読書録『人口知能時代に生き残る会社は、ここが違う』

人生100年時代を生きるために、これからもう一つキャリアくらい必要かと思い、最近、GAFA、AI、ビックデータなどテクノロジーに関して読み始めた。
GAFAが代表的だけど、テクノロジーとグローバルを味方にした企業が独占的な地位を占めるようになるなかで、個人のキャリアもテクノロジーとグローバルの素養の上に築くことがポイントとなってきそう。コミュニケーション能力、クリティカルシンキングやリーダーシップと同列とまではいかないが、そのくらい基礎的に近い能力になると思う。

この本は、近年爆発的に増加した多種多様なデータベースを積極的に活用し、ビジネスや問題解決に活かしていくことをリーダーに促す啓蒙書。
多様な例や観点から繰り返しデータベースの活用と、マセマティカルコーポレーションの必要性を説いている。

人工知能、量子機械学習を初めとしたデータサイエンスを基にしたマシンインテリジェンスを活用した組織をマセマティカル・コーポレーションと定義している模様。

どのようにマセマティカルコーポレーションの考え方を組織に浸透させるかや、データベース活用におけるプライバシーや倫理の問題なども後半に扱っておりその点は参考になった。

全体的な結論としては、マセマティカルコーポレーションを積極的に活用して、今まで不可能と思われていたことを、可能として行こうということ。今では割と一般的になってしまっていることで、違和感はないが大きな感動もなかった。言いたい内容の割に量も多く、文章も読み難く感じる部分があり、もしかしたら日本語約訳の問題もあるのかもしれない。(原文を読んだことはなく根拠はありません。訳者を責めるつもりも全くありません。)

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