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刷られた「怪文書」には何が書かれたか?

誰かに刷られた「怪文書」の出所さがし

昨日書いた「トッド論文」は、今朝になっても各々、各一名数の閲覧だった。それが多いか少ないかは常識で考えれば、誰だって判断はつく。

■ エマニュエル・トッド(中国論) .1
■ エマニュエル・トッドの統計学的予想.1

といっても、その内容は、とくにシークレット情報が書かれている訳でもないし、知名度(国内)のある雑誌社発行の引用コピー文であり、そこに私の意図などあろうはずはない。
問題は、「核」の扱い記事とは思ったが、ことさらそれだけで、特別視、されることもないだろう、というのが私の私見だった。

ではなぜ、その閲覧数ばかりがやたら極端に低いのか、当事者にとっては甚だ、気になる部分だった。
まあ゛偶然重なった゛ことだってよくあることだし、と思ったが、その留飲を下げる、その理由にはならなかった。だから探すしかないと思った。

その話しをするには、私が仕掛けた「一宮町議会儀議員選挙」(10月18日~10月23日投票)の選挙運動方法論にさかのぼって、それを分析する必要があった。

11月7日(昨日)は、その選挙に要した金銭の決算書提出日だったので、併せてローカル町議会選挙には、いくらかかったのかを、ここに提示してみたい。

私の場合、投票率有効投票数6467.56人の中の「41票人」であり、落選者としての数字は、参考にはならないだろうが、敗者の弁、として数字を羅列してみたい。

まず云っておきたいのは、法務局に預けた「供託金」を、再度自分の懐に戻せるか、という得票限度ラインというのが立候補者数で決まる。これも法定によって決められ、2020年一部改正によって町村議会選挙でも供託金が必要となった。

「一宮議会議員選挙」当該選挙の場合、定数14名、立候補者20名で、6名が落選者となる。
一律、15万円の「供託金」を納め、一定の得票を得ないと、それが没収となる。その唯一の該当者が私であり、その計算式は、有効投票総数(無効票を除く)を定数14で割って、それに届かない数、(45.814)がそのカットラインで、41に対して5票不足し没収が決定した。ちなみに、そのすぐ上の落選者得票数は82票であり、たまたま倍数というのも奇遇?とは思っていた。(それは全く受け入れ難い現実ストップモーションとして脳内を駆け巡った)。

そのことで何か変わるか、を説明しておく。当然、15万円という現金は「国庫」金庫に回され、税金の一部として補填される。
それだけではない、数々の特権がはく奪され、選挙にかかった諸費用(郵便はがきは除く)自費で賄うという決め事がある。

まず、何が必要で、何が必要でなかったか、記録帖をもとに表示する。

立候補する人(陣営)は公示日に立候補の届け出を行います。受付日は公示日1日のみです。朝の8時30分から17時までに都道府県の選挙管理委員会の指定する会場に行って手渡しします。郵送等によることなく、文書で選挙長に届け出なければなりません。
(電子申請の方が双方楽なのですが・・・>いまだにそのネット送受信システムにしてない選管の、業務怠慢 筆者つしま)

立候補に必要な申請書類 衆議院の場合
必要な書類は
・政党届出
・本人届出
・推薦届出
・候補者届出書(政党届出)
・供託証明書
・政党その他の政治団体の要領、党則、規約その他これらに相当するものを記載した文書
・候補者届出要件該当確認書
・候補者の重複届出をしていない旨の宣誓書
・候補者となることの同意書
・候補者となることが出来ないものでない旨の宣誓書
・候補者となるべき者の選定手続き等を記載した文書及び宣誓書
・候補者の戸籍の謄本又は妙本
・通称認定申請書および承諾書

