【iPadOS15.2 でのキッティング(初期設定)作業】
iOS15の端末からSmart Mobile Safety Manager (通称SMSM , OptimのMDM) への登録を行うと、一部プロファイル(端末設定)が正しく反映されない項目がありました。
例えば、「App Store の非表示」、「FaceTimeの非表示」、「iMassageの非表示」、「AppleID変更不可の設定」などができなかったです。
(iOS15以前に登録が済んでいる端末は正しく反映されているので問題ないようです)
つまり、これからキッティングが必要な端末がiOS15以降だった場合にはちょっと困るということになりそうです。
そんなわけで、格闘すること1日。
色々やっていたら、iOS15でもなんとかなったパターンがありましたので一応ご紹介しておきます。
この不具合はSMSMだけに限ったことなのかわかりませんので、誰かの参考になるのであればいいなと思っていますが、、、(なるのかな?)
結論から言うと、DEPで戻せば正しく反映されるみたいです。
DEPとは作為的に端末を工場出荷状態に戻そうとしても、あらかじめ決められた設定が自動で復活するシステムのことで、Appleの無償サービスになります。
この「自動で設定が復活するシステム」を利用すれば、手動で設定する場合に発生する不具合を回避できるらしいということです。
何がどう違うのか細かいことはよくわかりませんが、何はともあれ、今回はこれでうまくいきました。
そんなわけで、ざっくりとした手順は
・Apple School Manager に端末をDEP登録
・端末を手動でSMSMに登録(この時は不具合が出ます。一度登録しておいた方がDEPの反映が確実かなと思います。が、実のところ、この辺りの挙動はよく把握しておりません。登録しなくてもうまくいくかもしれません。)
・端末にアプリのライセンスをSMSMから流し込む
・端末を「復元(またはすべてのコンテンツと設定を消去)」して工場出荷状態に戻す。
・再起動後に最初の手順をいくつか行ったのち、DEPから設定が反映される
・端末側のSMSMのアクティベーションをする。
こんなところでしょうか。
もう一つの方法として、iOS15をiOS14へダウングレードしてからSMSMへ登録する方法もあるのですが、iOS14.8はすでに非対応となっているのでFinderなどからインストールができなくなっていました。
有料のツールを使えばダウングレードも可能なようですが、そこにお金かけるのも、、、
今回は以上です。
正しい対応方法かどうかもわかりませんが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?