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トランプとマスク氏の攻防は止まらない

白熱ヒートのアメリカ中間選挙は、日本サッカー勝敗とよく似ている?

外野(国内)が騒ぐわりに、勝敗はまっとうな数字を基に勝ち進む、というセオリーは、その場合通用しないようで、忌憚と怒号と、敵地(対戦外国)から強烈な「手のひら返し」もあったようで、そんな諸々を考察すると、トランプの置かれている心境とウリ二っだった。

そんなこといってしまって、トランプ(カード)がまだ無効だ、ときまったわけではない。(いやそれでも落日は目にみえているよな~)

で次の候補、と対戦相手の民主党に誰がいるのかといったら、これもまた、適当な名も挙がっていないし、このままの論調でいくと、トランプスキャンダルで、2024年まで持ちそうで、そんなことを予知したのかどうかわからないが凍結解凍「トランプID」の件が、どうなるかも「悩み」のタネだ。

としてもその「タネ」を撒いて遊んで居るのはマスク氏で、そんなことを十分承知していたトランプは、「良きに計らえ」してもらったが、「その手」に載るかとソッポを向いた。
でも、それも演技かもしれないし、復活してTwitter論舌殺法を繰り広げたら、まだまだ、この先は混沌としている。
そんなこと、このガラパゴス日本じゃ、ぜんぜんあり得ないが、アメリカだったらやるよねーという意見多数。

中間選挙で名を上げたデサンティスとは何者か。カリスマ備える知的エリート、だが中身は「トランプ2.0」 

アメリカ中間選挙 https://www.businessinsider.jp/post-262320
ロン・デサンティス 
 渡邊裕子
Nov. 25, 2022, 07:00 AM 政治
「Trump Fatigue」(トランプ疲れ)という言葉も聞かれるようになってきた。2015年からの「トランプ劇場」に、世の中が疲れてきているという雰囲気は2020年の選挙の際にも始まっていたと思うが、この選挙でその色が一層濃くなった。「トランプ」というリアリティTVにはもう飽きたので、次の番組を見たいというような。
保守的なウォール・ストリート・ジャーナルは選挙翌日の社説で、「トランプは共和党の最大の敗者」とし、今回、本来ならば勝てたはずのレースでこれほどまでに共和党候補者が負けたのは、トランプのせいであったと述べている。さらに、「トランプのおかげで共和党は2018年の中間選挙で下院を失い、2020年の大統領選で負け、2021年1月のジョージア州での上院決選投票でも負け、2022年の中間選挙で上院の民主党支配継続を許してしまったのだ」と一刀両断にしている。
その意味では、今回の中間選挙は(選挙に直接出馬はしていない)トランプについての評価を問う国民投票という側面もあったと思う。トランプに対する「ノー」が、民主党を利したのだ。

トランプから主役奪った44歳の新星
失望感が共和党を支配する中、スポットライトを独占し、急激に注目を集めている人物がいる。フロリダ州知事として再選されたロン・デサンティスだ。44歳と若く、イエールとハーバード法科大学院を卒業したピカピカのエリート、大学時代は野球部で大活躍した。大学院時代には海軍の「シールズ」と呼ばれる精鋭部隊に所属し、イラクでの勤務も経験している。
日本でもこのたびの選挙を機に彼の名前を聞くことが増えたと思われるが、その人となり、政治的信条などについては、まだ広く知られていないのではないだろうか。アメリカでも、デサンティスは中間選挙の前から2024年大統領選の有力候補の一人と目されてはいたが、全国的に知名度の高いNational nameではなかった。それがこの11月8日を境にガラッと変わった。ステージの中央に躍り出てきたという感じだ。

ただ、デサンティスは昨日今日に出てきたわけではない。彼は今回の再選、そしておそらく2024年の大統領選を視野に入れて、この2年ちょっとの間、周到に準備を重ね、政治的資本を積み上げてきた。
仮に彼が大統領選に出ることになり(まだ出馬を表明してはいない)、勝利した場合、それが共和党、アメリカそして世界にとってどういう意味を持つのだろうか。彼は、トランプによる共和党の独占支配を終わらせ、新しい方向にアメリカを引っ張っていけるような政治家なのだろうか? 部分引用

トランプ氏「大統領選で不正なら憲法停止」 発言に批判広がる

2022/12/7(水) 16:48配信 毎日新聞
米南部ジョージア州で中間選挙の一環として6日実施された連邦上院選の決選投票で、自身が推す候補者が敗れ、求心力低下の可能性が指摘される共和党のトランプ前大統領。2020年の大統領選に関連して「大規模な不正があった場合、憲法を停止すべきだ」と発言したことへの批判も広がっている。民主党だけでなく、共和党の反トランプ派も反発するが、直接的な非難を避ける共和党議員も多く、「トランプ離れ」が加速するまでには至っていない。