続いて本人届出の場合の必要書類です。
・候補者届出書(本人届出)
・供託証明書
・候補者となることが出来ないものでない旨の宣誓書
・所属する政党(政治団体)に関する文書(無所属の場合は不要)
・団体所属証明書(政党や政治団体に所属していない場合は不要)
・候補者の戸籍の謄本又は妙本
・通称認定申請書および承諾書
続いて推薦届出の場合の必要書類です。
・候補者届出書(本人届出)
・供託証明書
・候補者推薦届出承諾書
・推薦届出者の選挙人名簿登録証明書
・候補者となることが出来ないものでない旨の宣誓書
・所属する政党(政治団体)に関する文書(無所属の場合は不要)
・団体所属証明書(政党や政治団体に所属していない場合は不要)
・候補者の戸籍の謄本又は妙本
・通称認定申請書および承諾書(ひらがな俗称芸名など)
立候補の届出は以上

次に、立候補の届け出が受理された後に、次の届出等がありまして、必要に応じてあらかじめ準備する必要があります。

出納責任者届出書
・候補者用:選挙事務所設置(異動)届
・候補者届出政党用:選挙事務所設置(異動)届
・選挙運動事務員等届出書
選挙運動用ビラ届出書
・選挙公報掲載申請書
政見放送申込書
・候補者経歴書
公費負担関係の届出等
(開票・選挙)立会人届出書
また、事前審査の際には、選挙運動用ポスターと選挙運動用ビラも各1枚提出します。住民票の写しも必要となります。
以上となります。
・選挙事務所用表札:1つ、選挙事務所の一口に掲示するもの
・選挙運動用自動車(船舶)表示板:届出候補者数が12人以下は一つ、自動車冷却器の全面等に掲出
・選挙運動用拡声器表示板:1つ。拡声器総和口の下部に掲出
・街頭演説用標旗:1つ、街頭演説の場合掲出
・自動車(船舶)乗車(船)員用腕章:4つ、乗車(船)中着用(候補者、運転者1名、船員を除く)
・選挙運動員用腕章:11こ、街頭演説に従事する者が着用
・候補者用通常葉書使用証明書:1つ、指定の日本郵便株式会社の支店、に提示し、無料葉書の交付、手持ち葉書の場合は選挙用表示を受ける。葉書は3万5000枚を使用できる。
・選挙運動用通常葉書差出標:70こ、選挙運動用葉書日本郵便株式会社の支店に差し出すときに添付する。1枚の差出表で500枚の葉書を差し出すことが出来る。
・候補者届出政党用通常葉書使用証明書:1つ、指定の日本郵便株式会社の支店に提示し、通常葉書の買受、手持ち葉書の場合は選挙用の表示を受ける。2万枚に届出候補者数を乗じて得た枚数の葉書を使用できる。
・選挙運動用ビラ証紙交付票:1つ、県選管に掲示して証紙の交付を受けるビラに証紙を貼付し頒布する。候補者のビラは届け出た2種類以内。
・選挙運動用ビラ証紙:7万枚
・新聞広告費掲載証明書:5つ、希望する新聞社に提出。候補者は1回につき1枚提出。政党は1回につき必要枚数を提出。
・公職の候補者旅客運賃後払い証:15こ、鉄道の各駅あるいはバス会社に提出し、無料で所定の券の交付を受ける。
・個人演説会用立札等表示板:5つ、会場外に掲出する立札看板に表示
・政党演説会用立札等表示板:選挙区ごとに2つ、会場外に掲出する立札看板に表示
・選挙運動用ポスター証紙交付票:1つ、県選管に掲示して証紙の交付を受けるポスターに証紙を貼付し掲示する
・選挙運動用ポスター証紙:選挙区ごとに1000。 かなりの量ですね・・・

事前審査で用意する書類は全て本番と同じで、すべて完璧な状態にしておくことが慣例となっております。事前審査で書類に不備がなければ、それらの書類は封印されて、選挙初日の届け出の際にそのまま提出すればOKといった状態になります。
以上です、立候補する人はこういった書類を集め、提出し、そして公職選挙法内で解釈して交付されたものを活用して選挙戦を行うこととなります。
皆さんの参考になりましたらこれ幸いです。

