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犬と暮らしやすくするための日々を思う

年中と言ってもいいかもしれませんが、日本中どこかで自然災害が起きています。
自分達の住んでいる地域もいつ同じ状況に置かれるかわかりません。
なので、日頃から備えをしましょうねという発信です。

私たちは自宅のモノを最小限にするために日々試行錯誤しています。
おかげさまで自宅の一部屋、何もないという(元々使い道がなかった)面白い状態で今日も過ごしています。


東日本大震災を知っている柴犬はこちらです

さて。
モノを減らしながら出てきた一枚のリーフレット。
内容は以下に要約しますが、ちょっとあちこちモヤモヤするのでここでそのモヤモヤを小さくしてみようと思います。

散歩は運動するためのもので、排泄のためのものではありません。
散歩=トイレの時間と考えている飼い主がいまだに多くいます。
近隣トラブルを避けるためにも、自宅で排泄を済ませてからお散歩ができる習慣をつけましょう。

神奈川県某自治体 健康医療課

散歩に出る=トイレと考えている人はとても多いです。
外には家の中にはないたくさんのにおいがあるからです。
犬は年齢を重ねても鋭いままの嗅覚を最大に使い、たくさんの情報処理を脳内で行います。
また、飼育動物だけではない動物(野良猫や鳥類などの排泄物)も外にいるわけじゃないですか。
トイレを済ます場所に少し気をつけることから始めるのはいかがでしょう。

人の家の外壁や、駐車場内にするのはもちろんNGですよ。
「犬がそこでしたがっていた」っていうのも理由にはなりません。
散歩の時にリードを持つあなたは犬を常に中心に周囲にも気を配りながら人がリードワークで誘導すればいい話です。

散歩の時はペットシートやマナーベルト、ビニール袋を持ち歩きましょう。
もし散歩中に犬が排泄をしそうになったら、ペットシートに誘導しペットシートは持ち帰り、自宅で処分しましょう。
ふんだけではなく、おしっこについても汚れやにおいが残らないようしっかりと後始末をするのがスマートなマナーです。

神奈川県某自治体 健康医療課

公共の場所や他人の土地や建物などを汚すことは、都道府県の条例により10万円以下の罰金が課されることがあります。
人と同じく犬だって元気ではない時もあります。体調は常に一定ではありません。
自宅でトイレを済ませて散歩に出ますが、どうしてもしてしまうことがあります。
その時のためにクエン酸5gほどを300mlのお水で溶かしたものをシャワーでかけるなどの対応をしています(においなどの軽減が目的)


事故を防ぐためにも、必ず首輪とリードをつけて散歩してください

神奈川県某自治体 健康医療課

できれば鑑札+注射済票だけの首輪(いつもつけておけるもの)+ハーネスでお願いしたいところですね。犬の健康のためです。
いつまでも犬は首輪みたいな発信の仕方もいかがなものかと思います。

パラコードでチョーカー作って、鑑札と済票をつけておくのいいですよ。

飼養について

◯狂犬病予防注射を毎年受ける
(狂犬病予防法により20万円以下の罰金に処されることがあります)
◯鑑札と注射済票は犬の身に必ず付ける
◯最後まで責任を持って犬を飼う
(動物の愛護及び管理に関する法律により1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処されることがあります)
◯犬の放し飼いをしない(ノーリードは警察の通報対象です)
◯他人の迷惑とならないよう、しつけや訓練をしましょう(犬に何かお願いするのではなく、人が環境を整える考え方にしたほうが解決は早いですよ)
◯食事は時間と量を決めて栄養が偏らないようにしましょう
◯毎日朝夕30分以上は散歩をさせましょう(健康な犬の場合ですねこれは)
◯犬がケガや病気のときは早めに動物病院へ相談しましょう(かかりつけに電話で連絡の上行きましょう。アポなしは個人の動物病院ほど笑顔の内側で嫌がりまくっているところがほとんどです)

災害時に備えて

自治体では災害時の避難所同行の最低条件として、ケージの持参、首輪に鑑札・狂犬病予防注射済票の装着、ペット用の餌、水の準備を定めています。
しかし災害時は通常時とは異なるため、さまざまな準備が必要です。

神奈川県某自治体 健康医療課

(自治体のルールに則って避難所に行ったにも関わらず、犬が好きではない人に怒号を浴びせられ戻ってきたという話を今年豪雨災害に遭われた方から伺いました。自治体職員の人の説得にも耳を貸さず、ものを投げつけるなどして「出ていけ」と、結果警察を呼ぶまでになったとのことですが、世の中には色々な人がいることも頭に入れておくのが良いですね。)

災害に備えたしつけ
ケージに慣らしておく
むやみに吠えないようにする

神奈川県某自治体 健康医療課

(ケージやクレートなどいつもより狭めな場所に慣れておくことは大切です。おうちの中で狭いところごっこなどから少しずつ大丈夫を増やしていきましょう。犬だけにお願いすることは効き目としては薄いですし、嫌な印象を与える可能性は高いです。家の中のどこでもいいです。狭いところに人と一緒に入ってくれたら名前を呼んでいいこ+おやつをあげる、これを繰り返すことからしてみませんか)

災害に備えたもの
災害当初においては、犬用の物資が十分に供給されない状況も想定されます。
水や餌はもちろん、療法食や薬など、愛犬に使い慣れたものも必要になります。

神奈川県某自治体 健康医療課

(全く届かないくらいの覚悟は持っていましょう。自宅に避難グッズスペースを確保し、そこに人と犬とストックを準備することがいいと思います。賞味&消費期限経過を防ぐため、スマホで日常的に使っているカレンダーアプリを使ってリマインドするのがわざわざ準備しなくてもいいし、シンプルです。)

何が一番モヤモヤするかって、愛玩動物のことは人間の健康づくり課のようなところに入っているってところですよね(引用元表記)。
人間のがん検診と犬の狂犬病予防接種を同じ課が扱えちゃっている不思議。
元を辿れば…というところはあるんでしょうけど(同じ哺乳類だとかなんかそういうアレですかもね)。

ま、寝る子は育つってことですよ

犬との暮らしを今までよりももっとクオリティーあげていくためには
・まず今の状況を知ること
・シンプルにこぢんまり整えること

が大切だと私たちは実体験からこうして発信をしています。

自然災害に見舞われた後の後片付けをテレビのニュースなどで見かけると、かなり衝撃的だと思っています。
私たちがモノを減らして暮らすことを始めたのは2011年の東日本大震災がきっかけです。
この当時、我が家もなかなかにモノが多かったのです。
いつ来てもおかしくない災害に負けすぎないようにするためには被災後の自分達の暮らしに対しての復活の早さを考えた暮らしを考えるのが最善だと思います。

皆さまの何かのきっかけになれば嬉しいです。

サポートいただきありがとうございます。 愛玩動物飼養管理の基礎に忠実に、一人でも多くのペットのご家族へ正しい知識を広めることができるための活動に使わせていただきます。