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乱舞する栄枯盛衰舞台裏日本の現実

地球を90分で周る、アフリカのリープフロック
【超加速経済アフリカ①】アフリカを学べば日本の未来が見えてくる(Super Accelerated Economic Growth in Africa)

中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY
チャンネル登録者数 534万人 106万 回視聴 3 年前

Livedoor blog


そんなことを、臆面も出さず派手なアクションで「トークするあっちゃん」こと中田敦彦がいま熱い~

もともとお笑い(吉本新喜劇)で末席を濁していた、とか自虐していた動画記事もありましたが、いまその動画界で破竹の勢いのようです。と云っても私が彼をプロパガンダする理由は、どこにもありませんし、また評価に値するYouTuberだからという理由もありません。ただ、扱っているネタが「お笑い」でないことは確かです。

特にその「【超加速経済アフリカ①】アフリカを学べば日本の未来が見えてくる」動画をみた限りでは、一流の若手大学准教授がしている講義内容と、まったく遜色ないし、さらに云えば、それ、もともと主要報道メディアが扱うべきドキュメント、ではなかったのか、そんなことをおもったからです。

多分本人中田敦彦は、小学生頃から、そんなことを思っていた(回顧録動画)人間だったので、いまの歳になって、それが結実した、そんな風の吹きまわし方だったのかと、野次馬的に評価してみたかったのです。

そしてさらに、この動画時世のなかにあってエンタメ全盛のなか「いまさら訊けない民主主義とマネー経済」的な、鼻で嘲笑されそうなテーマを、深掘りして社会に還元するというアプローチは、一見ありそうでない、新機軸イノベーションとして「当った」ことのようです。もちろん、これまでのムダな下積時間は、人知れずあったことは当然のことのようです。

多分、この社会も数年サイクルで栄枯盛衰してますから、その動画媒体があるかどうかも判りませんが、その「イーロン・マスク」(別項目記事)のような1世紀100年単位で名を遺す人物は、そうざらに輩出することもないでしょう。

画像 カラフルなマーライオンに遭遇! プロジェクションマッピング | シンガポール留学支援センター公式ブログ カラー

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イーロン・マスク偉人伝 別項記事




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画像はマーライオン シンガポール 写真素材 [ 5196248 ] - フォトライブラリー photolibrary


アフリカ経済の「超加速度的な成長」を支える「リープフロッグ」現象の正体
2023.01.24 | 8min Text:椿 進

 最後の成長大陸、アフリカ。現在の人口13億人、これが2050年には26億人になると予測されている。2100年には30億人を超え、全世界約100億人のうち3割強がアフリカ人になるといわれている。今回、日本人に馴染みの薄いアフリカについて、ビジネスの視点からお話ししたい。特にアフリカの経済成長を読み解くカギとなる、「リープフロッグ現象」について説明していこう。

アフリカの捉え方

 まずは前提として、アフリカの捉え方について説明する。アフリカには54の国があるが、図1のように4つの地域に分けてそれぞれを代表する国を中心に把握したい。

図1:最後の成長大陸 アフリカ

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 東部アフリカ、ここの中心はケニアだ。イギリスの元植民地であり、イギリスが東アフリカにおいて最初に総督府を置いた場所である。

 南部アフリカ、ここは南アフリカ(以下、南ア)が最大の国であり、経済の中心になっている。南アは、最初はポルトガル、次にオランダ、最後にイギリスが奪い取って植民地にした地域。スエズ運河ができるまでは貿易の要所であるため、各国が熾烈な奪い合いを繰り広げた。

 西部アフリカ、ここの経済の中心はなんといってもナイジェリアだ。人口2億人、単独の国としてはアフリカ最大のGDPを誇る国である。また、ガーナ・ナイジェリア以外の多くの国は、フランスの植民地であり、多くがフランス語を公用語としている。

 北部アフリカ、ここの中心はエジプト。人口1億人で最も歴史が古い国の1つだ。北アフリカはアラビア語が中心で、イスラム教が浸透した地域であり、アラブ人が中心の地域となっている。サブサハラ・アフリカ(サハラ砂漠以南のアフリカという意味)とは一線を画す地域だ。