【近年の米大統領1期目の与党の中間選挙結果】
 「憲法停止」発言の引き金になったのは、短文投稿サイトのツイッターが20年の大統領選直前に民主党候補だったバイデン氏(現大統領)を巡る疑惑報道の投稿を規制した経緯を記した「ツイッターファイル」の公表だった。
 米紙ニューヨーク・ポストは20年10月、バイデン氏の次男ハンター氏が使用していたパソコンに保存されていたメールに基づき、ハンター氏が15年に当時取締役を務めていたウク〇イナ企業側と副大統領在任中のバイデン氏を引き合わせた疑惑を報道。しかし、ツイッター社は「コンピューターのハッキングで入手された情報の疑い」があるとして、記事へのリンクを張った投稿を規制し、報道を拡散したアカウントを凍結した。16年大統領選にロ〇アが介入し情報操作をしたことが問題視され、米情報当局が注意を呼びかけていたことも背景にあった。

 今年10月にツイッターを買収したイーロン・マスク氏は12月2日、連携するジャーナリストを通じて、当時の経緯を「ツイッターファイル」として公表した。投稿規制は同社の情報操作対策に基づく措置だったが、社内で「情報操作ではない」との見方が強まったにもかかわらず投稿規制を続けたことや、民主、共和両党の双方からさまざまな投稿削除の依頼があったことが明かされた。
 大半は既に報道されていた内容だったが、トランプ氏は3日に自身のソーシャルメディアで「ビッグテック(巨大IT)企業と連携して、民主党が大規模な不正をしていたことが明らかになった。この種の大規模な不正があった場合、あらゆるルールや規則、条文、そして憲法の内容さえも停止することが許される」と主張した。

 トランプ氏は20年の大統領選で敗北しながら、選挙結果を覆そうとし、憲法で保障された平和的な権力移行を妨害しようとした疑惑がある。そのトランプ氏が「憲法停止」に言及したことで、すぐに波紋が広がった。ホワイトハウスのベーツ副報道官は「国家の魂が忌み嫌う発言であり、例外なく非難されるべきだ」と指摘。共和党の反トランプ派の筆頭格であるチェイニー下院議員も「トランプ氏は20年大統領選の結果を覆すために憲法を停止すべきだと今も信じている」と批判した。
 トランプ氏は5日になって「フェイクニュースは私が『憲法停止を望む』と言ったことにしようとしている。大規模な不正があれば、誤りを正す措置がとられなければならないと言っただけだ」と釈明した。しかし、6日には共和党上院トップのマコネル院内総務も「いかなる場合でも、憲法が停止されるべきだなどと考える人物が、大統領になるのは非常に難しい」と批判。マコネル氏はトランプ氏の政敵だが、従来はトランプ氏の言動を無視することが多く、今回は一歩踏み込んだ。
 ただ、反トランプ派を除くと、「憲法を完全に支持する」(党下院トップのマッカーシー院内総務)、「憲法を信奉している」(スコット上院議員)などと、共和党内ではトランプ氏への直接的な批判を避ける傾向も強い。トランプ氏が11月に白人至上主義の活動家と会食していたことが発覚した際も、共和党議員らは活動家を批判する一方で、トランプ氏への論評を避けるケースが目立った。
 共和党議員らが慎重なのは、24年の次期大統領選への出馬を表明したトランプ氏が依然として党内で一定の支持を保っていることが背景にある。11月下旬の調査会社ユーガブの調査では、党の次期大統領選候補としてトランプ氏の支持率は36%で、南部フロリダ州のデサンティス知事(30%)らを抑えてトップだった。デサンティス氏との「一騎打ち」を想定した調査では、僅差で支持が下回るケースが相次いでいるが、候補の選択肢が多いほど強固な支持層があるトランプ氏が浮上する構図が、世論調査からもうかがえる。

 一方で、11月の中間選挙でトランプ派の候補が接戦区で相次いで敗れ、共和党議員らの間でトランプ氏の求心力は低下した。11月15日に大統領選への出馬を表明した後も、明確に支持を表明したのは下院ナンバー3のステファニク下院議員総会会長やトランプ派の筆頭格であるグリーン下院議員ら少数にとどまっている。共和党議員らは、大統領選の候補指名レースの行方もにらみながら、慎重にトランプ氏との「間合い」をはかっているとみられる。【ワシントン秋山信一】

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マスク氏、トランプ氏を批判「憲法はどの大統領よりも偉大」名指し避け
https://mainichi.jp/articles/20221206/k00/00m/030/252000c?inb=ys
毎日新聞 2022/12/6 14:28(最終更新 12/6 14:29) 

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