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初心者でもわかる、美味しいコーヒーの淹れ方

本日はオンラインサロン『2 Beans Coffeeファミリー』の内容を公開しています。サロン内で少し前に投稿したものです。
オンラインサロンでは毎日、コーヒーやカフェ経営に関する投稿をするのに加え、毎月店主がセレクトするコーヒーが送られてくる、とてもお得な内容となっています。
ご興味のある方は、記事の最後にURLを記載しておりますので、そちらからご覧ください。

おはようございます。
さて、今日は久しぶりにお送りしたコーヒーについての内容で投稿をしていきます。
コーヒーを抽出するときには、基本的にお湯を使うわけですが、
ではお湯と一言にいっても、何度のお湯を使えばよいのでしょうか?
なので今回が何パターンかの温度帯で抽出をしてみます。

基本的にコーヒーの抽出の温度は80℃~90℃といわれているのですが、今回は比較しやすいように5パターンのお湯で検証していきます。
そのうえで、個人的に最もおいしいと感じた温度をお伝えします。
まず、今回検証する温度帯は
『70℃、80℃、85℃、88℃、95℃』で、低温から順番に紹介していきます。

今日はあくまでも温度による違いを知るため、それ以外の条件はそろえております。
使用する豆の量は10.0g、グラインド(挽き目)は中挽き。使用する器具はHARIO社のV60ドリッパーで、ペーパーは漂白済みの白色フィルター。使用器具の温めは行っていません。
まず15gのお湯で蒸らしをしたのち、30秒の蒸らし時間を取ります。その後、45g、60gのお湯を少しずつ注ぎ、合計2分で抽出を終わらせています。

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70℃
口当たりは少しトロッとした濃度があります。とてもまろやかではありますが、かなり水っぽい印象でした。
温度が低すぎて、コーヒーの粉に含まれている成分を十分に溶かしきれていないようなイメージです。

80℃
バランスが良いですね。口に含んで最初に酸味を感じます。私がイメージしているブレンドコーヒーは初めにコクがあり、後から酸味が追いかけてくるようなイメージなので、これも少し違いますね。

85℃
たった5℃の温度差で、変わるのかと思いますが、結構違いが分かるくらいに変わります。
苦みがはじめに来て、後から酸味が追いかけてきます。これぞ求めていたような味ですね。でもすこし苦みがのどの奥に刺さるようなとげをかんじました。

88℃
ここまで温度を上げると、酸味をほとんど感じず、苦みの印象が強くなります。そして先ほどよりもやや油分を感じます。温度が高い分、コーヒーのオイル成分が溶け出してきたのでしょうか。

95℃
もうここまでの流れで分かりますかね。
いがいがする酸味が出始めてきました。そして香りもやや弱くなっているように感じます。

一応温度での抽出を並べて見ましたが、色での違いで見分けるのは難しいですね。
左から70,80,85,88,95℃です。

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これらのように抽出の温度一つで、味わいは全く変わるんですね。
もちろんコーヒー豆の種類や、抽出に使用する器具によって温度帯も大きく変わります。
理論的(化学的)に考えれば、どのように抽出をしたらよいかはわかりますが、しばらくは実践的にいろいろと試してみようと思います。
今回のHARIO社のV60ドリッパーを使用した場合は、今回の温度帯にはないですが『83℃』が最も適しています。
ので、カフェでは83℃で設定して抽出をしています。

さて、また近々83℃で抽出するけど、ほかの器具を使ったらどうなるのか、の実験をしようかと思っています。
お楽しみに。

それではよいコーヒーライフをお送りください


以下、オンラインサロンのページです
https://community.camp-fire.jp/projects/view/234712

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