 中部アフリカは、ビジネス的にはまだそこまで影響が大きくないため、まずは以上の4つの地域・国を押さえておいてほしい。

 これらの地域の4つの国(ケニア、南アフリカ、ナイジェリア、エジプト)で、アフリカのGDPの約3分の2を占めている。日本で言えば東京・名古屋・大阪・福岡であり、中国で言えば北京・上海・深セン・杭州になる。この4か国を押さえることがアフリカビジネスでは出発点となる。

 アフリカを考えるときに忘れてはいけないもう1つの視点が、旧宗主国だ。図2のように、ピンクがイギリス、ブルーがフランスの旧植民地である。アフリカでは、多くが旧宗主国の言葉を公用語・準公用語としており、法律体系や政府の仕組み、規制なども旧宗主国に準じている。たとえばフランスの旧植民地の多くは、今でもCPFフランという通貨を使っており、国際送金もパリ銀行を経由する。

図2:アフリカの植民地支配の状況 最終的な宗主国

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 次にアフリカの可能性を実感してもらうためにも、20年ごとに区切ってアフリカの成長の軌跡をみていこう。多くのアフリカの国は1960年代に独立した。図3のように1970年代は「アフリカの10年」とも言われ、サブサハラのGDPが1,000億ドルから5,000億ドルまで、10年間で約5倍の経済成長を遂げた。

図3:アフリカの成長の軌跡

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 資源価格が大きく上がったことがエンジンになり、さらに独立して新しい国を作ったという勢いもあり、このように大きく成長したのだ。この70年代の石油価格の上昇を招いたのは、世に言う第一次と第二次石油ショックだった。80年代初頭は、日本人も今の約3倍の人数がアフリカにおり、JALはナイロビに直行便を飛ばしていた。

 次の時代は1980年から2000年にかけての約20年間。この間はGDPが全く成長しない停滞の時代だった。その理由は大きく2つあると言える。1つは石油価格や一次産品の値段が低迷したこと。石油以外にアフリカが得意とするコーヒー、カカオ、ゴム等の一次産品が、第二次世界大戦後、ブラジルやインドネシアといった国々でも生産され、世界的に価格が低迷したことが原因だった。2つ目は、この20年間に、アフリカ各国で政治が大混乱したことだ。初期の独立の機運が冷め、各勢力による権力争奪戦、汚職、内戦、革命などが多数勃発した。多くの日本人にはこの時のアフリカのイメージが色濃く残っている。

 それが、2003年から急速に経済成長を始めた。その最大の要因は、石油価格の高騰にある。これは2003年、中国が世界中で資源の爆買いを始めたことが発端となっている。低迷していた石油価格が一気に100ドル越えたのは記憶しているかと思う。これをエンジンに、さらに中国等からの直接投資も急増し、サブサハラのGDPは10年間で約4,000億ドルから 1兆8,000億ドルまで、約4.5倍の急成長を遂げたのだ。

 さらに、独立から3世代ほど時間が進み、主要国の政治が徐々に安定してきたことも大きな要因である。2016年の資源価格の調整、2020年のコロナ、2022年のウクライナショックと、一旦は停滞しているが、一度、立ち上がってきたアフリカ経済は今後も中長期的には伸びていくものと思われる。

リープフロッグの衝撃

 さて、次に今のアフリカの成長を理解するためのキーワードについてお話をしたいと思う。中でも今回は「リープフロッグ」について紹介しよう。

 「リープフロッグ」とは「蛙飛びジャンプ」という意味だ。古い状況から途中の過程を一気にジャンプして、最新の状況を実現することである。

 例えば、電話では、有線の黒電話からプッシュホンや留守電、次にポケベル・ガラケーを経て、そしてスマホ…と順を追って普及するのではなく、電気も電話もPCもない状況から、一気にスマホを1人1台持つというような現象だ。この現象を引き起こしている最大の要因は、図4のM-PESAというモバイル決済サービスである。PESAとはスワヒリ語で「マネー」と言う意味で、つまりM-PESAで「モバイルマネー」という意味になる。アフリカは2020年時点で携帯の普及率が約98% (SIMベース)。ケニアでは約114%になっている。
以下割愛

本記事参照 https://wisdom.nec.com/ja/series/africa/2023012701/index.html



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