見出し画像

ビットコイン生みの親、サトシナカモト

2023年11月27日

サトシ・ナカモト ビットコイン

【今夜放送】謎の天才技術者「サトシ・ナカモト」は誰なんだ

2023年11月26日 08時00分更新 アスキー

【11/26 今夜放送】
謎の天才技術者「サトシ・ナカモト」は誰なんだ(NHK BS1) 11/26(日) 8:00配信 アスキー記事

正体不明の存在「市民X」が社会を揺り動かした出来事の真相に迫る新ドキュメンタリー番組。「サトシ・ナカモト」回が、NHK BS1で「完全版」として放送される。

写真:アスキー

アスキー

 NHK BS1放送は2023年11月26日、新ドキュメンタリーシリーズ「市民X」を放送。取り上げるのは、今世紀最大級の技術革新となるブロックチェーンを開発し、ビットコインコアを生みだして忽然と姿を消した「サトシ・ナカモト」を巡る謎だ。“現代社会、最大のミステリー”とも言われ、現在も、当時のビットコインフォーラムに送られた論文やフリーメールから送られたやりとりをもとに、さまざまな推測や憶測などを分析する。

 2008年、世界金融危機の中、突如現れ、忽然と姿を消した存在は何者か? 名前の通り、日本人なのか? あるいは開発グループのコードネームなのか。
 正体不明の存在「市民X」が社会を揺り動かした出来事の真相に迫る新ドキュメント。11/13の初回地上波放送では盛り込めなかったパートを収録し、完全版として前編50分間、後編49分間で放送される。

 市民X 謎の天才「サトシ・ナカモト」完全版
●放送時間 
 前編 2023年11月26日(日) 21時00分~21時50分【NHK BS1】 
 後編 2023年11月26日(日) 21時50分~22時39分【NHK BS1】

●語り 朴 璐美(声優、女優/『鋼の錬金術師』エドワード・エルリック役、『∀ガンダム』ロラン・セアック役など)

初回放送版をバッチリ観ていたわたくしなのですが、この番組は、突然現れた天才技術者「サトシ・ナカモト」について、日米の経済学や情報技術の学者、技術者にインタビューし、Bitcoinを作った天才がどういう人物なのかに追るという内容で、めちゃくちゃ面白いです。そもそものブロックチェーンのしくみや、ビットコインの成り立ちが理解できますし、暗号技術のパイオニアでビットコインの最初のユーザーのひとりでもある共同開発者ハル・フィニーや、暗号ソフトウェア”PGP”開発者のフィル・ジンマーマンも登場して、IT業界好きならとてもワクワクするような構成になっています。

その話し、文系理系でわけたところで余り意味がない

昨晩の、そのテレビを見た人は多かったことでしょう。それでなにが判ったのか、どんな情報を得たのか、といったら皆目判らない、そんなことではなかったかと思いました。その理由が、講義区分けの文・理だけの問題じゃない、そんな感想を持ったからです。

よく在るのが、神とか仏、会社の帳簿エクセル、扱っている科学理論の詳細になると、途端に苦手ですから、と遮る人がいるのは、よくあることです。一番はっきりしているのが数字計算で、電卓のような素早い計算をしてしまう人がいますが、音楽の絶対音感みたいなもので、あってもなくてもいいが、あったら便利、という後天的素質です。

いまの話題は、そんな生易しい話しではなくて、何もない空間に仮想な金を作り出す、というキツネかタヌキのようなマジックを、机上の論理で作り上げてしまった、という人がいて、現代日本人で「サトシナカモト」という人物でした。

話しは2008年ころですから、リーマンショック直後の登場でしたから、そのころでは話題にも上がりませんでした。

そもそも「ビットコイン」という硬貨が、どこで発行しているか、それは記念金貨と同じように、箪笥預金みたいに、当人が死んでから家族が発見して、値が倍になっていた、そんな代替金貨のような見方で社会はみていたようです。
しかし、その実物が一向に姿を見せないし、ネットニュースでは、それを使って(と云っても実際あったかどうか疑問)コンビニ買い物、というロケーションもありましたが、今思えば全部、「スタジオセット」だったのでしょう。

