『作品名について思う』

 いつもご覧いただきありがとうございます。
  来月の作品は、断捨離と断髪をテーマに描いています。どうぞご期待下さい。

  小説を書いていて、もちろん断髪シーンは筆が乗りますが、最も楽しいのは作品名をつけることなのかなと思います。一発で決まることもあれば、いくつか候補があることもあり、考えていくうちに全く違った名前になることもあります。

  話は少し逸れますが、学生やまだ世に出ていない人たちの絵画を観に行くと、一定の確率で「無題」という作品に出会います。一度その理由を聞いたことがあります。「作品名を決めないことで、観る人の創造性を膨らませる。作品名があるとそこに引きずられる」と話してくれました。

 その時は納得しましたが、やはり作者の表現したいことをきちんと作品名に載せるべきではないか、と今は思います。絵画の中で唯一言葉が使える作品名を無駄にしているようで、もったいないと思います。

 ただ絵がある、だけではなく人目を惹く作品名があれば、なんだろうこの絵は?とひきつける効果があるのではないでしょうか。

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