『カーワイイ！』の快感
新年初売り、グラニフで散財した。30過ぎの女が、『カーワイイ！』を追求した結果だ。
最初は子どもの分だけ買う予定だった。
はらぺこあおむし・ねないこだれだ・こぐまちゃん等々各絵本とのコラボレーションTシャツがひたすらに可愛い。それ以外の動物やお弁当柄等も可愛い。着替え嫌いな２歳も大好きな絵本柄ならワッショイワッショイ着てくれるのではという下心もあった。
初売りセールの店内であれもこれも！と子ども服を手にとり→子どもにあて→『可愛い！』『カーワイイネェ！』と子どもと確認しあいご購入確定。一通り選んでさて、レジにいくか、と移動するときに、２歳は言った。
『ママもカーワイイするよ！！！』
指差した先には、大人サイズの「森のお化け」柄ワンピースがあった。
この年齢でせなけいこさんを着こなすのは、かなりの上級者でないと厳しい。
『ママはいいよ、子が可愛いからね。』とふわっとかわそうとすると、案の定２歳の機嫌は急降下した。『ママ！かわいいする！！いや！かわいーないママいや！！！』地味にダメージの大きい言葉である。客先オフィスでローテーションで使えることを重視した、無地モノトーンorオータムカラーばかりのママはお気に召さないらしい。
と、考えたところでふと気が付いた。産前は客先オフィスに常駐だったが、復帰後は社会情勢もありほぼ在宅勤務である。この季節保育園では上着を脱がないし…となると、私の服を見るのはプンスコ怒っている２歳と夫くらいなのでは？？と。
そう考えつくと、急に楽しくなってきた。子どもに可愛いといって貰える。真面目～な客先打ち合わせの向こう側で、お化けのシャツを着ている自分。悪くない。打ち合わせは資料投影ばかりで顔出しはほぼないし。
『じゃあ、ママの可愛いどれがいいかな？』思い切って２歳に選んで貰うことにした。ほぼ部屋着となればなんでもどんとこいである。
最終的に買ったのは下記三着。
購入後着るたび、『カーワイイ！！ママ、カーワイイ！！！』とめちゃめちゃ誉めてくれる。動物柄は指差しては『コアラ！しか！』と確認しているので、何となくちょっぴり知育になっているかもしれない。
2022年、何となく楽しく楽に生きれそうな、そんな初売りの買い物ができて満足している。
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