//閃輝/暗点


きみの喉をひらいて深淵を覗く。ぼくにはそこにつかえている言葉の感触しか分からなかった。瞼を閉じて裏側の星を眺める//フラッシュ/飛散するガラスに映る光線のぼくが乱反射する。閃輝//

暗点。きみがソレを指差して白だと言ったから、ぼくの暗闇は白色をしている。公転に惑わされないメリーゴーラウンドのように。回転体のぼくたちはその尻尾を追いかけ続けて朽ちてゆく。木馬は自分を馬だと思い、ぼくらは自分を人類だと思い、音楽に合わせて廻る廻る、めくるめく日々のなかでその口を捲るべく、して、音、が、止ま、り、絶__ _

_ __断線したケーブルがパチパチと鳴っていて、それがきみの遺言だと思った。✴︎-(い)・-・✴︎(か)-・-✴︎-(さ)✴︎-・(な)・-(い)・-✴︎-- ✴︎・(で)(生かさないで?)
未開封のままゴミ箱にスワイプされた手紙を拾い集めてコラージュする。ぼくだけのぼく宛の手紙にするために。重力を知らなかった頃のぼくは紙飛行機にして飛ばしたらきみのところまで届くと信じて疑わなかった。「何言ってるの、信じていれば、なんだって叶うんだよ?」

きみはペーパームーンなんかじゃない。きみはペーパームーンなんかじゃない。きみはペーパームーンなんかじゃない。__そうよ、私はただの紙の月_だけどあなたが信じてくれるのなら、私は見せかけではなくなるわ__きmは、ペー ーm ンなんkじゃ、

直線だと思っていたその信念はただの線分ABだったし、赤い糸だと思っていたこの蟠りはただの耳鳴りに過ぎなかった。もう何も憶えていない(ということすらもいつかは思い出せなくなるのだろうね)。その消失点に気付けていたら。それはたちまち消失点ではなくなってしまうね。いつの間にかそこには居なかったはずの君がいて、そこにいたはずのきみが見えなくなっていることに気、付/いて、//殴打/

//その視視視視視視視視視線線線線に気付いた時には、君が、き、みに、 きみが、きみに。

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