Dr. Hoshiken 
2021年10月12日 (参考資料衆議院立候補者の場合) 参考資料

※全項目書類は必要だが特に太字書類は重要

さて「事前審査」で精査し受理される、後は本審査を待つ

その複雑な書類をマニュアルに従い担当者に説明を受けて全部に記入する。

最初に戻り、「数々の特権(公費負担)がはく奪され、選挙にかかった諸費用(郵便はがきは除く)自費で賄うという決め事がある。」それで、まず納めた供託金が手元から消える。
さらに何項目かの役場からの「公費負担関係の届出類等」特権がはく奪される。
私の場合、必要最小限の選挙運動だったので大口出費は、「選挙用ポスター33枚定数」費用280500円の支払いを私費で払うことだった。その金額と、供託金150000円が、大口出費である。
後の事務人費用とか、電気ガス水道(5日間)とか、雑費総数は3万円程度で、たかが知れている。
まあ、指定決算書(出納簿)必要経費は、総額で382988円決算額として報告し提出、受理された。
この数字を見て事務方は、すぐわかるだろうが、そこに47512円をくわえて収支額となり、その没収対象であったか、なかったかで、実質選挙票が算出され、供託没収されない場合の実費47512円が、選挙費用である。

勿論、選挙規模(面積)の大小によってコストも変化し、7月10日参院選の選挙では、これも落選の憂いを被った乙武氏の話しをもとに訊けば3千万は必要だというはなしだった。

その差を計算したら大人と子供枠どころではなく、太陽と地球サイズの比較で私は、子供のような一宮町議会議員選挙を戦ったことになる。

その顛末記は、選挙中に綴った、選闘議事録(SNSアップ記事)をもとに、

「誰かに刷られた「怪文書」の出所さがし」

話を展開したい。

(長丁場になるので心して待機していただきたい 13時以降)

以下、別項目に移転した・・・

関連記事 「ピーター・ラスレット」 いま、なぜサード・エイジか」

人間科学研究 8-2 2001小 田 利 勝 いま、なぜサード・エイジか 


元記事


ゲームオーバーか、それとも挑戦か!
 自著記事

選挙、されど選挙、ですが、この田舎町有権者10214人の一票獲得を争ってやる選挙戦は、私個人としてはとてもエキサイトなものでした。
そんなことを口にすると、おまえアホか、と二の句が出ないでしょう。誰が云ったか知りませんが選挙は麻薬みたいなもの、あながち間違っていないようです。
いまからでも遅くない、あと2年もあるではないか、と心のヒダに隠れていて大胆な天使と、周到な悪魔が、ひそかに耳打ちするのです。

速報 毎日新聞 2022/10/24 15:00(最終更新 10/24 15:00) 
天国から皆様の素晴らしい活躍と我が国の発展を見られることを楽しみにしております――。銃撃事件で亡くなったはずの安倍晋三元首相が、そう語っているような音声が突如、インターネット上にアップされた。肉声をAI(人工知能)で再現したとするもので、公開は賛否両論が渦巻く国葬の2日前。制作したという「東京大学AI研究会」(東大AI研)と名乗る団体の実体ははっきりしない。誰が何のために。【金森崇之】
 9月25日、「AI安倍晋三元総理からのご挨拶」などと題した1~2分程度の音声数本が動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開された。
 いずれも、生前の写真とともに安倍元首相が有権者や若者に向けて語りかける構成だ。投稿者とする東大AI研は特設サイトで、安倍元首相の声を「優しくも、力強さを秘めた」と評し、AI技術で「よみがえらせた」と記した。 「東京大学人工知能研究会が総力を挙げて私の声を再現してくれました」 「7月の事件はあまりにもショッキングで、食事も喉を通らなかったり皆さんの心身に大きな衝撃をもたらしたと思います」 毎日新聞記事部分引用

24日の、そのニュースを多くのひとが見聞しているはずです。「安倍氏」がよみがえったと。(かつてのイギリス映画オーソン・ウェルズ監督)
それをよく観れば、かつての「美空ひばり」回顧動画と同じ手法で作られた、そのことが判りますが、日本中が右往左往している最中、突然の「安倍氏」動画遺影、それも天国からのご挨拶メッセージとなると、ただ事ではない、とみな思ったことでしょう。私もそう思いました。