2009年フランス人 カルプレス

来日後の2009年、Tibanne社を設立。2011年にはマウントゴックスを買収して経営権を得た。マウントゴックスは、2013年4月には全世界のビットコインの取引量の約7割を取り扱う世界最大のビットコイン取引所となったが、同年11月にはマウントゴックスによるビットコインの払い戻しの遅延が報じられていた。2014年2月ビットコイン消失事件が発生し、マウントゴックスはビットコインの払い戻しを停止、その後民事再生法を申請し経営破綻した。ウイキペディア 引用

そんな事件もあってビットコインは、よく在る詐欺商品、というレッテルが張られて、潮が引くように去って行った。

その例で判るように社会視点というのは実体を知ることではなく、あこぎな商売、という話しが流布されると、それで全部が染まってしまうという怖さがあった。だから仮想通貨 "ビットコイン"は、その時点で万事休す、という終わりを迎えた。
それでも市場は激しく動いていたようだ。なにしろ売買するのに専門知識が必要で、一般的な銀行経由で口座開設、というイロハがないし、ネットバンクを使って、デジタルオンライン取引前提だから、そのインフラがないと、アクセスできないし、取引量が大きいので、「シャッター通り」商店主では無理な話しだった。その内に、世界の取引動きが活性化して、ようやく日本でも知れるようになった、というのが実際だ。(その背景には日本企業の日和見観測が熾烈にあって、世界市場をみながら搭乗したという、いつものやり方だった)

今回のNHK放送をみて判るように本体は「ノーベル賞」クラスのグレードテキストにも関わらず、ここまでたどり着くまで、数々の難関があったことは否めない。
とうぜん、それを阻止するための勢力(国家戦力制覇東と西)の水面下での丁々発止があったのは、やぶさかではないだろう。

その発明者「サトシ・ナカモト」本人は、今では世間から離れてしまったが、ビットコインは、世界の経済と、国家存亡の意義も内在したカードならぬ、量子のように浮遊(富裕)するコインとして、地球的な羨望のまなざしのコインとして脚光を浴び始めた。

話を遡れば用意周到(サトシ・ナカモト)の準備はあった

2008年、ホワイトペーパー発表
2023年 11月 2日 06:00 https://www.coindeskjapan.com/207057/
2008年8月18日から10月31日まで、サトシ・ナカモトは慌ただしい数カ月を過ごしたに違いない。この夏、ナカモトはドメイン名「bitcoin.org」を登録。今ではよく知られる匿名の暗号技術専門家が、おそらく自分は何かを掴みかけているかもしれないと気づいたことを示していた。
ビットコインというアイデア
ビットコインのホワイトペーパーが暗号技術メーリングリストに初めて送信され、プロジェクトが世界に発表された2008年のハロウィーンの日までに、ナカモトはプロジェクト全体をハードコーディングしていた。「実は私はこれを、逆方向でやったと言ってもいいだろう。私はすべての問題を解決できると自分自身を納得させる前に、すべてのコードを書く必要があり、そのあとでホワイトペーパーを書いた」とナカモトは2008年11月11日に記している。

ナカモトは暗号技術メーリングリストのメンバーで、2004年にはビットコインにインスピレーションを与えた再利用可能なプルーフ・オブ・ワーク(PoW)システムを開発した。最初のビットコイン取引の受け取り手として知られるハル・フィニー(Hal Finney)氏への返答の中でのことだった。ナカモトが2008年よりはるか以前にこのアイデアを思いついていたことを示す証拠もある。例えば、2010年に元ビザ(VISA)幹部のジョン・マトニス(Jon Matonis)氏に宛てたメールで、マトニス氏が電子マネーの長年の開発について書いたブログ投稿を称え、ナカモトは「私が3年前に研究を始めたときに、そのようなものがあればよかったのに」と述べている。「ビットコインはあなたの興味を引くだろう」とナカモトは述べた。マトニス氏はその後、ビットコイン財団の設立メンバーとなっている。  部分引用

