には認められたかった。それこそ「ただの友達」でもなんでもいい。
とりあえず存在として記憶されればそれでよかった。
そんな「普通の人」からすればなんでもないことですら僕には得られなかった。

小さいころから、それこそ小学生ぐらいの頃からずっとあったこの感情は年齢を重ねるごとに大きくなっていった。
だが人間とは残酷な物でどうしても他人と自分を比較する。
いつしか他人を見下すようになった。
「こんなやつが」「こんなダサいやつでも」とか今思うとそういう感情を持つことでなんとか自分を言い聞かせていたのだと思う。

そして就職して就職したところは誰もが知ってるブランド、自分は全身ハイブラ。ここまですればその鎧で優位に立てると思った。だけど結局そんなことは関係無いのだと気づいてしまった。何にも縋るものが無くなった。
何を持ってしても他者からの「愛情」は得られない。
なんでもない平凡なやつが易々とそれを得て何のありがたみも感じず生きている。それに気づいた時にはもう感情を保てなかった。
「どこで間違えた?」「何がダメだった?どこの選択を間違えた?」
ずっとそんなことを考えた。

ある一瞬だけ他者からの「愛情」を得た。救われた。こんなダメな自分にも「愛情」を向けてくれる人がいる。でも様々な要因が重なってすぐ終わった。誰も悪くない。

ようやく得られた「それ」もすぐに手から零れ落ちていった。
もう恐らく他者からの「愛情」を得るのは論理的に考えて不可能だ。
あの一瞬だけが自分の人生の中で得られた瞬間だった。
「他人に期待するな、どうせ裏切られる」周囲にはそう言い続け自分をも強引に押し殺し続けた結果がこれである。

縋る物も希望も何一つ持てない。幻想も理想も感じられない。
生きている実感も無くただ毎日を消化して薬でやりすごす。

何もかもに裏切られ続けた結果、自分が唯一縋ったものにすら裏切られた。
死ぬ勇気も無ければ生きる気力も無い。
いっそ明日世界が滅びればいいのにと思いながら眠る。

こんなゴミみたいな世の中滅びればいいのにね。

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