これを読んだとき、咄嗟に、私の書いた「新聞広報」記事の或る部分が頭をかすめました。その「広報新聞」には「民主主義」の基本的なアプローチをかいたのです。
というのも、町政へのアプローチ訴え記事は、ごく限定的で、その内容も似通ってしまうので敢えて、それを避けたのですが、結果的にそれも良くなかった。そこには「宗教活動を維持する権利がある」という文が掲載してあり、時節柄、それはご法度な文言だった、というのを思い出した。

そもそも、そのAI動画配信した組織が、なんであるか判らない、という記事の説明がありました。

これは何かある、とそのとき思った(実は私の思いこみ違いだった)。それが何かというと、広報新聞に書いたその「宗教活動を維持する権利がある」、という説が、特定のある組織の逆鱗にふれ、私の選挙活動に割って入ってきた、と勘繰ったのです。

実際、アクセスの不具合とか「インターネットに接続されていません」とか、突然、それが頻繁に出るようになっていたからです。

「これは何かおかしい」と思うのは何の不思議もない、そう感じました。

その時に書いた記事は、自身の心情をリアルタイムで表現しているので、その一部分を抜粋掲載します。(2022/10/26付)

■毎日新聞は10月上旬、過去に公開されていた東大AI研のメールアドレス宛てに対面や電話での取材を申し込んだ。するとメールで質問への回答があった。
東大AI研
「東京大学工学部 電子情報工学科・電気電子工学科」へのリンクが張られていた。だが、同学部広報室は「工学部の公認団体ではない。活動実態は分からず調査は終了した」
これについて私個人も、検索したが、どれも、「ネット接続されてません」という表示でアクセスできない。なにか意図的な作為があると判断されます。
この関連記事と、動画は、いずれ検索できなくなると思われます。
(筆者 つしま昇)

早速、関連AI記事「美空ひばり」が公開された。
「AI美空ひばり」の舞台裏 「冗談でやっていいことではない」──故人をよみがえらせたヤマハの技術者の思い

「AI美空ひばり」の舞台裏 「冗談でやっていいことではない」──故人をよみがえらせたヤマハの技術者の思い
ヤマハがAIの技術を活用して故・美空ひばりさんの歌声を再現し、新曲を披露した。実際に開発を行った研究者は何を考えていたのか
だからAI動画というのは、すでに作られていて、今回、そこに安倍氏慰霊が登場した、ということである。
その「東大IPC」fは東京大学協創プラットフォーム開発株式会社(以下東大IPC)は日本の官民ファンド。唯一の東大100%子会社として2016年に設立された投資事業会社である。主に東京大学の研究成果や人材を活用したベンチャー企業を投資対象とし、起業支援や投資・育成、カーブアウト支援を行う。起業支援は学生も対象とし、東京大学を中心としたイノベーション・エコシステムの拡大・発展を担っている。 とサイトの説明だった。
それと関連していると思われた記事の一説「宗教活動を維持する権利がある」という項目(東大IPCイノベーター理論)が書かれている。
それはことさら特別な民主主義文言ではないが、時節柄を考慮すれば、自民党と「旧統一教会」の一蓮托生を重ね合わせると、非常に重い意味に取れ、場合によってはそれに否定的アクションを取る人もいる。
それを「公」の場で引用記事にして掲載したとしても、そんな観点で、判断すれば由としない反対者は必ずいる。そしてそれを掲載したのが「一宮町議会議員一般選挙公報」(一宮町選挙管理委員会)の新聞であり、私の記事がそこに載った(候補者20名の全員記事掲載)。
そして投票日23日を向かえ、翌24日の朝には、各候補の当落が発表された。私の場合、その選挙初挑戦では、ネット戦略を主として「選挙カー」一切使わなかった。 部分抜粋記事

ゲームオーバーかそれも挑戦か? より抜粋



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構成編集 #つしま昇


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