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藍
2022年7月25日 09:44
青色の春風に吹かれたきみは私を撫で上げ「またね」と消えたバス停で「またね」を交わしたあの日から季節が積もって埋もれてゆく声ラムネのビー玉は手に入らないからこそ美しいとかいう美学“届かない” “触れられない”という美学 だってきみはかみさまだから泡沫のきみの波紋を追いかけてふたりで光に飛び込む夏カーテンが光を含んで連れ去ったきみの残像靡いたこころ移りゆく季節の光に攫われて姿を