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クリスチャン・スモールズ「一兆分の一戦い」

喉元過ぎれば欧米資本主義経済の破綻、はしない

クリスチャン・スモールズの「一兆分の一の戦い」

最低賃金を上げろ! アマゾンの元従業員ら、ベゾスCEOの自宅前で抗議
Aug. 31, 2020, 04:45 AM BUSINESS7,246 Aaron Holmes
アメリカでは8月27日、アマゾンの従業員の賃金アップを求める100人以上の人々が同社のCEOジェフ・ベゾス氏のワシントンD.C.にある自宅前に集まり、玄関前にギロチンを設置した。この抗議活動は、ベゾス氏の純資産が2000億ドルを超え、史上最も裕福な人物になったとフォーブスが報じた翌日に行われた。パンデミック(世界的な大流行)を受け、アマゾンの売り上げが急増したことで、ベゾス氏の資産は1月から約850億ドル増えた。

ワシントン・エグザミナー紙の記者がツイッターに投稿した動画は、アマゾンの倉庫の元従業員で同社を批判してきたクリスチャン・スモールズ氏がベゾス氏の資産が急増していることに照らし合わせて、従業員の最低賃金を時給15ドルから30ドルに引き上げるよう求めている様子を捉えている。今回の抗議活動はスモールズ氏が設立した団体「Congress of Essential Workers」が指揮した。スモールズ氏はスタテンアイランドにあるアマゾンの倉庫から解雇された。同氏は、従業員の1人が検査で陽性となった後、ストライキを主導したことへの報復として自分は解雇されたと主張しているが、アマゾンはこれを否定した。それ以来、スモールズ氏は8月10日にニューヨークにあるベゾス氏のアパートの外で行われた抗議活動を含め、アマゾンやベゾス氏を標的とした複数の抗議活動を指揮している。それ以来、スモールズ氏は8月10日にニューヨークにあるベゾス氏のアパートの外で行われた抗議活動を含め、アマゾンやベゾス氏を標的とした複数の抗議活動を指揮している。



世界の富豪トップ10人、パンデミック中に資産が倍増=NGO

BBCニュース 2022年01月18日 16:27 (配信日時 01月18日 15:19)

世界パンデミックで、世界の大富豪はいちだんと裕福になり、その一方で貧困状態で暮らす人は増加した――。国際NGOオックスファムが17日、そんな内容の報告書を発表した。

"合計172兆円に" オックスファムの報告書は、米誌フォーブスから引用して、次の各氏が世界トップ10の富豪だとしている。

イーロン・マスク(米テスラ最高経営責任者=CEO)、ジェフ・ベゾス(米アマゾン創業者)、ベルナール・アルノー(仏LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン会長)と家族、ビル・ゲイツ(米マイクロソフト創業者)、ラリー・エリソン(米オラクル創業者)、ラリー・ペイジ(米グーグル創業者)、サーゲイ・ブリン(同)、マーク・ザッカーバーグ(米メタCEO)、スティーヴ・バルマー(米マイクロソフト元CEO)、ウォーレン・バフェット(米投資家)。
報告書によると、これら10人の資産の合計は、2020年3月の7000億ドル(約80兆円)から、2021年11月には1兆5000億ドル(約172兆円)に膨らんだ。ただ、マスク氏の資産が1000%以上増えた一方、ゲイツ氏の増加は30%ほどにとどまるなど、個人差が大きかったという。**

先日、そんな記事を書いたばかりで、富裕者の「天文学的」保有金額の話しをしても、一市民にとって、毒にも薬にもならない。

しかし、その当事者達は、まったく「馬耳東風」ということもなかったようで、ここにきて、われわれ金持ちたちに課税しろ、という意見をした。そんなニュースがあったので、記事にした。

いままで富裕層のイメージは、余った金の使途に腐心し、タックスヘイブンして、なお隠せない金をロンダリングして、私服を肥す、そんなイメージしかない。また、時節柄のリップサービスして、喉元過ぎれば、もとに戻ると、誰もが思っている。
もともと、そんな世界にまったく縁のないわれわれは、それを想像するしかないからだ。