仮想通貨の疑心暗鬼
「ブロックチェーンはネットに次ぐ発明」と言う人を信じてはいけない理由
MAG2 NEWS 2018年06月06日 05:00
昨年12月の1万ドル超えで多数の「億り人」を出し、一躍注目を集めたビットコイン。
しかしそのバブルが思わぬ事態を招いてしまったようです。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、著者でアメリカ在住の世界的エンジニア・中島聡さんが、ビットコインが通貨としての役割を果たせない理由と、ビジネスサイドの人間はおろか技術者の8割方がブロックチェーンの技術を理解していないと鋭く指摘しています。

※ 本記事は有料メルマガ『週刊 Life is beautiful』2018年6月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

私の目に止まった記事 1
● What I Learned After Attending 15 Blockchain Events

暗号通貨のベースになっている技術、ブロックチェーンを勉強するために、15のブロックチェーン関連のカンファレンスに出席した人の感想です。暗号通貨に興味のある人はぜひとも読むべきだと思います。幾つかの指摘の中で、もっとも重要なのは、下の一文です。
画像 イラスト01 本文とは無関係
WN0ztc6

Very few people can explain the uniqueness of blockchain technology

This was the most surprising finding. The technical community has expressed strong skepticism about the uniqueness of blockchain for non-trading applications. I found many passionate believers on the business side but much fewer on the technical side.

ロックチェーンの暗号通貨以外の応用(non-trading applications)に関しては、技術者の多くは疑いを持っていますが、一方で、ビジネスサイドの人たちは大いに盛り上がっているのです。

これは、私が漠然と感じていたことと全く同じなので、少し解説します。

ビットコインのベースになっているブロックチェーンは本当に素晴らしい発明で、サトシ・ナカモトにノーベル経済学賞を与えても良いほどのものですが、その価値は、「(誰でもサーバーを立てられるという)オープンな形の分散データベース上での二重支出(double spend)問題を多数決によって解決する」というところに尽きます。

多分、この発明の凄さがちゃんと理解できる人は、エンジニアの中でも賢い連中だけで、比率で言えば2割ぐらいだと思います。当然ですが、ビジネスサイドの人たちにはほとんど理解できず、彼らは、(優秀な)エンジニアたちが、「凄い発明だ」と言っていることを鵜呑みにしているだけです。

ビットコインは、そのブロックチェーン技術の最初のアプリケーションで、誰にも支配されない国際通貨としてデビューを果たしました。

しかし、実際にはビットコインは通貨としての役割を果たせていません。その理由はビットコインが以下のような問題を抱えているからです。

投機の対象となったため、価格が乱高下する
莫大な電力を浪費する
スケーラビリティに問題がある

さらに悪いのは、ビットコイン・バブルに乗じて、数多くの暗号通貨が発行されましたが、それが暗号通貨の大きなメリットの一つである「(国が発行する通貨と違って)暗号通貨には発行量に制限がある」という特徴そのものを否定することになっているという皮肉な状態です。

さらに問題を複雑にしているのが、(悪意を持った人たちの参加を許さない)プライベート・ブロックチェーンという仕組みで、これは、サトシ・ナカモトの最大の発明である「オープンな形の分散データベース上での二重支出問題を多数決によって解決する」部分を使わない、単なる「なんちゃってブロックチェーン」なのです。しかし、ビジネス側の人たちには、そんな技術的に深い部分は理解できないため、技術者たちに騙されたり、賢くない技術者たちと組んで、本来ならブロックチェーンなど全く使う必要がない部分にまでブロックチェーンを使うという本末転倒なことをしているのです。

残るはイーサリウムで導入されたスマート・コントラクトの応用ですが、それも実際のところ盛り上がっているのは、技術が理解できないビジネス側の人たちばかりで、現時点では「打つべき釘を探しているハンマー」でしかないのです。だからと言って、ビットコインやブロックチェーンを100%否定するつもりはありませんが、ビジネス側の人たちの口から「ブロックチェーンはインターネットに次ぐ発明だ」などというセリフが出てきた時には、頭から疑ってかかった方が良いと思います。