西洋の植民地主義的歴史は簡単には消えない

「私たちに課税を」世界1パーセントの富裕層

「私たちに課税を」 世界の富豪102人、富裕税の導入呼び掛け

2022/1/20(木) 16:28配信 AFPBB News AFP=時事(2018年5月23日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】
 世界の富豪102人が19日、「今こそ私たち富裕層に課税を」と、政財界のリーダーに富裕税の導入を呼び掛ける異例の書簡を公表した。
書簡は、世界経済フォーラム(WEF)が主催するオンライン会議「ダボス・アジェンダ(Davos Agenda)」に合わせて、「パトリオティック・ミリオネアズ(Patriotic Millionaires)」や国際NGOオックスファム・インターナショナル(Oxfam International)などによって公表された。
 署名したのは、米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニー(Walt Disney)共同創業者の孫アビゲイル・ディズニー(Abigail Disney)氏ら米、カナダ、独、英、デンマーク、ノルウェー、豪、オランダ、イランの富豪。
 102人は現行の課税制度は不公平で「富める者がより豊かになるよう意図的に設計されている」と批判した上で、「世界のすべての国は、富裕層に適正な税負担を求めなければならない」「今こそ私たち富裕層に課税を」と訴えた。
「パンデミックのこの2年間、世界がとてつもない苦しみを味わう一方、われわれの富は増加した。しかし、適正な税を負担したと心から言える者はほとんどいないと言えるだろう」
 パトリオティック・ミリオネアズなどが実施した調査によると、資産500万ドル(約5億7000万円)以上で2%、5000万ドル(約57億円)以上で3%、10億ドル(約1140億円)以上で5%の富裕税を導入すれば、毎年2兆5200億ドル(約288兆円)が集まる見込み。全人類にワクチンを提供し、23億人を貧困から脱却させるのに十分な額だという。
 オックスファムは17日、世界の富豪上位10人が、パンデミック(世界的な大流行)の2年間で総資産を2倍以上の1兆5000億ドル(約172兆円)に増やす一方、貧困層は増加し格差が拡大したとする報告書を発表した。【翻訳編集】 AFPBB News


オランダ国王、奴隷が描かれた「黄金の馬車」の使用を休止2022-01-17 11:38World eye AFPBBNews【ハーグAFP=時事】オランダのウィレム・アレクサンダー国王は13日、人種差別をめぐる議論の的となっていた「黄金の馬車」について、使用を休止すると発表した。

≪写真はオランダ王室の「黄金の馬車」≫

AFPBBNews


 問題視されているのは、車体の左側面に描かれた奴隷の絵。カカオの実やサトウキビなどの作物を、黒人がひざまずいて白人領主に献上する様子が描かれている。
 中央には、オランダを象徴する白人女性が玉座に着き、その横に立つ若い白人男性が黒人少年に本を手渡している。制作者は1896年に、これは「文明」を表していると語っていた。

 国王は公式動画の中で「われわれは過去を書き換えることはできないが、共に受け入れる努力をすることはできる。これは植民地時代の歴史にも言える」と話した。

 その上で「黄金の馬車は、オランダの準備が整うまで使用されない。そして、今はまだその時ではない」と明言した国王は、「日常的に差別の痛みを感じる人々がオランダにいる限り、過去は現在に影を落とす」との考えを示した。

 米国で「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」運動が巻き起こって以来、他の欧州諸国同様、オランダでも過去の植民地主義や奴隷制をめぐる議論が再燃している。
【翻訳編集AFPBBNews】








中央には、オランダを象徴する白人女性が玉座に着き、その横に立つ若い白人男性が黒人少年に本を手渡している。制作者は1896年に、これは「文明」を表していると語っていた。

 国王は公式動画の中で「われわれは過去を書き換えることはできないが、共に受け入れる努力をすることはできる。これは植民地時代の歴史にも言える」と話した。

 その上で「黄金の馬車は、オランダの準備が整うまで使用されない。そして、今はまだその時ではない」と明言した国王は、「日常的に差別の痛みを感じる人々がオランダにいる限り、過去は現在に影を落とす」との考えを示した。

 米国で「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」運動が巻き起こって以来、他の欧州諸国同様、オランダでも過去の植民地主義や奴隷制をめぐる議論が再燃している。
【翻訳編集AFPBBNews】



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