私の目に止まった記事 2
● Guaranteed Minimum Agriculture

人工知能やロボットにより、失業率が増え、貧富の差がますます開くだろうことは目に見えています。そんな中で、有望視されているのが、従来型の(個々の審査が必要な)社会保障システムの代わりに、国民全員に一律でお金を配ってしまう、UBI(ユニバーサル・ベーシック・インカム)というアイデアがあり、私も支持者の一人です。

この記事は、UBIに批判的な人による、Basic Jobs(全員に仕事を保証する)プログラムという形の社会保障の形を説明した記事です。

筆者はUBIの欠点として、
徐々に導入することが難しい・パイロットプログラムでは正しい評価ができない
既存の社会保障システムを全廃する必要がある
人にはお金だけじゃなくて「生きる理由」が必要、失敗が許されない
不公平感がある

などを挙げ、Basic Jobsの方が優れていると主張しています。

UBIの支持者である私から見ても、この4点(特に1番目と3番目)はとても正しい指摘で、いろいろと考えされられました。
日本では、少子高齢化により、社会保障コストが上昇し続けており、このままでは国家の財政が破綻することは目に見えています。
この問題を解決するには、年金の支給額を減らし、かつ、支給開始の年齢を引き上げるしかありませんが、そうなると、引退してから年金を受け取るまでの数年間(もしくは十数年間)の生活が非常に苦しくなります。

この問題を解決する一つの方法として考えられるのが、(上のアイデアを参考にした)引退してから年金がもらえる70歳までの間の職を国が保証する、というシステムです。

日本には、過疎化により空家や放棄された農地がたくさんあるので、彼らに対して(実際にはあらゆる年齢層の人たちに対してでも構わないと思います)、そこに移住すれば、農作業、もしくは、(年金や介護保険の支給対象となる人々向けの)介護の仕事が保証されるとういうプログラムを開始するのです。

同様に、年金や介護保険の支給対象となる人々に対しても、過疎地に移住した方がより良いサービスが受けられるような法律を作り(必ずしもお金で支給する必要はありません)、これにより、社会保障問題と過疎化問題を同時に解決する、というアイデアです。

たまたま、この記事を読んだからこそ思いついたアイデアで、まだまだ未完成ですが、やはり、自分と違う意見を持つ人の主張に耳を傾けることには価値があるとつくづく思いました。

プロフィール:中島聡(なかじま・さとし)
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。
(記事引用)


では、その後ビットコインはどうなったか~~~

読者の皆さん やってる人も、やらない人もそれを知りたいと思うはずだ

マウントゴックス事件とは?ビットコインが消失した事件の全貌を知る
マウントゴックス カルプレスの現在
https://bitcoin.dmm.com/column/0210 DMM Bitcoin

コインチェックの仮想通貨不正流出、過去最大580億円
仮想通貨 2018年1月27日 1:00 日本経済新聞
写真 記者会見するコインチェックの和田晃一良社長(左)ら(26日夜、東証)

その二本の記事を探し出した。いま整理中で、出来次第アップしたい。なお、事と次第によっては不可の場合も想定される。
(イーロン・マスク 発言物議
マスク氏、イスラエル大統領と面会へ-反ユダヤ主義巡る騒動広がる
11/27(月) 12:49配信 Bloomberg
マスク氏は27日に家族代表やヘルツォグ大統領とともに、ネット上の反ユダヤ主義を抑制する必要性を話し合う非公開会合に参加予定だと、大統領府の報道官が短い声明で明らかにした。マスク氏はホワイトハウスや人権活動家からの非難を招いた。その後、自身は人種差別主義者ではないと主張し、自らの見解を説明。同氏は昨年買収したソーシャルメディアのX(旧ツイッター)上で反ユダヤ的な憎悪をあおっていると批判された。それと前後してリベラル派監視団体メディア・マターズが親ナチス的なコンテンツの疑いを指摘するリポートを発表しIBMやアップルなどの広告主離れが起きた。マスク氏は同団体を提訴している。)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?